R.P.G. (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.21
  • (229)
  • (675)
  • (2348)
  • (297)
  • (49)
本棚登録 : 7840
レビュー : 713
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473490

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 定点カメラで見ているかのような描写。
    どこにミステリ性があるんだろと読み進めると、傍流の意外性とタイトルの言い得て妙な点に思わず膝を叩かされる。

  • 2019.02.07完読

    なんとなく序盤で犯人がわかってしまったため、読み終わりに「やっぱりかぁ」という感じで盛り上がりにかけたかな?

    最初の方は人が多すぎて、アホな私には誰だっけ?ってなった。笑

    でも取調室での話し合いが主で、途中からはスラスラ読むことができ、本当にあっという間!
    サラッとしていて良かった!

  • タイトルから勝手に冒険モノかと思い込んでいたけど全然違いました。
    武上さんは何となく名前に見覚えがあったけど「模倣犯」に出てた刑事さんなのか。「クロスファイア」は読んでないから読んでみたい。

    清水義範さんが宮部さんからのリクエストで書いた司馬遼太郎風の解説は、それとわかってから読むと確かに司馬節ぽくておもしろかった。

    小説の内容は普通に楽しかったです。赤の他人との疑似家族、実の親子の関係、綺麗事で片づかない気持ち悪さが宮部さんらしくてよかった。

  • 10年振りくらいに再読。
    内容は殆ど覚えてなかったけど、「こんなんありか」っていう感想だけは覚えてた。

    再読してみての感想はやっぱり「こんなんありか?!」だった。
    鮮やかなどんでん返しはいっそ潔いくらいなんだけど
    冷静に考えるとこのやり方は違法捜査なんじゃないか? とか。
    これ以上書いてしまったら読む意味がなくなるので書けない(笑)。

    ある意味名刺代わりの1冊なのではないか。
    これを読んだ後に『クロスファイア』と『模倣犯』が読みたくなること請け合い。

    • hs19501112さん
      宮部みゆきを初めて読んだのが、この「R.P.G」でした。懐かしい(笑)。
      宮部みゆきを初めて読んだのが、この「R.P.G」でした。懐かしい(笑)。
      2013/12/25
  • 人気のあるブログにはそのブロガーさんを中心に、コメント欄に定期的に集まる人がまるでファミリーのようになっているブログってありますよね。
    この小説もそんなネット上の家族ごっこから派生した殺人事件。
    場面設定の8割が警察の取り調べ室。舞台を観ているような作品です。

  • 現代らしい小説ですね。
    リアルにこういうのってありそう。

    なんとも読みやすいお話でした。
    お父さんの仕打ちは…いくらそういうことに憧れがあってもこえてはいけないラインだったと思います。
    またどう転んでも娘の立場では幸せになれないよね。

    ネット世界で顔が見えないぶん、相手の立場、まわりの生活に目が行きにくい。
    うまいとこ付いてきてるなぁ。

  • <u><b>ミステリー小説ではなく、無力な自分とどう向き合うかという自己啓発の本として</b></u>

    <span style="color:#cc9966;">住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。殺人に関わりが? 虚実が交錯し、見えてきたものは…</span>

    途中で、この後の展開がわかってしまって、最後までその通り進んでしまったので、ミステリとしてはあまり楽しめなかったな。「レベル7」並に最後までどんでん返しのくるミステリが読みたいな。

    まぁ、ストーリーがそこまで面白くなくても、宮部は何かいつも教訓をくれたり、心の中にぽっかり穴を残してくれる。そこが宮部のいいところだ。
    今回はこの台詞が胸に着た。
    <blockquote><i><b> 傷つき、怯え、悲しんでいるこの人に、この程度のことしかしてあげられない。</b></i>それもまた不甲斐なく、歯がゆいことではあった。
     しかし、それなりに長い警察官としての人生でちか子は学んだ。この道に奉職し続けるためには、もちろん、誰かを助けたり、誰かの役に立つために頑張り抜くという根性が不可欠だ。
     だが、それだけでは足りない。
     <i><b>それと同じくらい、いやそれ以上に切実に、誰も助けることができなかったり、誰の役にも立てなかったときに、そういう自分に耐え抜くことのできる忍耐力も必要とされるのだ。</b></i></blockquote>ちょうど、この本を読んでいる時、(まぁ、今もだけど)、他人の立場に変わってやることなどできず、ひたすら言葉をかけることしかできない自分に嫌気がさしてた。
    どこの業界の人も同じだよな……忍耐か。

  • ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。合同捜査の過程で、「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が再会し、2つの事件の謎に迫る。家族の絆とは、癒しなのか?呪縛なのか?

  • RPGについて、そっちじゃなくてこっちだったのか、と最後の最後でどんでん返し。
    動機に関しては納得いかない。

  • 無関係と思われた二つの殺人。
    共通する遺留品と、二人に恨みを持つ関係者が浮かぶなか
    「クロスファイア」の石津刑事と、「模倣犯」の武上刑事が事件の謎を解き明かす。

    へぇ、こういうコラボレーションの話もあったのかとめずらしく思いました。
    それぞれ、しばらく読んでいないのでまた読みたくなりますが
    あまりに長いので気軽に再読する勇気が持てません。

著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

宮部みゆきの作品

ツイートする