うわさの神仏 日本闇世界めぐり (集英社文庫(日本))

  • 集英社 (2001年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087473322

作品紹介・あらすじ

祟る、出る!? 神社仏閣、オカルト、宗教が大好きな著者が突撃する、全国の怪しい現場とうわさの寺社。第一部オカルト談義、第二部恐怖の現地ルポ。怖くて笑える超異色エッセイ。(解説・細谷正充)

みんなの感想まとめ

神社や仏閣、オカルトに興味を持つ著者が、日本各地の神秘的なスポットや噂話を軽快な語り口で紹介するエッセイです。著者の独自の視点やユーモアが溢れ、オカルトの世界を身近に感じさせてくれます。特に、神様や仏...

感想・レビュー・書評

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  • 神社仏閣をめぐり、それぞれに祀られているご神体や仏さまの解説や、心霊写真の見え方にはコツがあるということが書かれていたり、さらに後半にはいかにも何か出そうなところを巡るツアーの様子が書かれていたりと、著者本人も霊感があるようで、まじめに読んだらゾワッとしそうな内容を軽いエッセー風にまとめた本。
    さらっと読みつつ、それなりに神社仏閣の蘊蓄も学べる。
    個人的には、"実践 おみくじ講座の巻"が特に面白かった。

  • 神社仏閣についてのホラー作家らしい闇の部分をテーマにした超軽いエッセー。なにもこんなに軽くしなくてもいいのでは?と思えるほど。
    日常生活の行事は仏式が多いせいもあってか、神道系の知識は神道よりも圧倒的に少ないことに気づく。仏教はオリジナルの釈迦の教えからかなり離れたところまで来てしまったとはいえ、生きていく上での指針となる教えを中心にした宗教体系になっている印象があります。神道は接する機会が初詣くらいだからなぁ。教えを聞いて考えるというより一方的に宣託がくだされたり、願をかけるとかという印象が強いというのはねじれた知識のせいかな。祟るのかぁ。掘れば面白いことがたくさん出てきそうな気がする。掘る方法がよくわからないけれど実際に行ってみることが一番かな。七福神とかのはちゃめちゃ具合はそのまま日本人のはちゃめちゃに通じているような気がしておもしろい。もともとはこうなんだろうな。日本人というものつまりは自分をなすものについてもう一度考えたくなる。熊野大社に行ってみたいし、陰陽師村の星祭りを見たくなりました。

  •  美大の大学院まで出て、美術館の学芸員として勤務した経歴をもつホラー作家、加門七海さん。その知識と霊感は本物ながら、自身は無類の怖がりとして心霊から距離をおこうとしつつ、噂や逸話をクールかつ独自の視点で観察する、その語り口は皮肉やユーモアに溢れていて、まるでオカルト界のナンシー関。小説も面白いけど、今作のようなコラムもなかなか良い。

     迦具土命を「カグツチくん」と言ってみたり、菩薩や如来像を「パンチパーマでキンネックレスをジャラジャラつけてる人」と表現してみたり……人によっては、文章が軽すぎて受け付けないのもうなずけるが、「小説すばる」に連載していたコラムとしては全然アリだったのではないかと思う。甲斐ヨネさんの挿絵もいい味だしてる。

     本の前半は「供物」や「鬼」など、よくあるオカルトワードを取り上げて書いたエッセイ調のコラムになっていて、後半が、東京の心霊スポットや、京都、和歌山など全国でも比較的有名な神社や仏閣を取材した際のルポ形式にまとめられている。
     作者さんの知識がハンパじゃないので、自分で行ったことのある場所でも「ほえー、有識者が行くとこんな感想なんだなー」と改めて感心しながら読んだ。

     さらに、本書を読んで福井に「天社土御門神道本庁」がある村があると知り、行かねばと思った。1話あたり10分くらいで読み切るので、昼休憩や寝る前に毎日1話ずつくらいでいいかも。

  • 神社、仏閣に祀られるモノのお話。
    七福神参りしてみたいです。

  • 寺社仏閣巡りがしたくなる。が、このノリの文体にはもうおじさんいい歳なんでついていけない…

  • 「うわさの神仏 日本闇世界めぐり」というタイトルなので、不思議な現象が起こるといううわさの神仏をめぐり、ものの怪の話しや著者の実体験が聞けると思ったが、古事記や八百万の神の説明ばかり。期待していたものと違いました。神社仏閣、主祭神や由来に興味がある人は、楽しめるかもしれません。

