追想五断章 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 3293
レビュー : 350
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468182

感想・レビュー・書評

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  • かなり米澤氏「らしい」作品。
    この哀愁漂う雰囲気はとてもよくて、引き込まれる。
    所々に差し込まれるリドルストーリーも、そこで失速することなく読ませる力に感動した。
    「ミステリ」としての凄みはないが、「小説」としては好き。

  • 地味で淡々としていて、それが終わりまでずっと続く。
    後味もあまり良くない。この暗さがokならいいと思うけど、今の気分と合わなかった。

    主人公と伯父の疲れ切った様子も好みじゃなかった。残念。

  • ■五つの物語にひそむ秘密

    大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。

  • 最後まで読めなかった。あんまり面白くなかった。残念です

  • 遅ればせながら読了しました。ぼくにとっては二つめの米澤穂信です。
    一つ目はボトルネックを読みましたが、重ね重ね申すことになりますがあれは読み方を間違えましたからね、どうにも楽しめませんでした。
    今回こそは、と文章になされるがままに読んでみました。

    さて、この低評価です。この気持ちは誰にもわかってもらえないのか、否か。
    まずタイトルの追想五断章ということを踏まえて読んでゆきました。物語の半ばに差し掛かるかというところで、ぼくは主人公とヒロイン(そういったポジションではないと思いますが便宜的に)が父親を追いかけない/追いかけるという点を中心に対比して描かれており、更には追想の追というのは「対(つい)」に引っかかっているのではなどともあれこれ考え始め、なるほどこれはとてもおもしろいと思い始めていました。
    ところが、です。
    物語の終盤というところでどうやら5つ目の章は他の4つに較べ幾分特別なものとしての扱い(独立しているとでも言うべきか)となっており、ひょっとしたら見つからないのではないかというほのめかしがありました。
    そして、この物語の主題かつそしてキーワードともいえる「リドルストーリー」。つまり、結末の描かれない物語。
    この二つを考えてみると、ぼくとしては雪の花が最後に書かれていたことについて大変不満でした。もうこれだけで評価だだ下がりです。

    もっと言わせてもらえば(こればかりは個人の気に入る入らないの範疇なのでどうしようもないのでしょうが)今回でいえば「リドルストーリーかと思ったけど別にリドルストーリーじゃなかったよ~」といった風の、なんだ違うのかよという落とし方をする小説は読んでいて損をした気分になるのであまり好きではありませんね。語彙が足りていないことをお詫びします。
    えええほんとに?といった意外性でいえば抜群の効果をもたらす書き方なのでしょうが、こういったタイプの物語で使われても効果が弱すぎるのでは、と思います。(特に推理要素が絡む点も見受けられなかったため)
    要は、物語に一貫性がないように思えてしまった、ということです。これが低評価の原因です。
    長々と書きましたが、実に実のない感想で申し訳ありません。

  • 初めなかなか入り込めず、粘って読み進めていくうちにだんだん面白くなりました。

    スッキリとした爽快感はなかったですが、考えるが楽しい作品でした。

  • う~ん、その為にそんなことするかぁ、と思ってしまった。
    全体的に印象が薄い。
    リドルストーリーは面白かった。

  • 家の都合上大学を休学し、伯父の経営する古書店に居候する男性のもとに、故人が残した5篇のリドルストーリーを探して欲しいとの依頼を受ける。

    リドルストーリーというものを、この小説で初めて知りました。

  • 少し難しかった
    また読み返してみたい

  • 作りすぎなところがみえみえ

著者プロフィール

米澤 穂信(よねざわ ほのぶ)
1978年、岐阜県生まれの小説家、推理作家。金沢大学文学部卒業。
大学在学中から、ネット小説サイト「汎夢殿(はんむでん)」を運営し、作品を発表。大学卒業後に岐阜県高山市で書店員として勤めながら、2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビューに到る。同作は「古典部」シリーズとして大人気に。2011年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)、2014年『満願』で第27回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。『満願』は2018年にドラマ化された。直木賞候補にも度々名が挙がる。
その他代表作として週刊文春ミステリーベスト10・このミステリーがすごい!・ミステリが読みたい!各1位となった『王とサーカス』がある。2018年12月14日、集英社から新刊『本と鍵の季節』を刊行。

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