たけまる文庫 謎の巻 (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2000年7月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784087472158

作品紹介・あらすじ

話題の個人文庫、堂々の完結巻はミステリ短編を集めた「謎の巻」。ファンおなじみの速水三兄妹の活躍や、自分自身の行動調査を探偵に依頼した男など傑作8編。……謎だらけです。(解説・末國善己)

みんなの感想まとめ

多様なミステリー短編が楽しめる本作は、速水三兄妹の活躍や独特のトリックを駆使した物語が展開されます。特に「EVERYBODY KILLS SOMEBODY」や「青い鳥を探せ」など、各編は短いながらも巧...

感想・レビュー・書評

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  • 久々に我孫子作品を手にしてみました。

    初版は2000年^^;

    タイトル通り「謎」にまつわる8編の短編集です。

    私のように一気読みでも楽しめますし、移動時間などを利用して1話ずつ楽しむのもありだと思います。

    我孫子作品といえば今のところ「殺戮にいたる病」が有名で、私自身も久々に読者にハマるきっかけとなった作品。

    読み終えた瞬間から再読したのは後にも先にもあの一冊のみです。

    そんな作品へのプロットとも言えるのはデビュー作「8の殺人」から続く速水三兄妹シリーズですが、本作では巻頭の「裏庭の死体」で久々に速水三兄妹が登場します。

    この時点で我孫子ファンにはたまりません(^o^)

    連作ではなく、それぞれがテイストも違う8つの物語。

    そこにはきっちり仕込まれてますよ「どんでん返し」。

    もちろん短編なので物足りなさがあるのは理解したうえで読み始めましたが、いやいや、物足りなさを十分に補ってくれた満足感ある一冊でした。

    説明
    内容紹介
    話題の個人文庫、堂々の完結巻はミステリ短編を集めた「謎の巻」。ファンおなじみの速水三兄妹の活躍や、自分自身の行動調査を探偵に依頼した男など傑作8編。……謎だらけです。(解説・末國善己)

    【目次】
    裏庭の死体
    バベルの塔の犯罪
    花嫁は涙を流さない
    EVERYBODY KILLS SOMEBODY
    夜のヒッチハイカー
    青い鳥を探せ
    小さな悪魔
    車中の出来事
    内容(「BOOK」データベースより)
    業界初(のはず)の話題(のはず)の個人文庫、第二回配本分にして堂々の完結巻はミステリ短編を集めた「謎の巻」です。ファンおなじみの速水三兄妹のあいかわらずの推理が冴える「裏庭の死体」。2017年の東京湾を舞台に、ある有名な刑事の決死の活躍を描く「バベルの塔の犯罪」。自分自身の行動調査を探偵に依頼する不思議な中年男「青い鳥を探せ」など傑作八編。

  • 再読感想。速水三兄弟や、ホラーなどバラエティに富んだ8編の短編集。
    人生研究?交換殺人?「EVERYBODY KILLS SOMEBODY」
    依頼者本人を尾行する依頼「青い鳥を探せ」
    短い間に二転三転「小さな悪魔」
    作者の技巧が存分に楽しめる作品でした!

  • 本格ミステリ全盛期に書かれた我孫子武丸さんの独立短編集。バラエティに富んだ内容というより、本格ミステリの古典的トリックをバラエティよく活用している点が素晴らしい。単純なトリックが多いのだが、魅せ方と書き方で随分印象が変わってくる。良かったのは「EVERYBODY KILLS SOMEBODY」と「車中の出来事」前者は後半の物語の飛躍が皮肉で面白く、後者は「世にも」で映像化された傑作だが、これ1本で舞台が出来るかのような作品で良い。会話劇ながら反転、反転、また反転みたいな展開にしびれ、ラストにまたしびれる。

