プリズンホテル 1 夏 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 5210
レビュー : 659
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473292

作品紹介・あらすじ

極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ-。熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。

感想・レビュー・書評

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  • 「奥湯本あじさいホテル」
    ここは任侠団体専用ホテルであり、「プリズンホテル」と呼ばれる。
    叔父が経営するこのホテルにやってきた作家・木戸孝之。
    様々な事情をかかえるホテル従業員。
    「プリズンホテル」と知らずにやって来た宿泊客。
    なかなか面白かったのですが、木戸の言動がどうにも…
    好みでないというよりも、嫌気がさすというか…
    第2弾にも木戸が登場するのか?
    手を出すかどうか、迷ってます。

  • 【読間】40ページ時点。
    浅田次郎が“わりと好きな作家”になってからも、
    極道もののユーモアミステリ?的な触れ込みから敬遠してきたシリーズ。

    読み始めてみたら…。
    主人公(?)の作家さん、軽~く人間のクズでやんの(笑)。語り口が軽妙なために嫌悪感こそ抱かなくて済んでるが、感情移入はできそうにもなさそう(苦笑)。

    それなのに!
    先が気になって読むのが止まらなくなる予感がするあたり、

    続刊が何冊も書かれた人気シリーズ

    たるゆえんなのかも?

    ホテルに着いた彼らに何が待ち受けているのか?楽しみ♪


    【読了】
    面白かったぁ。
    作者あとがきの通り、二泊三日で読み終えた(笑)。

    義理と人情に生きる任侠の男…木戸の親分、格好良し。(平成のヤクザに果たしてそんな侠気があるかどうかというリアリティは別として)

    一番好きなのは……、

    深夜の宴会場で以外な侠気を魅せる支配人と、「見込んだ通りの男だぜ」と彼を称える木戸の親分、 の場面。

    ★4つ、8ポイント。
    2018.02.06.古。

    人間のクズとしか思えなかった作家さん…
    なんだかんだで清子が“惚れた女”だったことと、
    不器用な愛情表現であった(らしい?)富江への言動に、
    ほんのちょっぴり、心動かされた。

    でもね…それでもやっぱり…愛情ってか、思いやる気持ちってかは、相手に分かるように伝えてこそナンボのもんだと思うんだけどな。

  • 浅田次郎のコミカル小説、プリズンホテルシリーズの第1巻。

    極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。
    たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。
    招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。
    熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ

    「木戸孝之介」は、まさに浅田次郎自身をモデルにしているのかな?浅田次郎の人生経験の豊かさが、小説の厚みを支えていると思った。

  • 浅田次郎『プリズンホテル 1 夏』集英社文庫。

    今から25年前の作品。以前から気になっていたシリーズなのだが、未読であった。ヤクザがひょんなことからリゾートホテルを経営し、そこで巻き起こる事件や人間模様を描くという作品のようだ。

