覚悟 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 55
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468274

感想・レビュー・書評

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  • ところどころドラマのワンシーンが思い浮かぶので多分映像化されたのだろうけど、一つ一つ近づいていくこの醍醐味は、読んだからこそ!

  • 殺人容疑の裁判で死刑判決を受けた川原光輝は無実にも関わらず、何故か上告を拒否する。川原の無実を確信する鶴見弁護士は、その理由を明らかにしようと奔走するが…川原が敢えて死刑判決を受け入れようとする『覚悟』とは…

    上告期限を目前にした時限ミステリーと法廷ミステリーを融合した人間ドラマであるが、ストーリーとしての線が細いように感じた。これまで読んだ小杉健治作品の中では今ひとつの出来の部類だろう。

  • 初の小杉健治作品。無実の罪で死刑判決を受けた被告人が、かたくなに控訴を拒否する理由を弁護士が追求する話。事件の裏の人間ドラマがとても良かった。ただ話が都合良く進みすぎたのが残念。これを読んで松本清張の作品に興味を持った。さっそく読んでみる 笑。

  • 無実の罪で死刑宣告を受けた原田光輝は、控訴を勧める担当弁護士の鶴見に対し『天命』なのでこのまま刑を受け入れると告げる。納得のいかない鶴見はなんとか原田に控訴させようと、彼の隠された過去を調べ始める。。。

    裁判そのものや、被告が捕まった事件にスポットを当てるのではなく、いかに被告に控訴させるかを描いた一風変わった裁判モノでした。松本清張の小説を読んだことがあったらもっと楽しめたかな。

  • 淡々と進み、
    淡々と終わった。

    作中に出て来る松本清張を読んでいたので、
    より親しみを感じた。

    小杉さんらしい作品。

  • 「真実を歪めたら、結局、どこかに皺寄せがいくことになります。」
    まさにその通りだと思う。

    久しぶりに小杉健治氏の作品で感動した。
    川原光輝の行動には共感できないが、
    鶴見弁護士の行動には強い感動を覚えた。
    控訴期限ぎりぎりまでの執念、
    諦めない気持ち、とても良かった。
    また、古山達彦夫人の行動には、
    ぐっとくるものがあった。

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著者プロフィール

小杉 健治(こすぎ けんじ)
1947年、東京生まれ。東京都立葛飾野高等学校、コンピュータ専門学校卒業を経て、プログラマーとして18年間勤務。1983年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、1987年『絆』で日本推理作家協会賞、1990年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。
社会派推理小説や、時代小説で活躍。著書に矢尋・知坂刑事シリーズ、「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズ、「三人佐平次捕物帳」シリーズ、「栄次郎江戸暦」シリーズ他、『父からの手紙』『残り火』『曳かれ者』などがある。
1993~1994年、日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門の選考委員を務めていた。

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