プリズンホテル 4 春 (集英社文庫)

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  • 集英社
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レビュー : 315
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473780

作品紹介・あらすじ

義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。

感想・レビュー・書評

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  • 完結編。
    プリズンホテルの世界観もこれで終わりかと思うと、ページを捲るのがもったいなくてもったいなくて・・・。

    今回ほとんど登場することのなかった、だけど全編通してそこに“存在”しつづけた、富江の愛。

    シリーズ4冊を通して描かれた、血の繋がらぬ親子の愛は、まさしく母が子を想う無償の愛だったのだなと思う。

    クライマックスでの美加の叫びが、本シリーズの全てを語る筆者の渾身の一球だったのだろう。

    故郷の母に電話をかけたくなる、そんな読後感が清清しい。

    ★4つ、9ポイント半。
    2018.07.31.新。

    願わくば・・・小説家と養母との再会場面も描いて欲しかった。

  • プリズンホテル最後の一冊。勿体ないので少しずつ読もうと思ったのに一気に読んでしまいました。まったくの大団円、よかったよかった。特に服部シェフと梶板長のくだりには泣きました。私も浮世の垢を落としにプリズンホテルに行きたいです。

  • 数々の笑いと感動をくれたプリズンホテルが終わってしまった(T-T)今回もドタバタで楽しめたけれど「富江は何処に…?」と心配が心の隅に( ´△`)そして最後は大団円!(^^)だけど、やっぱり「富江~(ToT)」と思ってしまった(..)いつからこんなに富江のファンになっていたんだろう?(--;)

  • ようやく読み終わりました。お腹いっぱいになりました!
    1巻から読み始めて4巻まで長かったけど、温泉宿に泊まって癒されたような気分です。

    小説家先生は偏屈だけど、優しくて暖かい一面もあったんだなあとしみじみ思いました。
    ラストは感動してしまいました。

    嫌なこと、苦しいこと、辛いこと、悩み事があったらプリズンホテルに戻ってこよう。

  • 大円団。任侠ものが好きな人は、この感じが好きなんだなとよく分かった。
    板長とシェフの職人魂がいい。本当に美味しい物を食べると人は笑う、とか、大統領にだって家族に作るように作ればいい、とか名言だらけ。

  • 全4巻の最終巻。最初の1巻では期待していなかったが、4巻はとても面白い。様々な人間模様を抱えた人の心が雪解けのように悩みが溶けていくことがよく伝わってきて、感動的だった。

  • 哀れなるかな小説家。
    帰る場所の無い者をいじめるな。結局
    悲しいなぁ。ひどい。

    はてさて今回の逗留客は
    賞に群がる編集者共、ステージママと娘、破産寸前自営業主、
    僻地専門教諭、そして
    52年を拘留された世紀最後の俠客。

    桜舞う浮世の果てのうたかたに尚も果てなき俗世の宴

    方面桜の風花舞う中、繰り広げられる一泊二日の
    人間模様はただただ騒乱でした。うん、いいぞ。

    金銭勘定も、賞の得不得も、グランシェフの栄光も、
    演劇の主役争奪も、恋の行方も
    …なんも、なるようになるっしょ。
    ああでもしかし、そういう些事が人だよねぇ。熱い。

    我らは些事の中に生きている。そこに
    いろんなものがあるから、人生やめられん。

    こういう本を学校図書とかにおいて欲しいわね。ww
    文章によって開かれる人間観。

    やっぱりいいなぁ。浅田先生。
    またなんか書いてください。

  • 最後は良かった!
    全てがハッピーで本当に良かった。

    大嫌いな木戸先生も、この巻は感動した!!

    わがまま、暴力、自己中、最低の先生だったけど、このホテルはそんな心に傷だらけの人をほっこりさせてくれるホテル。

    読者の傷も知らずに癒えているのかも?

  • ついに終わってしまった。
    名残惜しい。
    まだまだこの物語を続けてほしい。
    ハチャメチャでドタバタだが、ホロっと涙を誘う。
    まさに、浅田次郎の真骨頂。
    まだまだ、描き続けてほしいシリーズだった。

  • 義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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