- 集英社 (2011年10月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784087467512
作品紹介・あらすじ
恋が苦手なんて、女子失格ですか?
「恋が苦手で感情が足りないと言われる」「一人になるとほっとする」「“前向き"に反感を覚える」「諦め上手」…そんな“アンチ恋愛"体質の女性たちを描く、本音満載ガールズ小説。(解説/瀧井朝世)
感想・レビュー・書評
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kamosigiさんより。
わたしにとっても平 安寿子はすっかりお馴染みになりつつあります。
今の自分はどっちかっていうと恋愛モードじゃないので、
読み始めはどんな感じだろう?と探りながらだったけど、
読み始めてみるとそこは持っていきかたがうまい!3人がうまく絡んで、
それぞれのストーリーも興味深く、
女として、いろいろ考えさせられて、どの世代にも、どの環境でも楽しめる作品になっているのでは、と感じます。
余談だけど、ストーリーの中に映画ネタがたくさん出てくるので、
映画好きのわたしには別視点からもおもしろかった。
思わずその作品観たくなってしまった。
でもまさか、内田けんじまで登場するとは・・・
平さん、好きなのかな・・・。
(バレエやオペラがお好きとは、エッセイを読んで知っていたが・・・)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恋愛願望がなく感情に溺れられない29歳の喜世美。ブログで自分を解放できる26歳の翔子。仕事は出来るが前向きが嫌いな35歳鈴枝。三人の連作短編。女性の生き方はいろいろで恋愛の仕方もいろいろ。最後の話が意外性があってよかった。
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多分、私の未来。
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【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
読みやすかったです。
が。
共感できるかと言われるとうーん・・・
最後にいきなり結婚する展開についていけず、結婚する理由も理解できませんでした。
『一人で生きちゃ、ダメですか』がいちばん好きでした。 -
世の中の「恋愛至上主義」へのアンチテーゼ。
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文学
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ブログから出会う話、これがリアルよな。
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【76/10000】
恋愛嫌い
平あすこ
★★★★★
結婚しなきゃいけない、一人が寂しいなどなどから婚活、恋活が激化する現代。
そんな現代のちょっと寂しい女性を描いた小説。
「恋愛なんて得意な人が多かったらこんなメイクの仕方やテクニックなどが溢れかえっていない」というセリフにうなづけた。 -
電車内で読むにはちょっと恥ずかしい内容だった。後半からこの本の登場人物に繋がりがあることに気付いて、あっという間に読めた。特にキャリアウーマンとバーテンとの話しが面白い。
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タイトルに惹かれて購入。
これは好き嫌いが分かれるな、と思いました。
自分にとっては良い作品でしたけどね!
登場人物と自分の年齢はだいぶ離れているけど、共感できるところがたくさんあり、ひたすら「わかるわ~」と思いながら読んでいました。
自分は恋愛トークなど苦手なタイプで、みんなの話を聞き、適当に相槌をうってその場をしのぐタイプだから共感できたのかもしれませんね(笑)
『一人で生きちゃ、ダメですか』『前向き嫌い』この2つは特に面白かったです。
残念なところは一番はじめの話があんまりだったことですかね。なので☆4で -
たまたまランチに相席して仲良くなった女性3人組。共通するのは全員恋愛至上主義的な風潮に違和感を感じていること、という形で短編を主人公を変えながらオムニバス形式で語られる小説。言っていることは真っ当と言えば真っ当なことばかりで、確かに人と人とが一緒になるというのは難しいような中々ありえないようなとも感じる。
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恋愛に重きをおかないけど、それなりにチャンスはくる。
