サムシングブルー (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.60
  • (39)
  • (118)
  • (114)
  • (21)
  • (0)
本棚登録 : 776
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087468489

作品紹介・あらすじ

元彼と親友が結婚!? 悩める恋愛&結婚小説
失恋と同時に舞い込んだ結婚式の招待状。差出人は高校時代の親友と、自分の元彼。彼らはいつの間にそんなことに? 自分は心から祝福できるの? 結婚に迷う全ての女性に贈る恋愛小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 途中で飽きました。最後まで読みましたが。
    素晴らしい小説なのかもしれませんが、私には合いませんでした。

    ブクログに来て他の方のレビューを読んでみて、ああー自分ってまだまだ経験不足なんだなって思いました。悪いレビューが一つもない中書くのはなんだか申し訳ない気がしますが、思った通りのことを書きます。

    とにかく主人公にイライラしてしょうがなかったです。
    女の面倒くさい部分を、全て持ち合わせた女って感じ。

    智久と別れたことでこの世の終わりのような落ち込み方してますけど、もうそれほど好きではないのに、そんなに悲しいんですか?失恋したこと自体が悲しいんですか?思い出に浸っているだけですか?その辺がよくわかりません。わからないけれど、きっとそろそろ自分の結婚について考え始めている時期なんでしょうね。前から考えていたかもしれませんが、結婚を視野に入れて付き合っていた相手とお別れしてしまったから、それで深く落ち込んでいる、ということでいいのかな?年齢的に、一からまた相手を探すのも大変だ、といった感じでしょうか。

    そして、追い打ちをかけるように元カレと元親友が結婚するという知らせが届きます。確かにタイミングは悪いですし「よりにもよってなんでこんな時に!」って思うことは仕方ないですが、相手の知ったことじゃないですよね。もう10年以上も前のことですし。

    そんな結婚式行かなければ済む話では?
    誘った方だって、あとで知られたらマズイな、一応出しておいた方がいいかな、と渋々やむを得ず招待状を送ったかもしれないじゃないですか。
    その招待状ビリビリに破いて捨てたらいいじゃん、とまでは言いませんが、どうして当然のように行く前提になっているのか疑問。
    それが普通なのでしょうか。新郎新婦だってお互いの元カノ、元カレに結婚式に来てほしいと本気で思っているわけないでしょう。思っていたらちょっと異常だと思います。

    私が返事をする間もなく結婚式の出席が決まってしまい、昔の同級生の野島に振り回され、新郎新婦になにか実行委員メンバーで贈り物をすることになってしまい、ああ、わたしって可哀想……

    って言ってるみたい。アホじゃねーの。
    全部あなたが決めたことでしょうが。どうして人のせいみたいに言うの?
    こうやって自分はいつも被害者になってしまう、面倒なことに巻き込まれてしまうって、いい年してまだそんな思考回路なの??呆れてしまいました。

    野島と本気で関わりたくないのなら、会社に来た時点で「突然会社に来られるのは困る。私は結婚式には出席しない」とピシャリと言ってしまえばいいだけのこと。関わりたくないのに、なぜ連れだって飲みに行ってしまうのか。野島がペースに巻き込んでいるというより、あんたが好き好んで巻き込まれに行ってるんだよと言いたい。


    それに、元カノと元カレが携わった贈り物なんて欲しいですか?
    その物を見るたびに、思い出してしまうのでは?

    しかも、過去にお互いの元カップルの愛を誓い合った花を
    こさえるなんて……震えました
    それを見て爆笑するってどうなの。しかも喫茶店で正装した青軍団が
    DQN臭がします

    文章も、なんか度々気にかかるというか、鼻につくというか

    やたらと駅のホームの花嫁のポスターを敵視しているシーンとか、もはやギャグ??って思ってしまいました。想像したらかなりシュールですよ。駅のポスターの花嫁を睨み付けるもう若くもないそこそこ美人風な女。「今日は久々にあの花嫁を正面から拝んでやろう」って、なにそれ、ギャグ線高い。


    個人的にあと気になったのは、飲食店で人目も憚らず大声あげて
    喚いたり喧嘩したりした後、ケロッと普通に食事をしていたり
    (揉めている間、周囲の人間がこちらを見ている、という描写はあるのに
    喧嘩が済んでからはないので、周囲のお客様はその後普通に食事に戻れたのか?まともな人なら恥ずかしくてささっと食事を済ませて足早に出ていくものでは?)

