桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 9610
レビュー : 1391
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468175

感想・レビュー・書評

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  • 飛び出す、という言葉を僕たちは体現できる。十七歳のこの瞬間だけ。

    一番怖かった。
    本気でやって、何もできない自分を知ることが。

  • 桐島が部活をやめることによって、周りの人間の生活がほんの少し変わりだす。繋がってないようで繋がっている。これはのみのぴこに似た感覚。

  • タイトルが秀逸。
    それだけで☆ひとつ分です。

    小説はスクールカーストがモチーフになっているけど、そもそもそのカーストって誰が決めたのだろう?
    「イケてる派」と「イケてない派」が仮にあったとして、それは上下に、または優劣など付けれないはず。なのにいつのまにやら区分けして差別していく。

    「イケてる」「イケてない」はただの個性であり、
    肌が黒いとか、白いとかと一緒のはず。
    個性を差別するから苦悩が生まれ、不自由が生まれるんだと思います。
    苦悩や不自由は、差別される方(イケてない派)はもちろんですが、本質的には差別する方(イケてる派)もその悪影響を被っているんです。
    それに気づいたのが菊池くんであり、かすみちゃんであったのだと思います。

    菊池くんはスクールカーストを突き抜けることができるのか?
    菊池くんと、前田くんが卒業までに心を通じ会わせることができるのか?そこに、かすみちゃんが加われば尚良し、そんな続きを想像してしまいます。


    「歴史の進歩とは、不条理な差別を解消していくこと」

    話は大袈裟になったけど、むかし読んだ本の上記のような一節を思い出しました。

  • 朝井リョウさんが好きと言いつつも、この作品を読んだことはなかったので今更ながらではありますが、読破。
    細かい心理描写やらちょっとした表現が理由でこの人を好きになったので、桐島を読んだらさらに大好きになりました。1回じゃ読み切れてないと思うので、何回か読み返すつもりです。

  • 詩人サミュエル・ウルマンによると、青春とは年代ではなく心の様相をいうのだと。高齢者に元気を与えてくれます(^-^) さはさりながら、17歳は青春真っ盛りの時ですね。西郷輝彦が映画デビューしたのは「十七歳のこの胸に」(1964.11公開)でした。本間千代子との共演、あの頃は歌がヒットするとすぐ映画化されました。さて、朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」(2010.2刊行、2012.4文庫化)を読みました。17歳、高校2年生の青春真っ盛りの男女の胸の内が今様の様相で描かれています。

  • 映画は面白いんだけど何でかなあ、原作は何度も途中で読むのやめてしまう

  • 映画から入りました。
    映画の方が桐島への依存度が全体的に高く、桐島が部活を辞めることがとんとでもない出来事として描かれ、こちらの方はクラスの一人の出来事やキッカケとして描かれている感じがしました。
    同世代で似たような学校カーストを経てきたので、共感できるところが多かったです。

  • 時代ごとのテーマをえぐり出すのが得意。その中でも最近の若者の心理をよく書けていると思う

  • 大好きな作品。何度読んでもグッとくる

  • 最初に彼のエッセイ読んで、面白かったので小説を読んでみた。今の私の年代のせいなのか、エッセイほどの気持ちにはならなかった。他の小説を読んでみるかどうか検討中。

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著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

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