革命のライオン 小説フランス革命 1 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2011年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087467383

作品紹介・あらすじ

フランス革命を描きつくす超大作
時は1789年。破産の危機に瀕したフランス王国で、苦しむ民衆が国王と貴族を相手に立ち上がった。男たちの理想が、野望が、執念が、歴史を大きく動かしてゆく。歴史巨編、開幕!(解説/池上 彰)

みんなの感想まとめ

歴史の教科書では知ることができなかったフランス革命の真実が、物語として生き生きと描かれています。登場人物たちは、教科書で名を馳せたネッケルやロベスピエール、マリーアントワネットなど、歴史的な偉人たちで...

感想・レビュー・書評

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  • “財務長官”ネッケル、“国王”ルイ16世、“浪費夫人”マリーアントワネット、“怪物”ミラボー、“弁護士”ロベスピエール、“僧侶”シェイエス…
    世界史の授業で一度は聞いたことのある名前、人物がこの本の中では生きています。一たび読み始めれば、教科書という枠を決してはみ出ることのなかった、名前と実績しか知らなかった歴史上の偉人たちが生き生きと動き始めます。

    「身分の不平等」という世の中の不条理に対して、平等を勝ち取ろうと奮闘する人々の苦悩や考え方を生々しく感じるでしょう。それぞれの人物の描写や設定がきめ細かく、「知識・教養」でしかなかった彼らが互いに有機的に結び付いていくと思います。聖職者や貴族身分の絶対的とも言える地位が如何にして覆されていくのか。フランス革命について詳しくなるのはもちろん、単に物語としても楽しめると思います。

  • 文庫化を待ち望んでいた一冊である。
    フランス革命は、歴史の教科書で習ってきただけなので、出てくる人物等すべて新鮮で、あっという間に読了した。2巻以降楽しみである。

  • なんかなんとなく上手く行ったという感じであんまり納得感がありませんでした。

  • フランス革命を物語形式で知りたい人におすすめ

    うわ、歴史小説かぁ。難しいだろうな、という先入観をぶち壊してくれる。
    世界史の知識は必要かも、三部会とかネッケル、ロベスピエール、ミラボーが誰かとかを分かってると入り込みやすくなります。
    情景描写もほどよくて、物語も短く展開され続けりから読みやすい。

  • 恐怖政治を敷いたことで有名なロベスピエールの弱々しい態度に驚いた。またミラボーという貴族の存在が威風堂々といった感じだった。
    ただ歴史を学んでいてはわからない当時の人たちの雰囲気みたいなものが伝わって、おもしろい。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    1巻を読んだ感想はミラボーの存在感
    当然、ミラボーの名前は知っているが、こんなに存在感がある人物で初期における重要人物だったのかと意外だった。
    ロベスピエールはなんだか普通の青年といった感じだが、ここからフランス革命の経験を経て、とんでもないことになると思うと非常に印象的だ。

  • ・出た当時から気になってて、やっと読み始めた。タイトルどおり、小説としてフランス革命を描いてて、読みやすい。
    ・今のところミラボーとロベスピエールを中心に物語が展開してて、物語の舞台は議会。
    ・歴史にしろ何にしろ、物語という形式で見せてくれると、頭に入りやすい。ゆっくり最後まで楽しみたい。

  • 人が色々と出てくるけど混乱しないで済む読みやすさがあるかな。

  • やんごとない連中気に入らないお話し

  • 小説というだけあって読みやすいです。主にミラボーとロベスピエールを中心に話が進みます。
    「第三身分とは何か。ーすべてである。」そこに革命の始まりが感じられました。

  • ヴェルサイユ
    ドーフィネ方式
    プロヴァンス
    気づき
    嫌われて
    選挙運動
    マルセイユ
    指導者
    小革命
    パリ
    焦り
    議員行進
    新聞
    議場
    開会
    議員資格審査
    空転
    処女演説
    貴族の館
    引け目
    シェイエス
    女と同じ
    合流
    投票

