R.P.G. (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 7837
レビュー : 713
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473490

感想・レビュー・書評

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  • <u><b>ミステリー小説ではなく、無力な自分とどう向き合うかという自己啓発の本として</b></u>

    <span style="color:#cc9966;">住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。殺人に関わりが? 虚実が交錯し、見えてきたものは…</span>

    途中で、この後の展開がわかってしまって、最後までその通り進んでしまったので、ミステリとしてはあまり楽しめなかったな。「レベル7」並に最後までどんでん返しのくるミステリが読みたいな。

    まぁ、ストーリーがそこまで面白くなくても、宮部は何かいつも教訓をくれたり、心の中にぽっかり穴を残してくれる。そこが宮部のいいところだ。
    今回はこの台詞が胸に着た。
    <blockquote><i><b> 傷つき、怯え、悲しんでいるこの人に、この程度のことしかしてあげられない。</b></i>それもまた不甲斐なく、歯がゆいことではあった。
     しかし、それなりに長い警察官としての人生でちか子は学んだ。この道に奉職し続けるためには、もちろん、誰かを助けたり、誰かの役に立つために頑張り抜くという根性が不可欠だ。
     だが、それだけでは足りない。
     <i><b>それと同じくらい、いやそれ以上に切実に、誰も助けることができなかったり、誰の役にも立てなかったときに、そういう自分に耐え抜くことのできる忍耐力も必要とされるのだ。</b></i></blockquote>ちょうど、この本を読んでいる時、(まぁ、今もだけど)、他人の立場に変わってやることなどできず、ひたすら言葉をかけることしかできない自分に嫌気がさしてた。
    どこの業界の人も同じだよな……忍耐か。

  • ネットの世界 嘘と真実 現実社会で得られないものがネットの世界で得られるとしたらそれも然り。

  • ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?

  • RPGについて、そっちじゃなくてこっちだったのか、と最後の最後でどんでん返し。
    動機に関しては納得いかない。

  • 無関係と思われた二つの殺人。
    共通する遺留品と、二人に恨みを持つ関係者が浮かぶなか
    「クロスファイア」の石津刑事と、「模倣犯」の武上刑事が事件の謎を解き明かす。

    へぇ、こういうコラボレーションの話もあったのかとめずらしく思いました。
    それぞれ、しばらく読んでいないのでまた読みたくなりますが
    あまりに長いので気軽に再読する勇気が持てません。

  • 一美の父親は浮気するだけでは飽き足らず、ネットの世界に疑似家族を作り現実にも会っている。こんな人が自分の父親だったら嫌だなと、女子高生の一美寄りになって彼女に同情してしまった。一美の母親の言葉「夫婦のことは夫婦にしか分からない」は娘としてこう言われると突き放されてる気分になると思う。分からないと言うのではなくもっと自分の本当の気持ちとかを一美に説明してあげてほしかった。家族でも互いへの思いやりや会話に欠けるとこういう悲劇も起こりうるのだろう。疑似家族の3人が警察官だったとは。RPGのタイトルにも納得した。

  • 面白かったけど最後の最後が意味分からんかった…ま、えぇわ!
    機会があれば『模倣犯』と『クロスファイア』読んでみよ!

  • 仮想の家族って、ネットの発達した今であればあり得るんだろうな。
    そして嘘の個性がぶつかり合う仮想家族な現実家族とは別の問題を抱え込むと考えるのは想像に難くない。
    だけどそこで終わらず、最後にそんなオチがあるとは思わなかった。

  • 2005

  • 読了日2010/10

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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