    全身青の正装に身を包んだ集団が、喫茶店でわいわいするのは
    まだ大目に見れたとしても、そんなところでこれから新郎新婦に
    送るプレゼントを開封??????え、なにそれ…ドン引き

    開けてもまた元に戻せるよねって、そういう問題じゃないでしょ
    常識なさすぎ。場所的に、コーヒーとかこぼしたらどうするんですか!?
    これから渡す大事な大事なプレゼントなのに!?写真に撮って
    画像を一斉送信した意味がないじゃないですか。
    プレゼントに関しても、いつまで青の応援旗を引きずってるんだか…
    と若干思ってしまいました。普通に応援旗とは全く関係のない青いもの
    の方が良かったと思う。だって、その応援旗には謙治と沙希の思い出
    ではなくて、謙治と梨香の思い出がたくさんつまっているんでしょう?

    新郎新婦の思い出を盛り込むのはいいとしても、新郎新婦の元カレ
    と元カノとの思い出を盛り込むってそれ嫌がらせじゃないですか??
    どういう神経でか知りませんが、完全に送る方の自己満足です。
    自己満足の押し付けです。

    それに智久の存在がよくわからないんですよね。
    わからないっていう言い方はちょっと違うかもしれませんが。
    単に失恋させて主人公をブルーな気持ちにもっていくため?
    もっと二人のことに触れても良かったんじゃないかと思います。
    最後に智久の名前が出てきても、智久のことがよくわからないから
    梨香が喫茶店で腰抜かしても「え、なんで?」って感じ。

    びっくりしたのはわかるけど、そんなに未練タラタラなの?
    謙治に対する想いも、よくわからないし。

    野島か誰かが行ってたように、元カレの結婚式に気合入れてオシャレ
    して行ったら、そりゃあ今の自分を見せつけに来たんだと思いますよ。
    あてつけ、みたいなね。沙希ちゃんに対しての。
    梨香が綺麗になっていることが、二人(新郎新婦)に対するなんたら
    かんたらっていうのもよくわかりません。梨香が綺麗になってようが老け込んで
    いようが、結婚する二人には全く関係ないのでは?

    そしてとどめはラストシーン。
    「まさかそういう終わり方ではなかろうな……だったら許さないよ」
    と思った通りの終わり方でした。



    正直言って、携帯小説に毛が生えたレベル
    というのが率直な感想です。そこまでひどくないかもしれないけれど。

    ごめんなさい、異常なのは私です
    どうしてこんな斜に構えた見方をしてしまうのか……

    著者の方を否定しているのではなく、あくまでこの小説の登場人物を
    否定しているだけです

    もう読み返すことはないと思います

    • もの知らずさん
      あはは。読んでいてニヤっとしちゃいました。
      読んでいないので分かりませんが、ブルーな部分に共感できるかどうかが評価の分かれ目なのかなあと思い...
      あはは。読んでいてニヤっとしちゃいました。
      読んでいないので分かりませんが、ブルーな部分に共感できるかどうかが評価の分かれ目なのかなあと思いました。
      レビューを拝読した限りでは、ぼくも同じ感想を持ちそうです。アホじゃねーの!って(笑)
      2013/09/27
    • 深雪美冬さん
      おばかさん、コメントありがとうございます。
      ニヤッとしていただいてありがとうございます。こんなトンチンカンなレビューなのに……。でも素直に嬉...
      おばかさん、コメントありがとうございます。
      ニヤッとしていただいてありがとうございます。こんなトンチンカンなレビューなのに……。でも素直に嬉しいです。
      そうですね、ブルーをどういう風にとらえるかっていうのがこの作品の楽しみ方の一つかもしれません。
      同じ感想を持っていただけたら、私もニヤッとすると思います(笑)
      2013/09/27
  • ★3.5

    結婚を意識していた恋人と別れてしまった27歳の梨香は、
    哀しみのさなか、結婚式の招待状を受け取る。
    差出人は高校時代の彼氏と親友。
    二人が付き合っていたことを全く知らず、失恋との二重のショックに落ち込む梨香。
    さらに、当時の仲間たちと一緒に結婚祝いを贈る事になり…。

    飛鳥井さんらしく、恋人と別れた哀しみ、その翌日に届いた
    高校時代の元恋人と親友の結婚によって、揺れ動く梨香の気持ち、
    ブワーっと溢れ甦る高校時代の思い出が、とっても繊細に描かれていて、
    些細な事に真剣に悩んだり、笑ったりした自分の高校時代を思い出しました。

    なかったことにしたかった過去の自分を認めて、
    現在の自分と未来の自分に向き合う。
    とっても心に響きました。
    そして、「悲しみの底には出口がある」
    無理に前向きになるのではなく、悲しみと向き合う事も大切なんだって思った。
    悲しみの底までいけばいいんだなぁ。