    第68回毎日出版文化賞特別賞
    著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家)

  • 理想に燃えるロベスピエールと、清濁併せ呑むというか、場の空気を読みつつ臨機応変に動くミラボー。ミラボー格好いい!とても放蕩貴族とは思えないw

  • 挫折

  • フランス革命が始まった年とされる1789年、全国三部会に集まった議員たちはそれほどの認識を持っていた訳ではないのだろう。なんとなくくすぶる人々の不満に、火を付けるのは言葉を持つ人である。この大群像劇のトップを飾るのは不良貴族のミラボー。佐藤氏の筆を借りて語られるミラボーの言葉は、心を動かす力があって面白い。

  • 世界史は苦手で、フランス革命についての知識はベルサイユのばらで知ったレベルの私なので、ついていけるか心配だったのですが、楽しめてます。

    国王と貴族、そして平民の三角関係から始まるところが、なかなかに新鮮です。

  • 若い気持ちになれる。

  • 新書文庫

  • 全巻文庫で集めて満を持してのスタート。第1巻はミラボーの活躍を中心に、三部会の召集と、第一身分の合流までの話。まだまだ序盤だが、この先の展開が楽しみ。フランス革命についてよく知っているつもりの自分なので、知らない人が読むとどのように感じるかが分からない。よく知っている側からすれば、第一巻は知っている話ばかりで、小説を読んでいるというよりは、教科書をなぞっている感じがしてします。第2巻以降、ここにそれぞれ個性豊かなフランス革命の主人公たちの感情が入ってくれば盛り上がること間違えなし。期待を込めて読み進めていく。

  • 綺麗に並んだ背表紙に吸い寄せられるように手に取り、借りてきてしまいました…。長そうだなぁ、讀みきれるかなぁ、という不安もありましたが、意外に序盤から面白い。フランス革命といえば、マリー・アントワネットの印象が強烈です。でもあそこまで大きな事になるには、きっと小さな出来事がたくさん重なっていったのでしょうね。これから、どんな風に時代が動いていったのか、楽しみに読んでいきたいと思います。ミラボーが強烈でした(笑)

  • 秀逸❗️その一言❗️現在、過去、未来の世界の政体、そして人間の欲と理想を非常に考えさせられた。最終巻の解説は非常に示唆に富む。
    「己が欲を持ち、持つことを自覚して恥じるからこそ、他人にも寛容になれるのだ。独裁というような冷酷な真似ができるのは、反対に自分の欲がないからだ。世のため、人のためだからこそ、躊躇なく人を殺せる」
    「しかし、私は自分にこそ常に厳しく接していたい。いや、それは私だけの話であってもならないはずです。なんとなれば、もう皆が立派な市民なのです。人権を与えられた自律的な存在であるからには、これからの世ではフランスの万民が常に自分に厳しく接し、また全ての振る舞いに責任を持つべきなのです」
    「それは無理だ」
    「どうして」
    「人間は君が思うより、ずっと弱くて醜い生き物だからだよ。とことん純粋な民主主義をやれるほど、強い生き物でもない」

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著者プロフィール

佐藤 賢一(さとう・けんいち):1968年、山形県生まれ。東北大学大学院でフランス中世史を専攻する。1993年、「ジャガーになった男」で、小説すばる新人賞を受賞してデビュー。1999年、『王妃の離婚』で直木賞を受賞。2014年には『小説フランス革命」で毎日出版文化賞特別賞、2020年に『ナポレオン』全3巻で司馬遼太郎賞、2023年に『チャンバラ』で中央公論文芸賞を受賞した 。他の著書に『傭兵ピエール』『二人のガスコン』『オクシタニア』『女信長』『新徴組』『ラ・ミッション 軍事顧問ブリュネ』『遺訓』『最終飛行』など多数。

「2025年 『歴史小説のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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