神々の山嶺 上 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
4.18
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本棚登録 : 2301
レビュー : 252
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472226

感想・レビュー・書評

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  • 徹夜小説!

  • 面白かった!!

    山岳小説+ミステリー
    二人の漢の熱い物語

    上巻では、主人公のカメラマンの深町がイギリス登山家マロリーのカメラを手に入れたところから始まります。
    そのカメラとフィルムがあればマロニーがエベレスト初登頂に成功したことを証明する貴重な証拠。
    マロニーはエベレストの頂上に立つことができたのか?
    そして、このカメラをめぐっての展開で出てきた羽生との出会い。
    深町はこの羽生に引かれて、そして羽生の生き様を調べていくことになります。
    その過程で、孤高のクライマー羽生の生き様が紹介されていきます。
    すべてを山にかける羽生。
    羽生が死なせてしまったパートナーの岸。
    羽生がザイルを切ったのか?
    そして起きた羽生の事故、さらにはエベレスト南西稜冬季登頂での事件。
    事故からの生還したときに書かれていた羽生の手記。
    そんな羽生のさまざまな事例が羽生のストイックな生き様をこれでもかと伝えてきます。

    そんな羽生に会うために深町が再びカトマンズへ。
    さらに岸の妹もカトマンズへ。

    一方、カメラをめぐって、一儲けたくらむ地元の人間たちにより、カトマンズで岸の妹が誘拐され、カメラとの取引が画策されます。
    岸の妹はどうなるのか?
    カメラの行方は?
    マロニーのフィルムは?
    といった展開です。

    羽生の手記以外のところでは、それほど山の過酷さは表されていません。
    どちらかというとミステリー色強い展開です。

    ということで、下巻へ

  • 読んで損はなし。

  • 29

  • 2017/1/25-3/15

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。

    出た当初に読んだとき、ワクワクした本です。久々に再読しましたが、やはり今でも面白い。
    下巻で詳しく感想を書きますが、面白い事は覚えていますが内容は全然覚えておりませんでした。良かったもう一回楽しめて!

  • カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。

    感想
    読みやすい山岳小説である。臨場感が素晴らしい。そこにエベレストがあるようで、自分も羽生、深町と一緒に登っているようである。今でこそエベレストを登ったとしてもあまり話題にならないが、数々の登山家が死んでいるとてつもない山である。エベレストの映像もいろいろ見てきたのでだいたいの想像はつく。
    ビデオも借りて見る。なかなかの迫力で、本の心情を乗せて見るともう一度本の情景が浮かんでくる。

  • 初めて読む夢枕獏氏の作品。こういう山岳小説を書く人だとは知らなかった。
    しかもエベレストの頂きを目指す本格登山だ。
    そこに1人の孤高の天才クライマーと、謎のカメラの秘密を追う日本人ジャーナリストが加わって、読みごたえたっぷりの山岳ミステリーに仕上がっていた。
    下巻に続く。
    2016/11

  • 圧倒的な濃さで描かれるエベレスト登攀の物語。
    かなりのボリュームの作品ですが、上下巻を一気読みさせられます。

    最初はちょっとミステリーチックに始まるので面白そうと思っていたのですが、実態は超現実的な山岳小説でした。
    そして、それ故に、登山をしない自分としてはちょっとその辺りの熱量、内容の濃さを冗長に感じてしまう所もありました。

    しかし、最後まで読むと、最終章の手記がより一層胸に刺さり、こみ上げるものがあります。そこは流石の一言。

  • 伝説の登山家を巡るミステリーと、岩壁に挑み失敗して死を覚悟する山岳描写の、両方で引き込まれ、500ページの上巻を一気に読んだ。
    ネパールでの誘拐事件がどうなるか、下巻ヘ続く。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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