  • 良質な8話短編集。ミステリやSFなどがテンポよく展開していく。シニカルな味付けに我孫子さんらしいユーモアとグロが散りばめられた作品。

  • 短編にしては中身が詰まってるからお得感あり
    だけどしんどい

  • 解決してスッキリ!だけじゃない、推理小説短編集

  • 短編集とはいえ、同じような話がなくて、
    SFチックなものから ホラーじみているものまで
    色々ありまして 全く飽きずにサクっと読んでしまいました。
    今のところ我孫子作品を読んで外したことはないですねぇ~ 気負わないで楽しめます(p^_^q)

  • まさかのサスペンス短編集。
    叙述トリックに期待したが…。

  • 久しぶりに我孫子さん。

    どれもぴりりと聞いた謎が気持ちいい短編集。

    『花嫁は涙を流さない』は頭に映像が浮かびやすいお話。なんかあるとは思ったけど、そうきたか、ってかんじですね。

    『小さな悪魔』は最後がブラック。
    つい前を読み返しちゃいます。

    でも『車中でのできごと』は最後がいまいちわからんかったなあ。
    途中はどんでんしまくりでおもしろかったのに。

    でもこれだけテイストの違う作品が入ってるのはお得ですね。
    おもしろかったです。

  • 世にも奇妙な物語で使えそうな短編が多かった。
    「バベルの塔の犯罪」で近未来として2017年の描写があったけど、あと6年じゃそこまでいけそうにないなあ。

  • 「裏庭の死体」「バベルの塔の犯罪」「花嫁は涙を流さない」
    「EVERYBODY KILLS SOMEBODY」「夜のヒッチハイカー」
    「青い鳥を探せ」「小さな悪魔」「車中の出来事」

    バベルの塔の犯罪を良く覚えている。
    ラストに思わずニヤリな仕掛けが。
    速水3部作を先に読むべし。

  • 我孫子武丸…中学生ぐらいの頃に『殺戮にいたる病』を読んでひっくり返った覚えがあります。今回の短編集でも叙述トリック健在なり。何というか、この人の作品は、何も知らずに読んでも楽しめるけれども、ある程度ミステリを読んでいる人が読むのを前提に書いているような気がしてなりません。大体パターンではここでオチがつくよ…と思っているともう一回ひねられる。まあこんなとこかなと思っているとさらにもう一回!この辺が心憎い演出です。ちなみにスミコのお気に入りは『車中の出来事』。列車の中で偶然乗り合わせた、指名手配犯を護送中の刑事、通りかかった休暇中の警官。他人の空似だと主張する犯人、刑事が逃亡の共犯者なのではないかと疑う警官、警官が実は犯人を殺しにきたヤクザなのではないかと疑う刑事…。腹の探り合いはどこへ向かうのか??

  • 未読

  • 短編集。全8話。

    『謎』と銘打っているだけに、ミステリーを期待してたんですが・・・違いましたね。ミステリー要素が入ってはいるものの、サスペンスと言ったほうがいいかも。

    サスペンスとして読むと・・・可もなく不可もなくかな??特筆すべきことはないです(;^ω^A

    ただ、一話目は、私の大好きな『速水兄弟』シリーズの短編だったので、とっても楽しく読めました。いや〜速水長男、相変わらずすっとぼけてるな〜(笑)おもしろい♪

  • ミステリ短編集。『裏庭の死体』・『車中の出来事』が面白かった☆

  • ミステリー色の強いものを集めたのがこの巻。シリーズものあり、近未来もの(?)ありで中身は充実していると思う。最後まで気を許せないどんでんがえしがまた魅力の一つかも。


    この作者の本は読んだことがあまり無かったのだが、(多分「人形はこたつで推理する」だけだと思う(^_^;))面白かったです。合作というか競作の「三人のゴーストハンター」(一月に読んだ)も面白かった。たしか「かまいたちの夜」のストーリー原作者だったような気がするのだけれど。(スーパーファミコン版をプレイしたことがあるんだけど、「かまいたちの夜」、いいですよ〜!家族がいなくって寒い冬の夜なんかにやるとまたいっそう怖いし。外の物音とか、犬の鳴き声なんかが、ほら…)

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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