上海少年 (集英社文庫(日本))

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  • 集英社 (1999年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784087470291

作品紹介・あらすじ

兄さん、あの日の上海に還りたい―。昭和24年、生き別れた兄の面影を追って、今日もひとり波止場へ向かう少年・睦…。懐かしく切ない時代を舞台に、少年たちの運命と邂逅を詩情豊かに描く連作集。

みんなの感想まとめ

懐かしくも切ない時代背景の中で、少年たちの運命と邂逅を描いた連作集は、昭和24年の上海を舞台にしています。作品は、少年たちが女性に翻弄される様子を通じて、彼らの儚さを際立たせています。特に、女性キャラ...

感想・レビュー・書評

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  • 「雪鹿子 ゆきかのこ」「上海少年 しゃんはいしょうねん」
    「満天星 まんてんせい」「幕間 まくあい」
    「白昼堂々 はくちゅうどうどう」

    5つの短編集です。
    大正時代から昭和初期くらいまで?を舞台に
    どこか気だるくて、どこか奔放で官能的で、
    長野さん的な漢字の使い方が物凄く絶妙。
    ふられたルビを見ると、ドキドキします。

    狡猾さやしたたかさや執着を強調しないように
    仕込んでいることで、女のアクセントとしての位置を
    強調して、翻弄される少年達が更に儚く見えるという
    まんまとやられた感が大きいかもです(^◇^;)

  • 面白かったです。
    長野作品には珍しく、女の子が深く関わってくるお話たちでした。
    でもやっぱり、少年が冷たくて良いです。
    時代設定が明確にされているところも好きです。二・二六事件とか。それでも長野さんの世界なので素敵でした。
    「雪鹿子」「上海少年」「幕間」が特に好きでした。

  • 当初読み切りとして執筆された白昼堂々。シリーズ単行本と展開が違うので、おもしろい。氷川がちょっと嫌なやつかも。

  • 高校の図書室、本棚と本棚の間で夢中になって読んだ。

  • 面白い。淡々とした語り口で見事に世界を作っていると思う。幕間には自分も騙されました。いやあ、読んでいて楽しかったです。長野先生の話にこういうものはつきものだと理解しつつも毎回毎回翻弄されてます。

  • 長野まゆみにしては珍しく、男女の濃密な心のもつれた様子を含ませた短篇集。

    http://www.horizon-t.net/?p=1203

  • 表題作は面白かったけど、それ以外は苦手やった。
    今読んだら違うかもしれんけどなあー。
    「雪鹿子」の主人公?語り手が好きだった記憶が。

  • 言葉遣いや台詞や描写がいやみなく品があって古風で私好み。辞書で一つひとつ引きたくなりました。時代設定がよかったのかな。
    お話自体も読後の雰囲気がよかったです。文体の涼しさと内容の切なさが合ってて。

    何回もよみたいなあ。

  • 密度が濃い。そして美しい。

    官能的で耽美で、背徳的。

    近親が多い気がする。

    それもいやらしくなく、下品でもない。

    長野さんらしい繊細さがあると思う。

    読んだのが中学の頃だったので、もう一度読んだらまた違った感想になるかも。

  • 全体的に長野さんっぽくない話が多かったかも

    幕間とか、すっごい珍しい感じ

    けどすごい好き

    白昼堂々が途中まで入ってる

  • 短編集なんですが、一つ一つ不思議な感じと秘密?に満ちていてなんとも言えず、美しい素晴らしい一冊。

    真実か偽か、揺れ動く中の少女少年が美しい。

    またこういうの書いてくれないかなぁ。

  • 長野まゆみといえば「少年」ですが、
    この作品集は大人の男性や女性が主人公だったりして意外な感じがしました。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-793.html

  • あねおとうと繋がりで、幕間に星4つ。

  • 珍しく女性がちゃんと出てくる短編集。
    これはこれで好きだけれど、個人的にはやはり「天体議会」とかあっち系統のほうが好きです。

  • すごいよなー、この世界観。ジュネじゃない長野まゆみの小説が大好きです。

  • 『夏至南風』と同時期に読んだ。 
    どちらが先かは忘れたけど、長野まゆみさんの作品を読んだのが初めてで戸惑った記憶がある。 
    今では、長野さんの文章が作り出す雰囲気が大好きになったんだけど。 
    たしか、冒頭に立ちシ●ンシーンがあったような? 
    昔過ぎて覚えてないけど、また読みたいと思っている作品の一つ。

  • ●雪鹿子(ゆきかのこ)
    野良猫として少年を飼う女。女を慕っている男。死んだ男の親友は女の亭主。
    冬の冷たい空気と餡子の甘さ。なんてスマートな話。

    ●上海少年
    一番面白かった!!神懸った短編だ!!大人をも喰う少女の毒がとても良かった。
    素敵だった・・・・ラストもとても明るい。
    上海だいすき!!だから余計よい!!ああ〜すてきすぐる!!

    ●満天星(まんてんせい)
    ん〜・・・しかし、これは少年の友達が良かったな。

    ●幕間
    出ました。近親相姦。
    ん〜・・・ラストちょっとどうかと思う。火炎瓶。ノリは判るし時代背景も物語の中のひとつだって判る。が。

    ●白昼堂々
    云わずと知れた・・・ww
    しかしこれだけの短編として読んでも、なんとも味があるぅww

  • 少年の表現のしかたが異様にうまい。
    リスペクトっす。

  • 短編集

  • 2008年6月9日 (学校の図書館)

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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