もものかんづめ (集英社文庫)

  • 集英社
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本棚登録 : 5001
レビュー : 507
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087472998

作品紹介・あらすじ

「こんなにおもしろい本があったのか!」と小学生からお年寄りまでを笑いの渦に巻き込んだ爆笑エッセイの金字塔!!著者が日常で体験した出来事に父ヒロシや母・姉など、いまやお馴染みの家族も登場し、愉快で楽しい笑いが満載の一冊です。「巻末お楽しみ対談」ではもう一度、全身が笑いのツボと化します。描き下ろしカラーイラストつき。

感想・レビュー・書評

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  • 言わずと知れた、ちびまる子ちゃんの作者さくらももこさんの初エッセイ本。

    軽めの本が読みたいなと思って手に取ったけど、軽めで済まない充実感(*_*)!

    主に著者の学生時代とこの本を書いていた当時のエピソードが書かれているが、
    肩の力を抜いてフフフと笑えたり、
    へぇ~!と感心したり、
    そうそう!と共感したり。
    ページをめくるのが楽しかった(^^)
    もう、さくらももこさんとお友達になりたい!笑

    読み終わってから、この本が2001年に出版されたものだと気づく。
    面白い本って、何年経とうが面白いんだなあ(^^*)

  • わたしを救ってくれたさくらももこさん。「もものかんづめ」は原点としてとっても大切な作品です。いつも幸せな笑いをくれ、切なく思わず涙ぐんでしまうようなお話が入っている、さくらももこさんのエッセイが大好きです。いつまでもわたしのバイブルです。本当にありがとう。

  • さくらももこさんのエッセイ。これは爆笑モノです。
    さくらももこさんの、笑いのセンスは、私の知る中では、お笑い芸人や漫才師、落語家も含めて、トップクラスにランクインしますね。

    本を読んで、笑いで涙を流せる本はそうそうないと思いますが、この本はそのうちの一冊です。

    記憶をたどれば、浅田次郎さんの「勇気凛々ルリの色」を読んだ時に、腹がよじれるほど笑った記憶があるが、本書はそれに勝るとも劣らないインパクトがあった。

    マンガ「ちびまる子」に、そのセンスは発揮されており、マンガでも笑わされることしばしばだが、エッセイとなるといったん読んでから自分の中で映像を浮かび上がらせなければならない。

    ところが、この本は読んだ瞬間から、次々とオモロイ映像が浮かんでくるのだ。頭の中でその映像が完全に出来上がる前に、すでにもう笑いがこみ上げてきて、映像が完成したころには、涙が2、3本流れている(笑)。

    エッセイは、いくつか収められているのだが、その一本、一本で必ず吹いてしまう。完全に笑いのツボをおさえられている。恐るべし。

    さくらももこは、文章でもマンガを書くことができる天才と言いたい。

  • さくらももこさんのエッセイ。

    さくらももこさんのエッセイは小さいころから大好きで、ほぼすべて読んだのではないか。(さるのこしかけ、たいのおかしら、さくらえび などなど)

    日常生活をユーモアにあふれる切り口で書いて行くエッセイは、たぶん彼女にしか書けないような不思議な文体で、読むものを引き込んでいく力がある文章となっている。

    彼女のエッセイで私が特に好きなエピソードは、20歳になったときの話。

    20歳になった日、さくらももこさんはただひたすらに、道をまっすぐ歩き続けたそうだ。

    このエピソードを初めて読んだときに、私はまだ高校生だったが、とても感動した思い出がある。

    これに感じ入る思いを、自分はうまく言葉にすることができないのだが、20歳になった日にただひたすらに道をまっすぐ歩き続ける行為が、大げさに言えば人生そのものを表しているような、そして人生を歩んでいく覚悟を示しているような、そんな気分になったのだ。