年齢も職種も違う3人の独身女性のそれぞれの恋愛物語。
女性の本音が満載といった感じでしょうか。
個人的には恋愛至上主義なので、敢えて反対の言葉に惹かれて読んでみました。
理解し難い部分も多かったですけど、こういう考え方もあるんだなぁと。
小説を読んでいるというよりは、女友達の話を聞いているような。
そんな不思議な感覚で読み終えました。 -
確かに、寝ても覚めても「恋愛」のことばかり考えているわけではないのですよね~。いろいろやらなきゃいけないこととか、やりたいこととかあって。うんうん。…それでもやっぱり、魚の小骨のようにチクリと不安になるのか「恋愛嫌いのままでいいのだろうか…」と。
この3人の女性が、男性だったら物語はどうなるんだろう?なんて思いました。男性が主人公の恋愛小説って??? -
タイトルに惹かれて読みました。「恋が苦手で」「前向き嫌い」「あきらめ上手」等々、各章のタイトルもうまいなと。 鈴枝と翔子を足して割ったのが自分のような気もしてきたのは、私も恋愛苦手な質だからなのかも。
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三人の恋愛がうまくいかない女の人たちの短編連作小説。読みやすい文体で、平易な表現…というか完全口語体で感情が描かれるので、ノリの良さについクスッときたり。面白かった。後味も良いし、女の人たちがなんだかんだカッコよくて素敵だったー
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タイトルが面白そうで読んでみたが最初の小説がびっくりするくらいつまらなかったです こういう女も男もありきたりすぎ
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自分と合いそうな人々が書かれてそう、気が合いそうと思って、ブックオフで購入。
恋愛にプライオリティをおかない3人の女性の日々を中心に展開する物語。
3人の女性は勤務先は異なるけど、お昼ご飯だけ一緒に食べる仲間。そのランチタイムはそれぞれのプライベートに立ち入ることのない、居心地のよい場所。
そこにとても共感できた。
彼女たちが置かれる、会社では、「恋愛好き」でなくてはならないコミュニティがあって、そこから解放されるのが、そのランチタイム。
あの人が好き、彼氏はいるのか、結婚するのか・・などなどの会話であふれる世界の中で迷いながらも、結局は自分の感性に従い、自分の生きる場所で生きていく。
あー私も同じ居心地の悪さを感じてきたな~と、共感。
恋愛が嫌いというより、「恋愛バナシ」が苦手で、
修学旅行の夜は嫌だったな~。笑
「結局、恋愛の悩みを語りたい♡と言いながら、自分の経験を話して、優位にたちたいだけだよね、みんな。」と、冷めた中高生でした。
ネクラでおデブな人に、恋愛は関係のないことと思っていたので、というか、人を好きになるなど恐れ多いと思っていたので、寝たふりをすることにしていた。
恋愛していることや、彼氏がいるという自分でいたい、社会からどう見えてるかが根元にはある。
女子のコミュニティがニガテだったけど、恋愛についてのおしゃべりは、自分の場所をつくる共通の言語。
自己の個性を決めるラベルになってるんじゃないかと、思う。
人を好きになるとかっていうのはそういうことなのか?当時の違和感はそれだったのね。
ここに描かれる女性は、そうした巷の価値観に違和感を持ち、感性のままにいきている。
男も女も、相手を見ているようで見ていないものかもしれないと思った。見ているのは、自分が社会からどう見えるか。相手を見ているようで、自分を見ている。
それが支配する愛や、自己愛なんだよな~と思った。
で、ここまで書いて、恋愛嫌いというよりは、恋愛の話、恋愛を中心としたコミュニティが嫌いってことかもしれないと思った。
平安寿子さん、毒があっていいですね!
ゆるふわ系の方かと勝手に思っていた。
下記印象に残ったところ
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「この魚やエビは、前向きに生きなきゃなんて、思ってやしないよね。」
「前にしか進めないみたいですけどね。」
「アハ」
何も考えずに、ただ、生きているだけだ。
本当の前向きって、そういうことじゃないのか。
「ああ、でも、エビは後ずさりしますよ。危険を感じたときなんかはね。魚は身体の構造上、バックはできないけど、Uターンはします。獲物を捕る時、知らん顔でとおり過ぎて、素早くUターンしてパクリ。後ろ向きをやらないわけじゃない。」
「そうか。生存本能のなせるわざでしょうね。」
生存本能ね。その言葉が一番落ち着くかな。
なぜ、生きるかって?生存本能があるからです。
どう生きたいかって?知りません。生存本能に任せてますから。
平安寿子の作品
