雲の果て おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 5 (集英社文庫(日本))
- 集英社 (2012年6月26日発売)
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感想 : 86件
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784087468410
作品紹介・あらすじ
自分を責め続ける勝利が新天地で得るものとは。
心を閉ざしてしまった勝利は、単身オーストラリアへ。アボリジニの研究者・秀人さんをがむしゃらに手伝うが、過労で倒れてしまう。そんな勝利のもとに、かれんの弟・丈からの手紙が届く。
みんなの感想まとめ
新たな土地での人間模様や心の再生を描いた物語が展開されます。主人公の勝利は、過去の悲劇から逃れるためにオーストラリアへと旅立ち、アボリジニの研究者と共に新しい生活を始めます。その中で、彼の心の変化や新...
感想・レビュー・書評
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久しぶりのおいコーシリーズ。「あれ?これ前の続き?」と疑ってしまうぐらい前回と全然繋がりのない始まり方に驚きました(( ʘoʘ ))
ショーリは心をリセットするためオーストラリアへ。一冊丸々オーストリアでのお話しにするとは、、かれんとかみんなどーしてるのか知りたいんだけどなぁ〜。これまた気になる終わり方だったので近々次巻読もう!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おいコー、second season第5巻。前作が波乱を予想させる終わりだったので、続けて読んでみた。詳しくは書かれていないが、やはり悲劇が起こったのだろう。勝利は1人、オーストラリアへ。かれんは登場せずでした。
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読んでびっくりした。そして読み終えて、おいコー読者なら付いて来てくれる、と信じてこれを執筆された村山さんをギュッと心の中でハグしたくなった。
これまでも勝利の嫉妬と傷つくカレン…のループでマンネリ感は否めなかったので、またうだうだする勝利を見なくて済んでよかった。
とある悲劇から逃れる様にきた新天地オーストラリアでの新たな人間模様と先住民たちについての巻。 -
最終巻読む為の再読。
物語はオーストラリアに。前巻のラストの記憶。
そして、オーストラリア編の記憶があったからこそ混乱しなかったですが、これは初見はわけがわからんでしょう。
話が序章に戻ってしまった感じもしながらも、すでに最終巻は刊行されていて話は終盤というちぐはぐな感じ。
明言はされていないけれど、自分で起こしてしまったとてつもないことに対して、憔悴しきった勝利が少しずつ元気を取り戻していく話です。 -
セカンドシーズン5作目、シリーズ15作目。
冒頭からいきなりオーストラリアに場面が変わっていて驚いたけど、「やはり…」というのが正直なところ。勝利、つらいな。踏ん張りどころだけど、現在の彼の周りにいる人のことが読んでみて分かると少し安心した。
ウルルやアボリジニのことを調べてみたくなった。 -
おいコーはずっとシリーズで読んでいます。今回突然オーストラリアが舞台となって、途中の巻を飛ばしてしまったのかなと思いましたがどうやらそうではないようです。今までの登場人物と舞台背景では行き詰まりのようなものを感じていたので、今回のこの変化は良かったと思います。かれんと勝利の関係も少しマンネリを感じていました。
オーストラリアでも勝利の料理の腕前はみんなの関心の的で、ちょっとうらやましいです。
考えたことがありませんでしたが、そういえばオーストラリアではクリスマスは真夏なのですよね・・^^とても読みやすくてこの作家の本は好きです。 -
JOEの手紙で涙。
読んでいると、私の頭の中でみんなが動く。
そして生きてる。
景色が浮かび、
まるで自分も物語の一員みたいに感じる
この文章の力、すごいな。
苦しいんだけど、
どこかしこにあったかさがある。 -
おいしいコーヒーの入れ方シリーズ、セカンドシーズン5冊目。
オーストラリアやアボリジニについて、村山さんがすごく丁寧な取材をされた事が伝わってきて、それだけでも読み応えがあるというか、勉強になる内容。
日本にいられない、と言う精神状態はすごくよくわかるし、オーストラリアに逃げた事は自然な選択だと思う。ここからどう展開するか、気になります。 -
舞台の変わったおいこーシリーズ
勝利を救うために手を伸ばすた秀人の元に向かったが、吉と出るか凶とでるか。
やはり、他のことで頭を埋め尽くすのは心が楽になる。
それが忙しければ忙しいほど。いつかは向き合わなければならないことはわかっていつつも、無くせないフェーズに感じる。
