- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087468793
作品紹介・あらすじ
八丁堀の町医者の娘お紺は、娘盛りの十七歳。その楚々とした風情から、なでしこちゃん、と呼ばれているが、実は大酒飲みの捕物好き。それもそのはず、祖父は"斬られ権佐"のふたつ名を持つ捕物名人。ある日、次兄の流吉が、殺しの下手人として、しょっ引かれたからだまっちゃいられない。岡っ引きの金蔵小父さんを引き連れて、現場にのりこみ真相を探る。人情と恋と家族愛の心温まる時代小説。
感想・レビュー・書評
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小説すばる2008年2月号八丁堀のなでしこ、5月号養生所の桜草、8月号路地のあじさい 、11月号吾亦紅さみし、2009年2月号寒夜のつわぶき、5月号花咲き小町、の5つの短編を2009年10月集英社から刊行。2012年9月集英社文庫化。17歳捕物小町お紺のストーリー。切られ権佐の孫だという設定が面白い。明るく軽いノリのお話で、残るものがなかった。
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医者の父親の手伝いをしながらも、町の事件に口を出してしまうなでしこさん。顔は可愛らしいのに毒舌なところが面白かった。お転婆という域に収まらない毒舌・事件解決に積極的なのに武力はないフツーのお嬢さんなギャップが面白い。
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八丁堀の町医者の娘、17歳のなでしこちゃんことお紺の捕物帖。
お紺を取り巻く人々の人生、人情が描かれていて、江戸時代も現代も、恋に仕事に嫉妬に恨みに親心に義理に身分に、悩みは尽きないと思わされます。
お紺の祖父は、斬られ権左。今も語り継がれる捕物の匠。
読んだ。知ってる、権左。好きだった、確か。でもすっかり忘れている。ので、再読します。
久々の宇江佐真理さん。優しい眼差しが感じられて、読むとほっとします。 -
わりとさわやかな作品だったかな。猫がらみの話もあって楽しめた。
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前作より落ちるが、後半持ち直した。
ワールドカップ優勝よりも前、2009年の作品。 -
なんてこと、2度目。