- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087473315
作品紹介・あらすじ
「口から生まれた双子座」のダンフミと「天然の饒舌」アガワサワコ。二人の才女がくりひろげる、辛辣でセキララでユーモア溢れるやりとりの数々。「食」をテーマに始まった往復エッセイはどんどん脱線し、人生の森羅万象を抱腹絶倒の喜劇に変える。女同士の友情に満ちた罵倒のなんと心地良いことか。第十五回講談社エッセイ賞受賞作。名コンビの生みの親(?)五木寛之氏との特別鼎談も収録。
感想・レビュー・書評
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この二人のおしゃべりに敵う人はいない
仲良しできが置けない二人が
言いたいことを言う、面白い
こんななんでも屈託無く話す相手がいると人生は倍楽しい。
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五木寛之が、巻末の対談で、「楽しく読まれた理由の一つは、読んだ後に何も残らないことですね。これが実にいい」と言っているが、まさにその通りだ。
チョコマカとおっとりのレター交換。
読みながら、うふふと笑って、ワッハッハと笑える。
実に、消化のいい本である。ケレン味がない。
二人の父親は小説家で、慶応出身で、独身。
でおくれ、イケズの二人のワイワイガヤガヤ。楽しい。
日常の微細なことを、拾い上げて、それを箸でつつき合ってる。
女でありながら、女を捨てたようなところもある。
サワコさんも、63歳になってから、大学の先生と
結婚なされたようで、めでたし。めでたしと言っていいのか。
ダンフミは、地団駄フンでいることであろう。 -
素敵で憧れる大人の女性とも言うべきお2人が、まさかこんなに親しみやすいなんて!と驚きながらクスッと笑えて楽しいエッセイでした。話題が食事中心になっているのも読みやすいのかもしれません。遠慮なしに相手の悪口を書くところも、読む側としては面白いし、ストレス解消になるしで、本を読むのが楽しみでした。
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阿川佐和子さんと壇ふみさんの往復エッセイ。アガワがダンに申した、『こんなにバカなのに、誰もそうだと思っていないのはもったいない』 五木寛之氏が言うように、読んだ後になにも残らない、それがいい本です。
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阿川作品だから面白いです。あまり相方の檀ふみさんを知りませんけど、二人の掛け合いが嵌ります。 しかも、交換ノートみたく内容が進むから目が離せませんね。二弾もあるので楽しみです。 '238/6 '2311/20
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「愛欲のアガワ」「食欲のダン」
阿川佐和子と壇ふみの往復エッセー集
25年も前のものだけど、今読んでもクスっと笑っちゃう。
肩の力抜くには最適 -
★3.5
アガワとダンフミの往復エッセイ。
普通に面白かった〜。
こんな言い合える友っていいね。