笑酔亭梅寿謎解噺 4 ハナシがうごく! (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 149
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467567

感想・レビュー・書評

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  • 目次
    ・二人癖
    ・仔猫
    ・兵庫船(ひょうごぶね)
    ・皿屋敷
    ・猫の忠信
    ・鬼あざみ
    ・牛の丸薬(うしのがんじ)
    ・ひとり酒盛

    松茸芸能を旅出した梅寿一門(の半分)だったけど、今巻無事に手打ちで、全員松茸芸能に復帰することになった。
    復帰したって、人のいうことなんか聞きゃしない、やりたい放題の梅寿は変わらない。
    やれやれと思いながら振り回される、一門の弟子たち。

    梅駆の昔のロック仲間がインディーズデビューしたことがきっかけで、梅駆にも落語のCDをリリースするという話が転がり込む。
    弟子に負けたくなんかない梅寿は松茸芸能が出すCD話に一度は乗るが、歌のレコーディングのように、いいところを切り張りした落語のCDを作るということに腹を立て、CD話は流れてしまう。

    策を弄して、梅駆のCDに便乗して自分のCDリリースもちゃっかり決めた時、梅寿に人間国宝の話が!
    手のひらを返したようにCD製作に乗り出してくる松茸芸能と徹底抗戦する梅寿。

    というストーリーは一応あるものの、これはキャラクター小説なので、梅寿がとことん弟子たちに理不尽で、なのに人知れず困っている人たちに救いの手をさしのべているところが、落語の人情話のようで、いいんだなあ。

    梅駆は主人公のくせに、どうもパッとしない。
    才能はあるのに、本当は落語が好きなのに、稽古に励むということがない。
    もしこれが、梅駆の成長物語として書かれたのであれば、全然成長していない失敗作ということになる。
    次はいよいよ最終巻。
    今度こそ腹をくくって、落語を極めてほしい。

  • 梅寿師匠、究極のツンデレじじいだな。笑酔亭梅寿と春桜亭円紫、そりゃ弟子入りするなら、円紫さんでしょう。大阪と東京の違いはあるにせよ…。梅寿師匠の啖呵は胸がすくけどね。竜二は何だかんだ言っても、人が良くて、心優しい。噺家としてプラスになる素質かな。

  • シリーズ4作目。
    他の人も書いていますが、謎解きはどうなったのかというぐらいに薄まっています。
    タイトルどおり物語が「うごく」感じです。
    読み始めたらやめられなくなる一種の中毒ですね。
    続きが気になります。

  • ハナシがひどい

  •  竜二がアホで梅寿師匠もアホで、基本的に登場人物にろくな人間しかおらず、面白い。

  • 借本。

  • シリーズ4作目。謎解きはなくなったが、竜二の成長ぶりが楽しみ。やっと年季明けかあ。これからが大変だね。相変わらずの師匠が素敵!ついつい登場人物を現実の人々と重ね合わせてニヤニヤしてしまう。2013.3

  • 913.6 タ 登録番号9371

  • もはや謎解噺とは言えない?でも落語好きにはたまりません、師匠素敵すぎ!

  • 落語ブームのはずなのに、なぜか笑酔亭梅寿一門だけは食うや食わずの極貧生活。バイトに明け暮れる竜二も、気がつけば入門三年目、大きな節目を迎えていた。事務所にナイショの闇営業に励んだり、落語CDリリースの話が転がり込んだり、漫才師の登竜門「M壱」に挑戦したり••••••。芸人としての迷いに直面しながらも、落語の奥深さにますます魅了されていく竜二の成長を描くシリーズ第四弾。

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著者プロフィール

1962年大阪市生まれ。「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で星雲賞国内短編賞を受賞。09年「渋い夢」で日本推理作家協会短編部門を受賞。「水霊」「忘却の船に流れは光」「落下する緑」「笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ」「伝奇学園シリーズ」など著書多数。近著は『アケルダマ』『イルカは笑う』『猫と忍者と太閤さん』など。ジャンルを問わず活躍中。

「2018年 『警視庁陰陽寮オニマル 魔都の貴公子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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