    静かで繊細で、優しくて温かい…女性の心理描写がやっぱり素敵。
    飛鳥井さんやっぱり好きだなぁ(*´ー`*)♡

    梨香と一緒に自分も前向きになれそうなとても素敵なお話でした。

  • アラサー女性ならヒリヒリするんじゃないか。。
    昔の彼氏と昔の元親友の結婚のニュース。
    その恋自体には未練はないけど、なんだかうまく表されない気持ちのモヤモヤが。
    しかも自分は前日に彼氏と別れている。

    悲しみには底があって、それを越えるとなんだかふっきれる。

    所々にあーわかるわーって言うのが。
    女性ならどっかに共感すると思う。
    複雑な気持ちの揺れ動きは描かれてるけど、最後はうまく落ち着かせた。
    完全なハッピーエンドではないかもしれないけど、未来に向けて、でハッピーエンドなのだろう。

  • 普通の人たちの普通を、普通に描いてるだけなのに。人間観察がすごい。

  • この年頃の女の子にある繊細な心の描写がとっても上手。梨香の歳をとっくに過ぎちゃったけれど、あの頃そんな風に思っていたなぁと共感できるところが満載だった。

    いきなりあり得ないほどのブルーなことから物語が始まる。気持ちの折り合いをつけながら頑張ってる梨香が可愛らしくて…。きっと貴方なら大丈夫と思いながら読んだ。

    出口が見つからなくさまよっていたあの頃に出会いたかった一冊。

  •  結婚の時に「青いもの」が良いってはじめて知りました〜。マリッジ「ブルー」っていう言葉があるから、結婚を前に気分が落ち込んだ主人公の話かと思って読み出したら違った。笑

  • 凹む時は、素直に凹みきって
    先へ進む方が良いんだなと思った。

    真っ正面から受け止めるのは、怖いことかも知れないけど。
    その方が自分にも、回りにも良いって思う。

    心に素直な方の強さと素敵さの理由が少し分かった気がしました。

    • nori-blueさん
      はい!
      この世にはほんとに心の素敵な人がいるんです。
      はい!
      この世にはほんとに心の素敵な人がいるんです。
      2013/02/25
    • 373akikoさん
      いますよね~!!
      ホント!
      こ~純粋とか、お人好しとかでなくて
      伊坂さんのチルドレン主人公と似てるような
      似てないような♪
      いますよね~!!
      ホント!
      こ~純粋とか、お人好しとかでなくて
      伊坂さんのチルドレン主人公と似てるような
      似てないような♪
      2013/02/25
  • 飛鳥井千砂さん作品、二冊目。

    大好きです♪
    始めから終わりまで、ウルウルしっぱなしで(;_;)全く同じ経験をした訳じゃないのに、こんなに懐かしくて切ない気持ちになれるのは何故だろう。
    特に、実行委員8人で出場したリレーの場面では号泣してしまいました。

    それぞれが悩みながら生きていて、時には間違えたりもするけれど、誰一人として嫌なヤツが出て来ない設定に感謝です。
    無性に、友達に会いたくなりました(^^)

  • 欧米の結婚式における慣習の『サムシング・フォー』のうちの
    ひとつをタイトルにしているこの物語。

    だけど、冒頭から主人公の梨香は別の意味でブルー。憂鬱。

    彼氏と別れた翌日に、高校時代の元彼と元親友から結婚式の
    招待状が届く。
    ふたつの恋愛のどちらをもちゃんと終わらせることができない
    梨香だったが、高校時代の仲間たちからふたりのお祝いのために
    プレゼントをしようと持ちかけられ、複雑な心情のままながら
    前へと進もうとする。


    うーん、ちょっと俺には主人公の気持ちが理解できませんでした。
    展開も予想できるものが多かったし。
    人の感情も人と人の関係も全体的に内に籠り過ぎてる感じでした。

  • 再読

全97件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

飛鳥井 千砂(あすかい ちさ)
1979年生まれの小説家。北海道生まれ、愛知県稲沢市育ち、神奈川県在住。
2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2011年刊行の文庫『タイニー・タイニー・ハッピー』が20万部のベストセラーとなる。他の代表作に『アシンメトリー』『君は素知らぬ顔で』『UNTITLED』『鏡よ、鏡』『女の子は、明日も。』『そのバケツでは水がくめない』など。

サムシングブルー (集英社文庫)のその他の作品

サムシングブルー 単行本 サムシングブルー 飛鳥井千砂

飛鳥井千砂の作品

サムシングブルー (集英社文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする