R.P.G. (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 7835
レビュー : 713
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473490

感想・レビュー・書評

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  • 10年振りくらいに再読。
    内容は殆ど覚えてなかったけど、「こんなんありか」っていう感想だけは覚えてた。

    再読してみての感想はやっぱり「こんなんありか?!」だった。
    鮮やかなどんでん返しはいっそ潔いくらいなんだけど
    冷静に考えるとこのやり方は違法捜査なんじゃないか? とか。
    これ以上書いてしまったら読む意味がなくなるので書けない(笑)。

    ある意味名刺代わりの1冊なのではないか。
    これを読んだ後に『クロスファイア』と『模倣犯』が読みたくなること請け合い。

    • hs19501112さん
      宮部みゆきを初めて読んだのが、この「R.P.G」でした。懐かしい(笑)。
      宮部みゆきを初めて読んだのが、この「R.P.G」でした。懐かしい(笑)。
      2013/12/25
  • 人気のあるブログにはそのブロガーさんを中心に、コメント欄に定期的に集まる人がまるでファミリーのようになっているブログってありますよね。
    この小説もそんなネット上の家族ごっこから派生した殺人事件。
    場面設定の8割が警察の取り調べ室。舞台を観ているような作品です。

  • 現代らしい小説ですね。
    リアルにこういうのってありそう。

    なんとも読みやすいお話でした。
    お父さんの仕打ちは…いくらそういうことに憧れがあってもこえてはいけないラインだったと思います。
    またどう転んでも娘の立場では幸せになれないよね。

    ネット世界で顔が見えないぶん、相手の立場、まわりの生活に目が行きにくい。
    うまいとこ付いてきてるなぁ。

  • 宮部みゆき作品ということでタイトルだけで内容紹介すら確認せずに手に取る。てっきりファンタジーな話かと思ったらミステリーだったとは。ネット上でロールプレイゲームのように家族ごっこをしていた被害者。関係者として取調室に呼ばれ、被害者の娘による面通しを受ける疑似家族の面々。場面の切り替わりが少なく淡々とした印象を抱きつつ、着地点が見えない中で読む手は止まらない。成る程ね、もう一つのロールプレイゲームの存在が上手いが、ミステリーというよりも家族小説という方がしっくりくるかも。

  • スピンオフだったせいだろうけど、これ単品では読んでいて非常に気が散ります

  • ロール・プレーイング(Role-playing)
    実際の場面を想定し、さまざまな役割を演じさせて、実際の解決法を会得させる学習法。役割実践法。

    建築中の一戸建て住宅で男の刺殺体が発見された。
    そして、その数日前にはカラオケボックスで女性が絞殺された。捜査を進めるうちに、この男性と女性は不倫関係にあったことが判明。そして、男性はインターネットで、仮想の家族を作り上げていた。

    インターネット上の“家族ごっこ”のロール・プレーイングと、犯人逮捕の決め手に欠ける警察が仕組んだロール・プレーイング。

    仮想の世界に逃げ込む人々を許せない犯人の怒りが、わからないでもない。
    でも、結局は甘えてるだけじゃん…と思ってしまう。

    こんな犯人の追い込み方もあるの?という意味で、ミステリーとしては面白い作品ではある。

  • ひと幕の舞台劇を見ているかのような作りと感じました
    ストーリーや今回の主要人物がテンプレ的で、ちょっと残念
    それで過去作のを登場させているのかなと

  • 絞殺された女性とめった刺しで殺された男性。それぞれ別の事件と思われたが、その2人には同じ会社で働いたことがあり、その後付き合っていたということがわかってきた。カギを握ると思われる被害者男性の娘の見る中、容疑も考えられる、被害者男性のメル友の取り調べを行う。

    ダメな宮部みゆき。以上。

    で終わりたいところだが、まず「RPG」なんてタイトルを付けてきたから、それが作品のどこを占めるのだ?というような読み方をしてしまうのは、読者の9割方なのではないか?それが半分くらいまで説明されない。

    というか、前半半分は、いらないエピソードにいらない説明ばかりで、何を主に読ませたいのかわからない。また、ロールプレイングの紐解きを始めるのが、キーとなる取り調べなのだが、なんで2人3人一緒に話させるかなあ。動機や本筋が曖昧になるうえ、冷静に考えると、警察にあるはずのカチッとした部分がまったくない。

    また、最終的に動機が弱すぎて、めった刺しにされる理由がわからぬまま終わってしまった。

    読みやすかった「クロスファイア」から、むりやり石津ちか子を出してきたのもわからないし、こちらはめっぽう読みにくかったので、そのこだわりも伝わらず。

  • 図書館

  • ◆思いっきりネタバレがありますので未読の方はご注意ください


    なんだかきちっとくみ上げられた積み木みたいなのだが、その設定が災いしてか、登場人物がいまひとつ活き活きと動いていないように感じる。「R.P.G.」というタイトルも、みんながそれぞれ役割を演じているということだろうか、随所に演技に関連する描写が出てくる。一美が怪しいというのはもちろん途中でわかってしまったし。まあ、事情聴取に呼ばれていた「家族」というのがすべて警官の演技だったというのはけっこう「やられた」というかんじだったが、「お母さん」を演じていた女性へのメールが実はA子宛のものだった! というところはその重要性がピンとこなくて「?」だった。たしかに今の家族が抱える問題をはらんでいるのかもしれないがそのあたりもいまひとつピンと来るほどでもない。『模倣犯』ではあれほど家族の心情がくっきりと描かれていたのに。まあ、文庫書下ろしということでページ数の制限などもあったのだろうが。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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