十津川警部 愛と祈りのJR身延線 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467734

感想・レビュー・書評

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  • 初の西村京太郎。読みやすかった。よく土ワイでありそうな時刻表トリックを想像していたのだけどあまりなく、身延線の関わりもあまりなく、宗教的な要素も含むが、あまりおもしろい展開もなく残念。もっと以前のものを読んだ方がおもしろいのだろうか。

  • まず、西村京太郎の本を読むときはタイトルの路線名を気にするタイプなので、実際に読んでみてほとんど身延線と関係ないところでの展開が残念だった。時刻表のトリックとかでもなく宗教をピックアップした他の作者の本でもありそうな内容だった。

  • ○最後に十津川が報われる瞬間、事件が解決する
    私立探偵の橋本の叔母・みさ子が一週間ほど身延山へお参りに行くという。その間別の調査依頼を受けていたが、一週間過ぎても叔母が戻ってこない。同行の早田敬子は大手旅行会社の社員ではなく、心配になり身延山へ行ってみるが、都内のホテルで早田と60歳代の男を見かける。翌日、ニュースでその見かけた男・佐々木秀之が殺されたことがわかり、十津川に呼ばれて行ってみると橋本の名刺を持っていて…!?

    その後橋本は、ある日招待状と称して届いた手紙に誘われ、身延線に乗ることになる。一緒に乗車した面々は老若男女問わなかったが、早田も一緒に来て添乗をしていた!そして、叔母を見つけたもののは宗教法人のボランティアとして働いていた!
    なぜみさ子は宗教法人のボランティアを選んだのか。そして、佐々木秀之を殺したのは一体誰だったのか?

    身延線の描写があまり多くなく、そこが残念。
    事件の最後のまとめがいきなり逮捕→裁判に入りせっかく積みあがってきたストーリーが急展開過ぎてついていけない感があった。
    しかし、十津川のしてきた仕事が、最後は報われる瞬間の証言が出てきたのは、十津川の行いがいいからだろうか?

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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