    まだ主要登場人物の姿が掴まえ切れないせいか、圧倒的な面白さは感じられず、全体としてはまずまずといった感じだろうか。

  • まずは最初の館内ご案内から大爆笑でした。しかし木戸孝之介氏は嫌い。女に手をあげる男は許せない。これからの3冊に期待です。

  • 予想の斜め上をいく面白さ。
    最初は主人公らしき偏屈小説家が偏屈っていうよりただのクズで、どうなのコレ⁉︎どうなるの⁉︎って思っていたけど
    章ごとに視点が変わり、少しずつ物語に馴染んでいった。
    に、しても、どの登場人物も一筋縄ではいかない曲者ばかり。
    そもそものホテルが、
    奥湯元 あじさいホテルという正式名称を無視して、地元住民からはプリズンホテルと呼ばれる、ヤクザがオーナーの"任侠団体専用ホテル"
    オーナーが大親分なので、泊まりの(任侠団体)客は従業員にも頭が上がらないとか、宴会の片付けを客の若衆がやるとか、ホテルの常識は通じない。
    時々来るという一般の客も、偏クズ小説家だったり、横暴な夫とこっそり離婚手続きを進めている妻とのフルムーン旅行だったり、心中場所を探して流れ着いた家族連れだったり。
    大手有名ホテルチェーンから出向という名の左遷で飛ばされてきた熱血支配人と天才シェフのキャラクターもイイ。
    幽霊の存在をやんわり匂わす、かと思いきや、普通に存在してるわ意思の疎通ができるわ、もうずっとにやにやしっぱなし。
    浅田次郎ってこういうのも書くんだねぇ、としみじみ思った。
    よく考えたらほとんど読んだことないんだったけど(笑)鉄道員と地下鉄にのってのイメージだったからちょっと意外で。
    しかもクズ小説家、マザコンこじらせただけだったみたいな展開になってきて、最後少し泣かされた。とはいえこの男、好きにはなれないなぁ、、、と思ってたら作者を投影したキャラっぽい。性格は別かもしれないけど。
    1番かっこいいのは大親分の木戸仲蔵だねー、漢の中の漢って感じ。
    2次元の任侠はヒーローぽくて嫌いじゃない。
    関東桜会は薬も殺しもやらないらしいし。

    シリーズものの第1作目ってことで、秋・冬・春と続くみたい。
    続きも今度借りてこよう。


    ※追記
    ひとつ?だったのは、政男が引き金を引いた理由。
    あれは清子を自由に(自分に気兼ねなく小説家のもとへ行けるよう)してあげるためってこと?
    どう考えても政男との暮らしの方が精神的には幸福だと思うんだけど・・・あぁ、家族を養わなきゃだからか。
    あと、他の方のレビューにもあるけれど、離婚届けを破いた奥さん、本当にいいの?て思った。根本的には旦那は何も変わってない(笑) ただ、自分が知らない良い一面意外な一面が見えたというだけ。妻への態度はひどいもんですが。それでも、今後は大人しく付き従わずに旅の間の様にガンガン言い返していけば良いのかな。

  • 1~4巻一気に読んで、4巻で先生に感情移入しすぎて号泣。。。

  • 久しぶりの小説。
    おもしろく読みました。
    怪異現象にはあまり興味がないので
    幽霊部分はおもしろくないですね、

    これがファンタジーでゴーストが出てくると
    それは一つのエッセンスとして楽しめますが。

    だめですね、男はどうしても任侠にあこがれるところがゼロではありません。
    もっとも良いところしかみないので、
    決してあってはならない貸し借りやしがらみを棚に上げてしまうのです。

    主人公はかなり偏屈な男として書かれています
    似てるような似てないような似てるような。

    結構一気に読めました、気軽に読める一冊です。

    解説にある、浅田作品は女性に覚悟を求め男性に勇気を求めるってのは分かりませんでしたが、、、

  • 浅田次郎先生の「任侠」系。
    その中でも主人公が性質的に問題ありマン。
    主人公は小説家で、任侠道の人じゃないからかしら?

    女を殴るなんていやなかんじー。
    主人公嫌いだー。でも読むけど。小説だし。
    浅田次郎作品だし、頑張ろう。

    任侠の任侠による、任侠関係者のためのホテル。
    「プリズンホテル」=「奧湯元あじさいホテル」。
    監獄ロック?監獄狂想曲かな。滋養強壮曲…嬌騒。
    一度行ったら離れられなくなるわけじゃないけど、
    宿泊者は気が抜けないかもねー。

    立て続けに起こる騒動が、ドタバタというか
    演劇の舞台を見ているみたい。
    出演者のすべてが、濃いわ〜。
    泊まってみたいようなみたくないような。

    表紙が花札の花の絵で、最初気づかなかった。
    4冊で春夏秋冬の花の絵になってる、きれい。

    どんどん読みましょう。

  • 純粋にすごく面白かったです。
    やくざ専用のホテルを中心に展開される変わった設定の小説であるが、支配人や小説家先生や番頭などの登場人物のキャラクターがいきいきとしていてさすがは浅田次郎と思いました。

    ただ、私には言葉が少し難しく少々読みづらかったです。任侠の世界観はとても面白かったですが、浅田先生はどうしてこんなに詳しいのだろうかと思ってしまいました。もしかして知り合いにその筋の方がいるとか?笑

    第2作目も期待して読みたいと思います。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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