R.P.G. (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.21
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本棚登録 : 7833
レビュー : 713
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473490

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    なんか読んだことがあるような、無いような… 似たような設定でのミステリを読んだのかなぁ?架空世界での家族ごっこ、か。まあやるのはご勝手に、という所だけれども素直に映画の書き込みを楽しんでいた他の人達は結構イヤだっただろうな(笑)サイト主がお父さんだったら仕方ないだろうけど…

    娘さんもそんなに怒るところか?とか思いながら読みました。彼女は彼女で架空のサイトで理想のパパでも見つけて見せつけてやればよかったのにな~なんて思いながら読みました。まあでも警察側も取調室のやり取りを見せるのはちょっと…どうなの?なんて思いました。
    他の作品のキャラクターが出張しているみたいですが特にそちらがメインな訳ではないのだろうから、最初に長々説明を入れなくてもわかる人だけ楽しめれば良い、という作りにすれば良かったのにな、という感想です。

  • 直後の印象
    レトロ 陰湿
    この小説が刊行された2001年はインターネット掲示板やチャットサービス、メールが盛んで私も多感な思春期時代にこれらのツールで友達とコミュニケーションをよくとっていた。今となっては、たかだか二十年といえどもこれらはレトロなツールとなってしまっている。そのせいか、この時代のコミュニケーション手段を体感した生き証人みたいな気もするくらいで、SNSが中心のネットコミュニケーションしか知らない世代はハンドルネームを通して語り合うのにピンと来ないだろう描写もありありとわかる。
    最初は事件説明や警察官の紹介が多くて読みにくく感じたけど、最序盤を過ぎてからは取調室の会話が文章のほとんどとなってさくさくと読めた。
    お父さんと一美の関係性は唸らせられた。よくある思春期の親子、を飛び越える設定に驚嘆。お父さんのやり口は外道そのものであり、もちろん憤りを感じるが、一美はお父さんに対しては償うことができない罪を負ってしまったので、とても哀れに思う。

  • 宮部みゆきさんデビューしました☆
    主に取調室で、2つの殺人事件を解決してゆく過程が展開されてゆきます。
    この本の初版は2001年で、ネット環境もネットにいる人々もすごく進化してると感じています。この本もそのきっかけになっているのではないでしょうか。
    殺された被害者とネットユーザーの数人は、現実に存在する家族とは別に、仮想家族をつくっていました。
    犯人はさておき、この犯行はどうしたら防げたんだろうって考えたとき、ネットのそういう仮想空間が悪いんじゃない、現実を忘れたくなるような、なまぬるい、居心地の良いあやふやな「ファジー」な空間に身をおくことが危険なのだと思います。ファジーは解決方法じゃない。先延ばしにするだけで解決しない。むしろこじれていった鴻上さんの第三舞台のお芝居を思い出しました。ファジーをファジーのままにしておいちゃいけない。しっかり考え、決める意志を持たなくちゃって。それを思い出しました。大好きなお芝居を思い出すなんて渾身のすごいRPGだったからっていうのもあるのかな。現実の関係がどうしても歪んでいるとわかっているなら、自分や相手を傷つけず、離れてみるという選択肢を貫くべきです。
    この作品にでてくるステキな武上刑事「模倣犯」で、石津刑事は「クロスファイア」でそれぞれ主役だそうです。読んでみたいです。
    まとまっていないかな。またまとまったら修正します。

  • 【あらすじ】
    住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。殺人に関わりが? 虚実が交錯し、見えてきたものは…文庫書下ろしミステリー! 

    【感想】

  • 積ん読チャレンジ 39/56
    '17/08/13 了

    一時期狂ったように読んでいたが、久しぶりの宮部みゆき作品。

    「RPG」とはもちろんロールプレイングゲームのことで、「ある世界観の中で、ある人物が、ある役割を演じる」こと。

    本書を読む前と読んだ後とでは、このタイトルが表している内容・意味合いが全く異なる物として感じられる。

    文章の巧みさは相変わらず。
    やっぱりこの人の作品は面白い。

  • だまされた~ってなったあとに、えっそこも~!てなった。2回読んでしまった

  • 被害者が加害者という感じで、終盤では泣きながら読んでしまいました。一美さんが殺してしまうほど憎むのは分かるし人を思い通りに動かそうとしていた良介さんには憤りしか無いです。こんなにも被害者に同情出来ない事があるんだと思いました。苦味しか無くて本当はこれ以上一美さんが誰かを殺す事が無くなっていいのかもしれないけれど、一美さんの気持ち的にはバッドエンドでしか無いんだろうなと思いました。

  • 飽きずにグイグイ読めた。

    タイトルはまさにロールプレイングゲームのこと。

  • 初・宮部みゆき。久しぶりのミステリー。
    一日で読み終わった。

  • ある殺人事件にからむ「家族」のはなし!さすが宮部みゆきと思わせる作品。最後の最後まで楽しめ、一気に読み終わった。RPG というタイトルの意味、「家族」のつながりを考えさせる作品とも言える。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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