  • 神仏オタクの加門氏のエッセイ。話は面白いが、軽すぎて段々飽きてくる。オカルト話なのでオカルト好きな人が読者ではないのだろうか。もっと気味悪く書いて欲しいものだ。次を読む気にはなれなかった

  • 神社仏閣、さらには幽霊の出るスポットなど、宗教、オカルト系の場所をまわり、その場所の紹介や感想をつづったエッセイ。久しぶりに読み直したら、内容は面白くて興味深いのですが、こんな軽いノリだったかな、とビックリ。慣れるまで若干時間がかかりました。年とったからかな…。

  • 面白く神仏の情報が読める本。

    オカルト大好きな作家さんとあって、雑誌の取材で霊が出現するスポットも多数。
    本人はお祓いなどできないにもかかわらず、単に見えてしまうことを呪っているが、読む側にとっては面白い。

    住む静岡県にも登場した神社仏閣があったので、ぜひにでも行ってみたい。

  •  これでよいのかと思うほどサクサクと読めた。
     子どものうちにこういうのを読ませておくと、正しく(?)面白い人間に成長するでしょう。(2009/02/09)

  • 2017 2/19

  • 神社仏閣めぐりを楽しくしつつ、ちょっとした豆知識も身につく感じで、親しみやすいとはいえ文章が砕けすぎなのは時々気になりましたが、基本的には面白くてためになりました。
    2008/10

  • 神仏がテーマなのに、面白おかしいエッセイを書けるってすごいな~。

    ユーモア溢れる文章で書かれているものの、第一部は宗教や日本神話や民俗学などの知識がある程度ないとわかりにくいかもしれません(私はなんとなく知っている程度だったので、所々「???」となりました。情けないことに)。

    第二部は妖しい(怖い)現場への突撃ルポなので特に問題なく読めますが、結構ぞっとする話があり、怖かったです。
    一応、本当に危ない場所は避けたり、それなりの対策はしているようだけど、「なんて命知らずな・・・」と思いましたよ。いやはや、好奇心ってすごいですね。

  • 加門さんのオカルトエッセイを読んだことがあるけれど、あれらよりこの本がいちばん文体が軽い気がする。
    タイトル通り神仏についてのエッセイです。
    神仏に興味がないひとでも軽く読めると思う。
    個人的に面白かったのが、埋め立て地の氏神さまのこと。
    よく考えたら、それまで海だったところを陸にして、その神さまを誰にするかなんて他の宗教でやってるところがあるんだろうか?
    そしてそんな場所にもちゃんとマニュアルによって氏神さまが決められるなんて、面白い。

  •  日本の神様はグルメで悪食?
     理想の仏の姿を忠実に再現するとどんな姿に?
     観光地「鎌倉」の恐ろしい面とは?

     神に仏に鬼妖怪、祝詞に経に、呪法に憑物。そういうものが大好物な自称『神仏ゴシップ芸能記者』が、異界の萬事を読み易く面白く綴ったエッセー。
     前半は神仏に関するイロハから鬼や妖怪や魑魅魍魎のこと、おみくじ講座に神仏にお願いする恋の病対策まで、異界に関する雑学知識を広く浅く、そして面白く綴っている。
     後半は企画で訪れた先での出来事を綴った旅日記で構成されている。京都では終始雨に打たれて散々な目に遭い、伊勢では神様のご利益に預かれたのか幸運な出会いがあり、鎌倉ではホラー映画の主役になったような気分になり、と笑いあり涙あり恐怖あり、バラエティ豊かな内容となっている。

     怖いのや堅苦しいのが苦手な人にこそ薦めたい、初心者向けの本だ。

  • 私、こういう人好きです。

  • オカルト(あんまりこの語好きじゃないんですが)方面に対する鬼のような詳しさを持ちつつも、遊び心を忘れないスタンスが心地良いです。神仏を「笑いものにしてる」んじゃなく「笑い飛ばしてる」んですね。それは愛ゆえに~ 第二部は、全国謎スポットレポートです。

  • 加門ワールドですな。

    エッセイ集なので、一つ一つが短くてテーマごとに分かれているので、そこまで苦ではない。
    けど、怪談徒然草のほうが、身近なテーマで読みやすかったな、と。

    神代とか仏の話が好きな人はいいかも?

  • 文章は、ブログのネタを読んでいるようです。
    一人突っ込みも多いですが、クスっと笑えます。

    神仏について造詣の深い著者だからこその鋭いツッコミと
    シュールなヒトコマのイラストがベストマッチ。

  • これはおもしろかった!

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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