宵山万華鏡 (集英社文庫)

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  • 集英社
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レビュー : 534
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468458

感想・レビュー・書評

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  • ものすごく不思議な世界観だった。
    まるで夢の中をぐるぐるぐるぐる回り続けているみたいな、こんな夢子供の頃よく見たなぁって思い出した。
    そしてそれぞれの物語のつながりかたがいい味を出していて読み終わったあとまさにクルクルと回る万華鏡のような夢から覚めたような気持ちになった。

  • 森見さんのあらゆる表情の作品を楽しめる贅沢な一冊。読み返したくなること請け合い。

  • これ、借りて読んでた。
    まいった。欲しいけど余裕がない中では後回しにせざるを得ない。
    面白かった記憶。
    細かく覚えてないけど、この状態で、聖なる怠け者、に進んでよいですか?

  • 相変わらず京都の街並みが目に浮かんでくる情景描写が素晴らしい。
    ちょっと怖くて、切なくて、素敵な連作短編集だった。
    どの話も好きだが、宵山回廊と宵山迷宮が1番好きかな。
    話を別の視点から見ると、こうも印象が変わるものなのかと改めて感じた。

    もう逢えない人に会うために何度も同じ日を繰り返すのか、それとも日常を生きて行くのか?
    私は断然後者だが、前者もある意味幸せだな、とは思う。

    それにしても、森見登美彦の小説を読んでいると、毎回京都に行きたくなるから困る!

  • 2012-7-6

  • <u><b>祇園祭宵山に起こる摩訶不思議森見ワールド</b></u>

    あいかわらずの、阿呆大学生の話かと思いきや
    どちらかと言えばミステリーチックな話に仕上がっています。

    それでも森見&京都と言えば、阿呆大学生も読者の期待を裏切らずに
    出てきてくれるのはファンにはたまりませんね。

    この作品を読んでいると、断片的ではありますが祇園祭の風景を
    思い起こさずにはいられません。
    何を隠そう小学校入学まで京都に住んでいたので、
    子供の頃に父と母に連れてってもらった宵山の風景が
    目の前に広がってきました。普段とは打って変わって幻想的で、
    異国情緒溢れる宵山の風景が…。
    宵山の日には、父は仕事を早く終えて僕たちを迎えに来てくれて、
    そして"ハッカパイポ"を買ってもらうのが恒例だったなぁ。懐かしい。。

    作品の話をせずに思い出話をしてしまいましたが、
    それくらい京都に住んでいたり、祇園祭に行った事のある人ならば、
    何か心に残るものがあるのではないかと思うわけです。

    まぁ京都にも祇園祭にも行った事がない人には、
    何の脈絡も面白味もない小説なんでしょうけどね。

    <blockquote><b>【内容紹介】 -Amazonより-</b>
    祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。
    登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地!
    ●祭りの雑踏で、幼い妹が姿を消した。妹は神隠しに遭ったのか、それとも…?「宵山姉妹」「宵山万華鏡」
    ●乙川は≪超金魚≫を育てた男。大学最後の夏、彼と宵山に出かけた俺は、宵山法度違反で屈強な男たちに囚われてしまう。襲いくる異形の者たち。彼らの崇める≪宵山様≫とは一体…?「宵山金魚」
    ●期間限定でサークル≪祇園祭司令部≫を結成したヘタレ学生たち。彼らは、学生生活最後の大舞台を祭の最中に演じようとしていた。「宵山劇場」
    ●宵山の日にだけ、叔父さんは姿を消した娘に会える…。「宵山回廊」
    ●目が覚めると、また同じ宵山の朝。男は、この恐ろしい繰り返しから抜け出すことができるのか…?「宵山迷宮」 </blockquote>

  • 森見作品ならではの、京都ならではの華やかさとクラシックな風情が文章から香りたち、読んでいてワクワクする。

  • どこまでいっても祭りが続いているようで、まるでお祭りがどんどん増えて、街を呑みこんでしまったようだ…(本書より)

    街を呑み込むと表現される祇園祭宵山の1日の不思議なお祭り騒ぎと、不思議な出来事の数々…。森見氏がファンタジー怪奇物語的な味付けをした祇園祭宵山、華やかかつ、少し恐ろしい…。

  • 舞台は宵山。祭の夜には、人々にちょっぴり不思議なことが起こる。阿呆は盛大に阿呆をする。人は祭に誘われ、時に感傷に囚われる。阿呆はやっぱり阿呆をする。 祇園祭を巡る6つの話が、想いが、それぞれ少しずつ交差する。幻想的な世界観と絶妙なクロスオーバー、2つ面で森見ワールドが全開です。

  • 四畳半シリーズとは違って、少しホラーな感じの短編。繰り返す宵山は少し寒気を感じるものの、人間臭い温かみも併せ持つ。
    山鉾を見た人間としては、そこも気になるところではあるけれども、宵山の夜、京都の伝統と言われれば、現実と混同してしまいそうになる。
    祭には大切な人と行かないほうがよさそう、そんな気持ちは理解できる。

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著者プロフィール

森見登美彦(もりみ とみひこ)
1979年奈良県生まれの作家で、京都を舞台にした作品が多い。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。2006年に『夜は短し歩けよ乙女』で本屋大賞2位、山本周五郎賞などを受賞し注目を集める。2010年『ペンギン・ハイウェイ』で2010年日本SF大賞、2014年『聖なる怠け者の冒険』で第2回京都本大賞、2017年『夜行』で第7回広島本大賞をそれぞれ受賞。2010年に『四畳半神話大系』がTVアニメ化、2018年8月に『ペンギン・ハイウェイ』が劇場アニメ化された。2018年11月に『熱帯』を刊行し、第160回直木賞、2019年本屋大賞にノミネートし、第六回高校生直木賞受賞。

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