ハッピー・アイスクリーム (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.62
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  • (16)
  • (4)
本棚登録 : 618
レビュー : 71
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467741

作品紹介・あらすじ

"そんなわけないけどあたし自分だけはずっと16だと思ってた"将来への不安、不意に訪れる孤独、どうしようもなく募る恋心-。女子高生の揺れる気持ちを鮮やかに切り取り、話題を呼んだ17歳のデビュー短歌集に、胸にせまる青春小説5編を加えたリミックスバージョン。思春期のとまどいがリアルに息づき、切ない共感と甘い郷愁をさそう。きらめく言葉がぎっしりつまった、宝石箱のような作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 高2です。ちょうど、この本の主人公と同じような年だからかな、
    こんなに共感できた本は初めてです。
    共感という二文字で表すと軽く聞こえてしまう気がするけれど
    短歌はもちろん短編小説もぐっとくるものが多かったです。
    読み終わった時にほんのり暖かい気持になる本は久しぶりです。
    友達に借りた本ですが、自分で買って本棚にいれたい本になりました。

  • 加藤千恵の短歌集:ハッピーアイスクリームに物語がついた本。
    加藤千恵の短歌も小説も好きな私にとってはかなりおいしい本だった。
    ただ、最後の方に短歌集からの短歌が羅列されていたのは、なんとなく残念。
    短歌集の短歌は、あの装丁で読みたい。

    学級に短歌集を置いてあるので、それにからめて紹介してみよう。
    女子なら好きな子が絶対いるはずなんだよな。加藤千恵。

    あの短歌集は衝撃だった。

  • おもしろかったです。

    辛さを含んだ綺麗な心情が伝わってきます。共感します。
    短編集と歌集ということもあり、少しずつ読み進めやすいなとも思いました。

    お気に入りの短編は『いつか離す手』です。

    以下に好きな短歌を少しだけ載せておきます。



    「ありふれた歌詞が時々痛いほど胸を刺すのはなんでだろうね」

    「カラオケに行ったしコーラも飲んだけどやっぱりさみしいもんはさみしい」

    「欲しいとか欲しくないとかくだらない理屈の前に奪ったらどう?」

    「「燃やすとき公害になる」補聴器の電池を抜いた入棺のとき」

    「正論は正論としてそれよりも君の意見を聞かせて欲しい」

    「どこからかカレーの匂いがしてるのでなんだか泣いてしまいそうになる」

    「舞ちゃんはパンダが好きで筆箱もシールもメモもパンダばっかり」

  • 伏せた睫毛の柔らかさとか、折れ曲がったスカートを撫でる感触とか、あと一言と必死に頭ん中フル回転ぎゅーんとする心臓の音とか…すごく景色ごと身近に迫ってきた!すぐそこで掴めそうな気さえした。

  • 小説は、恋愛で甘々とかそういう意味でなく、空気が、高校生たちが、何となく発酵しそうに甘かった。煮詰めたら甘酸っぱいジャムになりそう。後半の沢山の短歌は、わからないままどんどん胸が詰まるようだった。

  • 中学のときすごく読んでた私の感性の原点みたいなもの軽やかながらも十代の繊細な気持ちを書き表していてそういった文章になんども救われた 短歌のテンポって気持ちいいんだなと思いました

  • ほんとにあるのあたしにあした

  • 2017/10 読了

    高校生くらいに出会いたかった

  • 高校生なんて10年以上も前に過ぎてしまったけれど。こうやって日々、いろいろ考えて生きていたなあと思い出した。
    一番多感で、恋の仕方も知らず、これからの生き方にも不安しかない、だけど過ぎてしまうといとおしい。そんな高校時代がたくさん詰まった、素敵な一冊。

  • 170604
    短歌と短編小説。
    高校生の青春の話。

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著者プロフィール

1983年、旭川市生まれ。2001年、歌集『ハッピーアイスクリーム』で、高校生の時にデビュー。現在、小説・短歌・漫画原作ほか、幅広い分野で活躍。著書に『ハニー ビター ハニー』『あかねさす』など。

「2019年 『ラジオラジオラジオ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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