恋愛嫌い (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.35
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本棚登録 : 392
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467512

作品紹介・あらすじ

女の世界は恋の話題で溢れている。でも、なじめない人間だっている。恋愛願望がなく、感情に溺れられない29歳の喜世美。猫と同居し、ブログでだけ自分を解放できる26歳の翔子。勤続12年、次長の肩書きもあるベテランだが「前向き」が嫌いな35歳の鈴枝。男とつきあったことがないわけじゃないけれど、恋愛は苦手-そんな女性たちの本音をリアルに軽やかに描き、明日へのエールをおくる小説集。

感想・レビュー・書評

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  • kamosigiさんより。
    わたしにとっても平 安寿子はすっかりお馴染みになりつつあります。

    今の自分はどっちかっていうと恋愛モードじゃないので、
    読み始めはどんな感じだろう?と探りながらだったけど、
    読み始めてみるとそこは持っていきかたがうまい!3人がうまく絡んで、
    それぞれのストーリーも興味深く、
    女として、いろいろ考えさせられて、どの世代にも、どの環境でも楽しめる作品になっているのでは、と感じます。

    余談だけど、ストーリーの中に映画ネタがたくさん出てくるので、
    映画好きのわたしには別視点からもおもしろかった。
    思わずその作品観たくなってしまった。
    でもまさか、内田けんじまで登場するとは・・・
    平さん、好きなのかな・・・。
    (バレエやオペラがお好きとは、エッセイを読んで知っていたが・・・)

  • 世の中の「恋愛至上主義」へのアンチテーゼ。

  • 文学

  • 年齢も職業もバラバラ、でもランチ仲間として親しくしている女性3人組。
    だけど3人とも、こぞって恋愛が苦手で…――。

    いやー、面白かった!
    とくに、日課のブログ更新でしか自分を解放できない女・翔子のエピソード(↓)が色々と考えさせられた。

    「一人で生きちゃ、ダメですか」
    ネット上ではうまくコミュニケーションとれる相手でも、リアルではちょっと…っていうのが、このSNS時代において大いに共感を得そうだなと思った。笑
    作家・永井荷風の生き様についての話は、現代の孤独死問題について考える上でも、なかなか興味深い逸話だった。
    「キャント・バイ・ミー・ラブ」
    お金持ちに見初められるシンデレラストーリーは、恋愛映画やロマンス小説じゃ王道だけど…そこでお金の魅力に流されないのがすごい!偉い!笑
    それをやっちゃったら、私は私でなくなっちゃう!と言えるだけの“自分”を持っている人じゃないと、なかなかその誘惑は振り切れないものよねー。
    自分にとって何がいちばん大切なのか?は、人それぞれ。見失わないようにしたいなと思った。

    ラストは突然の展開に驚いた…!
    恋愛が苦手な人の結婚ってなると、こういうかたち(というか理由?)もありなのかな、と思った。
    なるほど、「恋より愛を」ね。笑

  • じわじわ、ああそうだよねえって感じていく話でした。わたしは主人公たちと違って、モテないし経験も少ないけど、彼女たちと同じようにそんなに恋愛にはガツガツしていなくて、共感できることも多くありました。男性が苦手というか、自分では翔子に近いなって思います。わたしは年下好きなので鈴枝が一番憧れるなあって思いました。格好いいお姉さんになりたかった。なれなかった。
    ちょっと色々抉られた面もあるので評価は星4で。

  • 恋愛第一主義ではなく、仕事や趣味があり、いざ恋愛のことを考えてもどこかどっぷり浸かれない体質の三人の女性たちが代わる代わる主人公となっている。
    既婚の身でいうのもなんなんですけど、恋愛に浸かれない感じ、結構わかる。
    恋のときめきがどうとか、なんか素の自分と違う感じがするというか。
    恋愛の形、それだけじゃなくて夫婦の形、育児の形って人それぞれで、熱烈な感情を伴わないこともある。
    私の場合は「ああ、こういう場合に自分ってこういう気持ちになるんだ」「あー、こういうことをするとこういうレスポンスが返ってくるんだ。いろいろ考えてはいたけど予想の範囲外だったわ」みたいに冷静に分析してることがある(笑)。

    とくに「ああ、あるある! 私だわ」と思ったのが
    「一人で生きちゃ、ダメですか」で語り手を務めていた翔子。彼女がブログ友のこぶ茶とはじめて外で会った時のすれ違いぶり。男女でなくて同性でも、学校や会社の枠を外れた先で初めて会うと何をどう言っていいかわからなかったりする。
    気は合うはずなので、なんか一言でもかみ合えば、翔子とこぶ茶はうまく行っていたような気がします。

    あと、読んでいて、最年長の鈴江は部下の内藤くんとくっつくとばかり思ってたんだけど、最後の喜世美の結婚式の話で別の人と意気投合していましたね。
    鈴江の結末は書いてなかったけど、鈴江・喜世美の義兄・内藤を軸にした話も読んでみたいです。

  • ブログから出会う話、これがリアルよな。

  • 女子の本音が詰まっている本ですねー。
    私もそうですが、独身の女性ほど共感できるんじゃないかと思います。

  • 【76/10000】
    恋愛嫌い
    平あすこ

    ★★★★★
    結婚しなきゃいけない、一人が寂しいなどなどから婚活、恋活が激化する現代。
    そんな現代のちょっと寂しい女性を描いた小説。
    「恋愛なんて得意な人が多かったらこんなメイクの仕方やテクニックなどが溢れかえっていない」というセリフにうなづけた。

  • 電車内で読むにはちょっと恥ずかしい内容だった。後半からこの本の登場人物に繋がりがあることに気付いて、あっという間に読めた。特にキャリアウーマンとバーテンとの話しが面白い。

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