研究において、知りすぎていることは不利に出ることがある。普通なんて曖昧、形がなくて、他人の前に押し付けることなんて烏滸がましい。だが、僕らはそんなものを頼りに他人と生きている。誰が言ったかもわからないルールの上に立って、揺れている感覚。普通、単語を聞くたびに思ってしまう悪い癖。
家族であるが、それゆえに素直になれず、強く当たってしまう、照れくさいよなぁ
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前作のラストから予想されることにすぐ触れるのではなく、時間軸を大きく動かしているのが面白い。
どう展開するのか読めない -
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「Have You Never Been Mellow」
受け入れてくれた場所。
居場所が無くなったわけではないが、一人で抱え切れないうえ誰にも背負わせれないと壊れてしまうな。 -
たとえ事故だったとしても取り返しのつかない罪を犯してしまった時どうしたら良いのだろう。
勝利が居場所を失って逃げ出したわけだけど新たな場所でも自分自身から逃げる事はできず、苦しむ姿がリアルに描かれていた。
アボリジニの問題についてもストーリーに組み込まれていてこちらも興味深く面白かった。 -
Second season5巻。
4巻の終わりを受けて、どんな形で始まるのかと思いきや、まさかのオーストラリアで開幕。あの出来事から半年後のオーストラリアからです。
秀人さんの元で、アボリジニ研究所のバイトとして過ごす日々。半年後でも、あの出来事の後悔は癒えてはいない様子。あの直後、どんな状況だったのかは語られていないので想像するしかないのですが、見るに耐えないものだったのだろうと思います。
その勝利を見たくないから、5巻を読むのが怖い、と思ったので半年後から物語が始まったのは一安心か。
ただ、それは物事と向き合わずに目を逸らしていることでもあるので、一時的な緊急回避ではあります。
南半球のオーストラリア。日本とは文化も生活リズムも違う場所で、精神を通常運転ができるくらいまでは戻すことが今は優先することなのでしょう。そうでないと向き合うことすらできない。星野りつこが弱ってどうにもならなかった時に、原田先輩と勝利が支えてあげたように、あの事件に向き合うための精神を取り戻すために。
でないと、贖罪はできない。たとえ、マスターと由里子さんが許してくれたとしても、自分で自身を許せずに、堕ち続けるだけになってしまいそうです。
そのキーパーソンになりそうなのが、アレックスか。
今まで出会ってきた人とは、全く違うキャラクターの彼女。劇薬のような気もするけど、予想外のアプローチで支えになってくれそうです。
今のところ、第一印象も間合いの詰めかたも最悪ですが。
丈の手紙が不器用だけど、真剣に勝利を案じてくれているのが伝わってきて優しい。弟分で悪友だったりするけども、親友と呼べる存在は勝利にとって、丈のことなんだなぁ。マスターや原田先輩、秀人さんと年上の存在ばかりが、勝利の支えであり憧れだったりするのだけど、丈もそういう存在でありました。 -
舞台はオーストラリアへ。「これ、おいコーじゃないのかな?」、読み出してしばらく頭に浮かんでいた疑問符。なるほど、そういうつながりですか。物語としての幅を一気に広げる、2ndシーズン第5弾!
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ラストで
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すべての現実から顔をそむけ、自分を責め続けて膝を抱えているのは、ある意味いちばん楽なことだ。でも、人は、生きている限り永遠に立ち止まっているわけにはいかない―。勝利が逃げるようにオーストラリアに来て、半年がたった。秀人の仕事の手伝いにも生活にも慣れてきたが、かれんから送られてくる手紙を読むことは、まだできないでいた。そんな勝利のもとに、かれんの弟、丈からの手紙が届く。
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なんらかの事件がきっかけで、勝利が森下秀人を頼ってオーストラリアへやってきたところから、物語が再開されます。
秀人と、彼の同僚であるダイアン・ジョンストンとの交流を通じて、勝利はみずからの来歴を振り返り、さらにオーストラリアのアボリジニたちの置かれている複雑な状況について学んでいきます。さらに勝利は、ダイアンの妹のアレックスと出会い、彼女と小さな衝突をくり返しながらも、オーストラリアという新たな地で、これまでになかった経験を積んでいくことになります。
「どうしてこうなった」という疑問に対する答えは、次巻に持ち越しのようです。 -
この文庫が出ると夏が来たことを感じる。
勝利は、オーストラリアへ・・
そこで、現地に歩地との触れ合いの中で、かれんの手紙はまだ読めない
丈からの手紙は・・・
著者プロフィール
村山由佳の作品
