- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087467505
作品紹介・あらすじ
2011年3月11日、東日本大地震が発生!かつて阪神・淡路大震災で被災して、再建を果たした神戸の中華料理店。そのアルバイト店員・清美は気仙沼近くの出身で、実家とまったく連絡がとれない。店主の長男・勇太は、トランペットのオーディションを諦め、彼女を実家に送るため、支援物資を載せたバンを走らせる。なんとか彼女の故郷にたどり着くが…。復興への思いを込めて綴る長編ロードノベル。
感想・レビュー・書評
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東日本大地震の被災地に、神戸からバンで向かった主人公たち。支援物資を届け、行方不明の家族を探し、避難所をまわる。高嶋哲夫氏と言えば、シリアスな長編というイメージだったが、本作は主人公達がちゃらく描かれているためか軽く感じられた。
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20240217
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東日本大震災の後、人探しと物資を運ぶ為に被災地に行く話。
こんな形での震災を小説に表す方法があるんだなぁと思った。
震災直後の被災地の様子が伝わってきます。
小説というよりドキュメンタリーに近い感じです。 -
20171005読破
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3.11直後の被災地を描いた作品。
魂を揺さぶられる作品と個人的には思う。 -
東日本大震災の直後に、神戸から支援物資を載せたバンが走り出す。
神戸での震災の経験から、父親が持たせた魔法の箱が良い。
軽いタッチで描いているため、被災した側の気持ちがあまり伝わってこず、少し物足りなさも感じるが、若い方に読んでもらうのには良いと思う。 -
実家の中華料理店でバイトしている福島県出身の大学生らと被災地へのりこむ
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少し軽い感じがしました。
ちょっと表面的な支援を描いてる風に感じでしまった。 -
地震と共存する国、ニッポン
地震を避けることはできないが、被害が出たあと、どう対策するか。
過去の被災地神戸が現在困っている東北を助ける。
当たり前のようにできることが素晴らしいと感じる。