- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087468182
感想・レビュー・書評
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小説を探すミステリー。依頼人の父とその事件が小説を通して徐々に分かっていく構図は面白いなと思った。普通に読めたけれど、人に勧めるには今一歩といった印象。
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かなり米澤氏「らしい」作品。
この哀愁漂う雰囲気はとてもよくて、引き込まれる。
所々に差し込まれるリドルストーリーも、そこで失速することなく読ませる力に感動した。
「ミステリ」としての凄みはないが、「小説」としては好き。 -
叔父さんが薄いしアルバイトの娘も薄い更にブックスシトーの店名も薄い。京都料理でした
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随分前のこのミスで、高評価だったので
ずっと気になっていた作品。
5つのリドルストーリーの繋がりが最後にわかるのだが、
「あぁ、なるほど。そうか」って感じ。
私には、それほどオドロキではなかった。
とかく、そのリドルストーリーが、私には読みにくかった。
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■五つの物語にひそむ秘密
大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語」を探して欲しい、という依頼を受ける。調査を進めるうちに、故人が20年以上前の未解決事件「アントワープの銃声」の容疑者だったことがわかり―。五つの物語に秘められた真実とは?青春去りし後の人間の光と陰を描き出す、米澤穂信の新境地。精緻きわまる大人の本格ミステリ。 -
最後まで読めなかった。あんまり面白くなかった。残念です
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う~ん、その為にそんなことするかぁ、と思ってしまった。
全体的に印象が薄い。
リドルストーリーは面白かった。 -
家の都合上大学を休学し、伯父の経営する古書店に居候する男性のもとに、故人が残した5篇のリドルストーリーを探して欲しいとの依頼を受ける。
リドルストーリーというものを、この小説で初めて知りました。 -
少し難しかった
また読み返してみたい -
作りすぎなところがみえみえ
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どうにも主人公の雰囲気が好きになれない感じがしました。
でも最後が気になって、どきどきしながら読み進めていました。
文章が纏まっていて読みやすいですが、これを読んで気付きましたが、多分私はリドルストーリーはそこまで好きじゃないんだと思います。 -
恩田陸作品に雰囲気が激似。リドル・ストーリーを絡めたのは好きだけど、オチが普通すぎる。
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この作者ので初めて読んだ本。個性があってなかなか面白い。50点、いや60点。
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2010年版このミスベスト10第4位。すごい凝った作りで、他に類を見ない構成。書くのに技術的難易度がとても高いと思われる作りに加えて、文学的で格調高い感じの力作。この人のは軽いノリで読みやすいのが良かったけど、これはちと自分には難しい。最近、記憶力めっきり低下してきて、メモしないと、うーんなんだっけっ、てなってしまう。まあ、普通はそんなでも気にせずテキトーに読み進めりゃいいんだけど、この本はそんな読み方だと、なんだか申し訳なくって。
そんなことより、今まで、古本屋さんの話なんて読んだことなかったけど、ビブリアに続いて偶然2冊連続で古本屋の話だったのがびっくりした。