蠱 (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470994

作品紹介・あらすじ

彼は絶対渡さない! 恋敵への呪詛の念が、女子大生の胎内に蟷螂を宿らせた…。表題作はじめ、眼球すりかえ奇譚「浄眼」、生体ミイラ村の戦慄「桃源郷」など、現代の怪談5編を収録。(解説・宮田 登)

感想・レビュー・書評

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  • 巫蠱の術、邪眼と浄眼、即身仏と木乃伊、怪談、分身の術。蒸し暑い日が続くので少しぞわりと涼しくなれるホラーを選んでみたが、怖っ。
    民俗学と絡むとじっとりした不気味さがあるなぁ。
    特に蟷螂を胎内で育てる女の話…ナルトあたりで実用化されそうな能力だけど、、、

    木乃伊に美しさは見出せないけど死蝋ならなんとなく奇跡を感じちゃう不思議。

  • 独特の雰囲気がある短編集。
    呪術に特化した恐怖でした。

  • 正統派ホラーという感じ。
    日本人が、怖いと思う恐怖が隠れている。
    短編ですぐ読み終えた。

  • じっくり読むと怖いので、いつも以上にサクサクと読みました。蠱と分身が特に怖かった…でもクセになりそう。

  • 気持ち悪かったなぁ。こっちまで不安になって怖かったのが、「浄眼」。実は初読の作家さん。気持ち悪怖いので、すすんで読みたいと思えないけど。

  • オチ(内容でなく記述)が多少、テレビの恐怖特集のようだが、肝心の内容はかっちり怖い。たまにはホラーもいいなあ、という思いと、ホラーは難しいなあ、というの思いがせめぐ。

  • ああ。おぞましい。

    しかし、さくさく読める。


    気持ち悪いもの好きにはお薦め。

  •  学校を舞台にしたホラー。
     一応、民俗学の教授が狂言回しみたいに出てくるのだが、本当に「ただそこにいるだけ」の狂言回しだった。まぁ、その方が若い子のへんに有り余ってるエネルギー、それ故にホラーになるって、感じが出てたけど。
     結構、怖かったです。
     ささやななえこ、のホラー漫画みたいに怖かったです。

  • ホラー短編集。怖かったです。蟷螂のが特に。

  • 噂には聞いていましたが、実際手にとったのはこの本が初めてです。思わずぞくっとさせられます。特に蟷螂には・・・。幼少時の嫌な思い出が掘り起こされました。

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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