    私も、20歳になった日に、同じように道をまっすぐ歩き、自分がこの先どうやって生きるか、自我とはかくあるべきか、考えたことがある。

    そして、その思いは今も変わらず持ち続けている。

    ふとした時に、思い出して読み直し、そのうちのあるエピソードでは笑い、あるエピソードでは泣き、そして人生の力としていきたい、大切な一冊だ。

  • さくらももこさんの本は初めて読みました。

    時々、くすりと笑ってしまうことも。

    読み終えた後は、やっぱり寂しくなりました。

  • 奇想天外、ハチャメチャなさくらももこさんの実体験エッセイ。
    さくらさんの個性全開で、ふふふと笑ってしまう。
    非常に素直で真っ直ぐな方なんだなと思った。
    亡くなられたのが残念で仕方ないです。
    アニメちびまる子ちゃんも大好きなので、さくらさんのこういう感性から創られていたんだなぁと思い、非常に興味深った。
    これからもちびまる子ちゃんのファンです。
    なんとも個性的なエッセイ。
    最後の結婚のお話では少しウルっときた。
    ありがとう、さくらももこさん。

  • オススメされて読んだエッセイ。これほど面白い文体を持つ人だと思ってなかった。特に「奇跡の水虫治療」と「メルヘン翁」は傑作だった。声を出して笑いながら読んだのは久しぶりだった。一日もかけずに読み終わるほどに読みやすい。

  • たしか小学生の頃、人生で初めて読んだエッセイ。初めて本を読んで声を出して笑い、最初から最後までずっと面白くて夢中で読んだ。自分のことを美人ではないと言いつつも決して卑下せず、いつも明るく力がいい具合に抜けている。そんなさくらももこさんが大好きで、憧れでもあります。

  • 実際は友蔵のような優しいおじいさんではなかったんですね……。
    メルへン翁は、賛否両論あるかと思いますが私は嫌いではありません。
    よっぽど嫌なおじいさんだったのでしょう。人の死に際にウキウキする事は
    不謹慎極まりないですが、仕方なかったのかなと思います。

    水虫の話はすごいですね!お茶っぱってすごいな~。

  • すごく笑った。気持ちよく読める本。笑うことって大事なんだなーと思わせてくれる。変な出来事も、騙されたことも、うまくいかないことも、こうやって全部救われるんだなあと思う。

    賛否はあったと言っていたけど、おじいちゃんの死に際の話がすごいインパクトだった。開始2行で、どうしようもないジジイだった、と言いきってしまうところがすごい。

    すごく面白い文章を書くけども、それでその人の人生が面白おかしくてなんの苦悩もないかっていうとそんなわけなくて、ああ、苦しいこともあったんだろうなあと、漫画だけで知っていたときのちびまる子ちゃんだけでない、一人の人間としての著者を知れた気がした。

    漫画家って、どこかふつうじゃない人が多いイメージだけど、やっぱりこの人も変わってたんだなあと思う。子どもの頃は他と合わせろと言われ、大人になると個性を出せと言われる。生きづらいなあ、笑いは、すごくパワフルで私たちに元気を与えてくれるものだけど、そういう栄養剤を打ち続けなければ苦しいということが、やっぱり苦しいとみんな感じてるのかなあと思う。

    面白いエッセイだったなあ。さくらさんがまるまる、閉じこめられているみたいだった。元気がないときにおすすめの本。

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著者プロフィール

さくらももこ
1965年5月8日 - 2018年8月15日
静岡県清水市(現・静岡市清水区)生まれの漫画家。
静岡英和女学院短期大学(現・静岡英和学院大学短期大学部)国文学科在学中に漫画家デビュー。1986年から少女マンガ雑誌『りぼん』で代表作となる「ちびまる子ちゃん」を連載開始。本作は1990年からアニメ化され現在まで続く超人気番組になっており、実写ドラマ化もされた。2017年にセルフパロディ『ちびしかくちゃん』を刊行、話題となった。ほかの代表作に、アニメ化された『コジコジ』など。
作詞家としても活動し、アニメ主題歌「おどるポンポコリン」は第32回日本レコード大賞を受賞。エッセイストとしても、それぞれミリオンセラーとなった『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』を刊行。詩集作品『まるむし帳』も手がけていた。
8月15日、乳がんにより逝去していたことが2018年8月27日に発表された。

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