いくつもの週末 (集英社文庫)

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  • 集英社
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本棚登録 : 3363
レビュー : 325
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473193

感想・レビュー・書評

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  • 江國香織のエッセイ。夫婦生活を江國香織の言葉をもって描いています。
    綺麗と言えば綺麗。女性なら共感を得るところがありますが、男性は微妙かもしれません。
    <色>の中の一文。
    「誰かと生活を共有するときのディテイル、そのわずらわしさ、その豊かさ。一人が二人になることで、全然ちがう目で世界をみられるということ」
    結婚は二人。一人じゃないこと。絶妙です。
    それにしても、なんだかんだいっても夫婦。江國香織さんが夫に愛情を持っているかがわかります。
    この作品は、結婚2~3年のときの作品。
    時を経たらまた違うでしょう。同時期を過ごしている女性におすすめかも。

  • “風が吹けば傷口は乾く”
    確かにそうなのだ。

    絆創膏がほしくなって偶然手に取ったのだけれど、
    絆創膏はなくてもいっか、と思わせてくれた本だった。

    これでまた少し、答えを先延ばしにする。でも、誰かと生活するのってそういうものなのかもしれない。

  • 江國さんの文章が久しぶりに読みたくなって手に取ってみた。
    江國さんと結婚生活って、あんまり結びつかないんだけど、でもほんとうに結婚してるんだなあ、としみじみ思った。
    結婚って大変そうだけど、でも羨ましい。
    それにしても小説みたいな生活だなあ。

  • 結婚は相当にチャレンジングなことだと思った。
    人が抱えるさみしさは、結婚したら減るものかと思っていたけれど、むしろ増してしまうこともある、という発見が一番の衝撃。

  • 文章はやっぱり好き。
    だけど感覚は全然違う。
    いろいろな夫婦がいる。

  • 恋愛って、いつも幸せなわけじゃないし、
    でも、辛いだけなら続かないし。
    結婚すると、よりそうなるんやろな、
    辛いのは嫌やし、できるだけ幸せと感じたいけど、
    幸せなだけじゃ味気ないんだよね。
    私には許せなくて、続かなかったことも、
    著者は同じ思いを抱えながら続けているんだよね。
    というか、続けていける相手と結婚できたんだよね。
    実際に結婚した人のエッセイを読むと、
    結婚の決め手っていうのが何なのか
    ますます分からなくなってしまった。。

  • この本が、物語が、エッセイだとは思わずに読んでしまい、少し損した気持ちになった。

    けれど江國香織という作家は、たとえ本当のエッセイでも、フィクションでも、同じひとつの物語のような書き方をするのだから、読む側の気持ちはあんまり関係ないのかもしれない。

    とにかく気だるくて、少しイライラして、でも愛が必要、相手が必要な結婚生活は、希望なのか絶望なのか。

  • 読みやすいうえに、素敵な表現が散りばめられていてよかった^_^

  • 結婚生活のエッセイ。

    エッセイを読むと、これはどういう意味?筆者の気持ちが理解できない、、ということが、しばしばある。

    このエッセイも初めの1話からそうだった。
    なんでだろ、、で止まった。

    でも読み進めるうちに気づいた。
    筆者とわたしは違う人間なんだから、わからないのは当たり前だ。だから、わかんなくてもいいや。

    筆者のリズムを、世界を楽しんだ。とても楽しめた。

    一点、筆者とは解釈が違うだろうが、わたしにとっても夫は、devils food

    2016.03.06

  • 30分で読めてしまった、流れるように読みやすいエッセイ。
    江國さんの結婚生活、夫婦とはどんなものか知りたかったけれど、とてもゆらゆらしていて不安定に見える状態が江國さんの安定した生活なんだろう。

    私はなんだか落ち着かず、文章と一緒に気持ちをゆらゆらとしてしまった。
    いろんな夫婦がいるのでこれもひとつの夫婦なんだろう。

    はじまりの、パン屋さんや公園の章がすき。

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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