- 集英社 (2000年7月19日発売)
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感想 : 66件
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087472172
作品紹介・あらすじ
こんな生活、もう我慢できない……。自堕落な夫と息子に苛立つ妻に訪れた殺意。日常の狂気を描きだす8編。平凡で幸せな結婚と家庭に退屈しているあなたへ贈る傑作短編集。(解説・桐野夏生)
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
結婚生活の中で抱える不安や葛藤をテーマにした短編集は、日常の中に潜む狂気を巧みに描いています。各短編は、稼げない夫やストーカーの影、妊娠中の妻の過敏な感覚など、結婚や家庭にまつわるさまざまな問題をリア...
感想・レビュー・書評
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以前読んだ事があるのを忘れて再読になりました。
読みながら、もしかすると以前テレビドラマで見た事があるのかなあという感じは確かにあったのです。
でも面白かったからokです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結婚をテーマにした短編。
結婚をする、子供が生まれる という人生の節目に
何かしら 不安というものがあるに違いない。
崩れる
稼げない夫、銀行に勤め始めたのにあっさりとやめる息子
息子が はじめは 父親をののしっていたが、同じような立場に。
妻は どこにも 怒りをもっていくことが出来なかった。
怯える
妻が妊娠して、昔の別れた恋人から連絡があった。
そして、ストーカーのごとき行為が続いたが、それは。
憑かれる
聖美は、結婚しないと決めていた。
そんな聖美に 高校時代の二人が、結婚するという。
それを祝う会に参加するが。
高校時代の悪さが、報われる。
追われる
結婚カウンセラーが、つきまとわれる。
壊れる
妻が自動車事故にあったが、相手は部長の妻だった。
部長の不倫相手を確かめて。
誘われる
友達のいない 母娘が つきあったのは
腐れる
妻が妊娠し、過敏に匂いに反応する。
生ゴミの匂い そして 死体の匂い
思い込む ことで 物語が ホラーとなる。 -
【書評】崩れる-結婚にまつわる八つの風景- 〈貫井徳郎〉 http://blog.livedoor.jp/ecwebjapan-books/archives/21595895.html
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リアルにありそうで怖い。ホラーってわけじゃないのに肝が冷えた。
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小休止にはもってこいの短編小説。のど越し爽やか。平凡を突き詰めたものばかり。平凡の中に潜む非凡を平凡に描くからこってりしてないというか。アイデアに凝りすぎないで、小さな物語を小さな物語なりに書き貫くというか。昼ドラにあるような小刻みなザワザワ。筆致力というべきなのか、観察力というべきなのか。とにかく肩に力を入れないで、すーっと嚥下できた。ドグラ・マグラの後だからかな?
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再読。
面白かった!!
ハズレなしの短編集。
「誘われる」公演デビューをするも友達ができない子育て中の杏子は、同じように友達を求める投書を新聞で見かけ、電話をかけてみる。
これが一番面白かった。
ラストは驚かされた。
「憑かれる」聖美の高校時代の友人2人が結婚するという。突然お祝い会に誘われレストランに出かけていくが・・・。この中ではやや異色の作品。著者曰く「レベル的にはこの作品集の中では一段落ちるように思う」とのことだが、そんなことはなく、とても面白かった。
2015.9.26
再読。
結婚をテーマにした短編集。
どの話も面白かった。 -
表題作が一番良かった。あとはまあまあ。
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短編集なのでわかりやすい。可もなく不可もなく。
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貫井作品初読了。短編集だが、日常に潜む恐怖をリアルに描いており、じわじわと後から恐ろしさを感じる。
短編ということもあり、大概は結末の読める物が多かったが、「誘われる」の意外性のある結末は予測できず、個人的には短編集の中でこの作品が一番面白いと感じた。
最初に貫井作品を薦められてから約7年経ち、ようやく読めたという満足感と共に、長編を読みたくなる気持ちが湧いてきた。 -
面白かったけど、短すぎると物足りない。やっぱり長編型の作家さんなのかな
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ずっと昔に読んだ作品。懐かしくなってまたよんでみた。
それなりにおもしろかったでごわす。 -
貫井徳郎さんの初の短編集。貫井さんの短編は初めて読んだ。15年ほど前の作品なのだが、今で言うところの『イヤミス』である。どの短編も結婚生活の崩壊をテーマに嫌な後味を残す。読後に貫井さんの新たな一面を見た気がした。
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普通でした。全部よくあるストーリーのような気がします。特に「憑かれる」と「誘われる」と「見られる」。結婚、更には出産とはそんなに嫌なものかと思わせる短編集。個人的には最初の「崩れる」が一番インパクトはあったと思う。暇つぶしにどうぞ。
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面白い
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よくある日常がホラーへと変わる短編集。
表題作の行き詰っていく日常の描写がよかった。
読んでてどうしようもない夫と息子、そして「カス」を掴んでしまった主人公に苛々させられた。
最後は主人公同様スッキリした。 -
一部読んだかも
全体的にノイローゼ気味の女性が思いこみが激しくなって
うっぷんを外に吐き出せずに狂気に走ってしまう内容だった。
日じょうのきょうふ。
バランスが崩れて行く人の話。謎解きみたい。 -
短篇集。10年前くらいに読んだことがあるような気がする。
どの話も怖い。結婚にまつわる・・・というより、日常生活にまつわる話のような気がしますね。 -
結婚への幻想を消してくれる短編集。人の陰にうまく焦点あてている。特に、ラストのストーカーの話のエンディングにはどきりとさせられる。
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結婚にまつわるトラブルを描いた短編集。堕落した夫に苛立つ妻の話や、自分を見ているかのようなイタズラ電話に悩むOLなどバラエティー豊か。「憑かれる」だけはオカルト系だけど、他はどれも自分にも起こりうるような話で、人間関係の距離感のズレが何とも恐い。
「崩す」とか「壊す」じゃなくて「崩れる」とか「壊れる」って受身なタイトルなのもいい。こんなはずじゃなかった的な、いかにも何かが起きそうな感じがするよね。 -
どれも薄気味悪い後味。
書かれたのがだいぶ前らしく、それが感じられる点もあるにはあるが、
今の社会でも色あせること無く通用するストーリーばかりでは無かったか。
空き時間によい、手頃な短編集。
著者プロフィール
貫井徳郎の作品
