風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.53
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本棚登録 : 250
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468069

作品紹介・あらすじ

理想のプレイスタイルはスピードスター。それが小学5年生のサッカー少女、高遠エリカの信条だった。でも、所属していた女子チームは解散してコーチも仲間もいなくなり、練習相手を探すのもひと苦労。ある日、下手くそなくせに声だけ大きな少年・翼と一対一をしているうちに、なでしこ日本代表の有名選手と出会う。自分たちでチームを作ればいいと言われ…。大人のチームに挑む小学生たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 半日でさくっと読みやすい本でした。
    背景は違っても同じ目標に向かって
    ベクトルを合わせて戦う姿は
    読んでいて清々しい気持ちになりました。
    なにかを待っているという感覚は
    親近感がありました。
    いいチーム、いい仲間の違いに気づかされました。

  • yk

    ありえないと思うけど内容的には満足

  • サッカーはあまり詳しくなく、わからないのですが、すんなりと内容が入ってきました。

  • アニメ『銀河へキックオフ』の原作。
    桃山プレデターメンバーの出会い編。


    「二年後の自分はひょっとすると下手くそなツバサにすら抜かれるかもしれない。悔しい!そして哀しい!」
    主人公の高遠エリカが男女の体格の違いに悩んでいるところに、共感しました。あったあったこんな気持ち!
    スポーツをする女子は必ず通る道かなと思います。

    「エリカはまた、ちょっと寂しくなった。本当に女子って中学以降、ほとんど背は伸びないんだなあって。男子と一緒にチームを組めるのは小学生までなんだと、思い知らされる」
    だからこそ、桃山プレデターで過ごした時間がどんなに尊いものであるか!大人になった時に、大事な思い出になると思いました。

    あと!スウィーツをつつき合う三つ子可愛いです!

  • 銀河のワールドカップの前日譚。桃山プレデターの面々が出会う所が描かれる。

    終始とても爽やか。

    ちょっとありえないように感じた部分もあったが、最近の小学生は本当にうまいと思うし、情報もすぐに入ってくるので、意外に戦術とか詳しいのかも。

    これ読んで「銀河のワールドカップ」に入ればより繋がりも含めて楽しめるかも。

  • 面白かった!!エリカってこんなこと考えてたんだ。こんな風に悩んでたんだってのがよくわかった。小学生だからこその葛藤、サッカーをしている場面の動の描き方が本当によかった!

  • 銀河のワールドカップの前日譚。高遠エリカが主人公の物語。
    彼女がなんで翼(テレビでは翔)や三つ子の悪魔といっしょにサッカーをするようになったのか
    というところを扱っています。
    女子が、小学校高学年くらいから感じ始める男子とのいろんな違い。それがエリカの心に波紋を広げます。
    エリカ自身がそういったものとどう向き合って消化していくのか、といったところが面白いですね。
    エリカの人物描写が、テレビより全然深くってよいです。

    高学年の女の子におすすめ。

    2013/04/30

  •  「銀河のワールドカップ」前日譚という事で本編の前に読んでみる。
    アニメを見ているせいかもしれないが、登場人物やサッカーシーンなど目に浮かぶようで楽しい。チームと仲間との違いなどなるほどと思うところもあり、思春期にさしかかる頃の、男の子との差、大人との差に惑うエリカの気持ちの書き方も悪くない。
     それにしても喫茶店でケーキを食べてる子供達の可愛い事!ここが一番のお気に入りシーン。

  • 解説:杉江松恋

  • 少年サッカーもの。銀河のワールドカップの前の時間を描いたもの。

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著者プロフィール

1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務中、1995年『クジラを捕って、考えた』でノンフィクション作家としてデビュー。退社後、1998年『夏のロケット』で小説家デビュー。小説に『せちやん 星を聴く人』『銀河のワールドカップ』『算数宇宙の冒険』『ギャングエイジ』『雲の王』『12月の夏休み』など。ノンフィクションに『PTA再活用論』『動物園にできること』『ペンギン、日本人と出会う』『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』など、著書多数。現在、ナショナル ジオグラフィック日本版および日経ビジネスオンラインのウェブサイトで「・研究室・に行ってみた。」を連載中。

「2020年 『「色のふしぎ」と不思議な社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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