茶坊主漫遊記 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2012年2月17日発売)
3.11
  • (2)
  • (12)
  • (21)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 22
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784087467994

作品紹介・あらすじ

ミステリ仕立ての痛快時代小説
石田三成が生きていた! 腐乱坊と彦七を連れ諸国を巡り、先々で起こる怪事件を解決しながら西を目指す。しかし一行の始末を命じられたのは強敵、柳生十兵衛。三成の目的とは!?(解説/日下三蔵)

みんなの感想まとめ

ユーモアとミステリーが融合した痛快な時代小説で、歴史上の人物が予想外に生き返る驚きと楽しさが詰まっています。主人公の石田三成が老僧として再登場し、腐乱坊と彦七と共に西へ旅をする中で、次々と起こる怪事件...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 京都六条河原で斬首されたはずの『石田 三成』が実は生きていた!
    始まりから田中啓文さんのユーモア時代ミステリーワールド全開です

    老僧『三成』は『長音上人(ちょうおんしょうにん)』と呼ばれ『腐乱坊(ふらんぼう)』という大男と西へ西へと進んで行きます
    旅のお供をすることになった上方なまりの『彦七』が いい味出してます
    歴史上の有名人が これでもかと登場してくるのも楽しい





    表紙絵が『三成』のイメージと違うわ〜と思っていたら 最初のページに「G・K・チェスタトンに」って書いてあった
    老僧『長音上人』はコウモリ傘を手に…あっ違った!唐傘を手に…そして相棒はフランボウ→腐乱坊…各章のタイトルも…オマージュ!
    でもワタシは読みながらバアチャンと観ていた〝水戸黄門〟を思い出していました…

  • 田中啓文さんは、いろいろふざけた作品を書いているけど、この作品も、ご多分に漏れず、かなり、ふざけている。死んだはずの人間が、次から次へと現れる。以前にも書いたけれど、小説はフィクションだから、史実に反しないなら、どんなことを書いても良い、とは言うものの、これは、やり過ぎじゃない?しかし、何となく納得してしまうのは、この人の技量なのかな?

  • 面白かった‼︎
    お話とは別に、昔ならいろんなことがあり得ただろうな〜と思うと楽しい。

  • 諸国を漫遊するずんぐりむっくりな老僧の正体は、処刑されたはずの石田三成…。旅の目的はやはり生きていた秀頼と国松の企みを諌めるため…。途中、柳生十兵衛に命を狙われ、天草四郎をたしなめ、宮本武蔵に出会い。歴史謎解きバラエティ。やや方言に読みにくい所もありましたが終始軽快で、サクサク読めました。知恵者だけあって三成の謎解きは鮮やか。修羅場をくぐっているので思慮深く、達観していて言葉も重い。本来の歴史がどうであったか、真実は知る術もなく。ただ、実は生きていた…と言われる人は愛されていたんだろう、と思います。

  • 読みやすいのでさらっと読めますが、設定が壮大な割にあまり生きてない感じでもったいない。

  • 久しぶりに読んだ時代小説だ。
    石田三成が生きていたという痛快な設定が如何にも面白かった。
    三成も生きていた、秀頼も生きていた。旅の目的が最後まで明かされることなく柳生十兵衛との掛け合いがちょっと物足りない感じがする。

  • ユーモア時代ミステリ。期待していたほどではないけど、思いの外いろんな人物が登場したので、それなりに楽しめた。

  • ちょっと期待はずれやったかな

  • (収録作品)茶坊主の知恵/茶坊主の童心/茶坊主の醜聞/茶坊主の不信/茶坊主の秘密

  • なんだか、どこぞのご隠居様を彷彿とさせるお話だわ(笑)
    史実の裏を描いて見せるこういうお話ってかなり好き。
    でも、ラストがちょっと釈然としないので★は3つ止まり。
    彦七のキャラはかなり好み。

  • こう言う石田三成は読んだことがなかった。これは面白い。

    田中啓文節、と言うのか、突き抜けすぎのダジャレとビロウな話がなくて、ちょっとおや?と思ったけれども、面白さは相変わらず。

  • 歴史SFものとしては面白かった。特に終盤の追い上げはすごかった。
    けど、田中啓文はお気に入りの作家なので、ハードルをあげ過ぎたかな~。もうひとつ石田三成としての着眼点が欲しかったです。

  • 石田三成が生きていたという仮説の上に豊臣秀頼が生きて薩摩にいる、更には息子も?
    更に意外なことに秀頼の子、国松は、徳川秀忠の二男国松と取り換えられていた!
    猿飛佐助の息子、はたまた柳生十兵衛とか、途中に謎解きを交えながら米沢から薩摩へ

  • 本屋で平積みされるのを見るまで、作家の名前も知らなかった。
    表紙見て「おもろそう?」、
    裏表紙の概要見て「ブクオフー!入荷登録せな!!」
    (よっぽどのことがない限り、こーゆー買い方です;)

    どう書いてもネタバレになるので敢えて書きませんが、
    ジジイ好きの自分にはとてもおもしろうござりました。

    いやー、戦国の頃ってネタに困らんでござるなぁw

  • 石田三成が生きていた、ってなにそれ? と正直思いましたが、とぼけた味があって好きです。水戸黄門的な展開でサラっと読めました。

  • さらっと読むには、まぁ、それなりに面白い。
    どう考えても歴史改変モノとミステリーは相性悪いよね。

  • 三成、いいよ三成( ´ ▽ ` )ノ

  • 2話目は、『剣客商売』で傑作と言えば必ず名前が挙がる『天魔』へのオマージュ含みかな。

    田中啓文にしてはオーソドックスなお話です。
    キャラも有名どころを揃えているので、すらすらと読めます。

    島原の乱は結局書いてないけど、あれはそれだけで1冊の長編になるからしょうがないか。ただ、田中啓文が島原の乱を書くと原城の中が別の意味で阿鼻叫喚になりそうだが ヽ(゚∀゚)ノ

  • 斬首されたはずの石田三成が生きており、坊主の姿で水戸黄門ばりに諸国を旅していく時代ミステリー。
    三成を題材にした割にはキャラは水戸黄門のようだし、同行する腐乱坊や彦七がなぜ同行するようになったのかは書かれておらず、もう少し突っ込ん展開が欲しかった。

全22件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落花する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」で第62回日本推理作家協会賞短篇部門を受賞。ミステリー、ホラー、伝奇と様々なジャンルで活躍し、時代小説では「鍋奉行犯科帳」「浮世奉行と三悪人」などのシリーズなどがある。

「2023年 『貧乏神あんど福の神 秀吉が来た!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中啓文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×