- Amazon.co.jp ・本 (864ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087474398
感想・レビュー・書評
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登場人物の誰一人幸せにならない物語。評価高いようだが読後感の後味の悪さも相まって個人的にはかなり苦手な部類の作品。800ページ超あるがかなり終盤まで物語の核心が描かれないので、どのような形で話が収斂していくかハラハラする。王道のフーダニット系推理小説というよりかは、桐原亮司と雪穂の関係性を主眼に置いた作品かなと思います。人によって色々な感想が分かれそうな作品。
幼い頃に失ってしまった心を埋めるために犯罪に走りつづけ、他者をも自分の人生のために利用するところに恐怖を覚えた。ラストで明かされる雪穂の生い立ちについては同情するし、仕方なかったとも思うが、その後も犯罪に手を染め続けたことは本人たちの選択。「太陽の下では生きられない」と言うが、半分は自分たちのせいとしか思えない。理解できないのは洋介を殺したのもああいう理由だったのに自身はその後売春の斡旋をしているところ。同じ穴の狢では?と思ってしまう。悲しき過去を盾に犯罪に開き直る前に壊れた心を元に戻す方法は他になかったのかなと思ってしまう。
それはそうと完全犯罪を目論む一方で雪穂のブティックの名前がR&Yで2人のイニシャルになっているのは軽率過ぎないか -
結局、元刑事の推理の話で真実は、読者の想像に、おまかせ的な話。
桐原亮司と西本雪穂の真実は、霧の中。 -
★2.5
登場人物が多すぎて、最後まで読んでもあまりスッキリしなかった。分かりずらい。
たぶん、ストーリー性ってよりは、いかに2人が裏でやり取りをしているかが読者に分からないように物語が進んでいって、すごいね!っていうことなのかな?
ストーリーにハマれなくて文章長くてキツかった... -
正直そこまで面白くなかった。ただただ長い。きっとこういうことかなあと考えながら読んで、その通りに進み答え合わせしていく感じ。どんでん返しなどはない。2人の結びつきもなぜそこまで強固なものになったのかもう少し描写が欲しかった。
登場人物が多すぎて、誰だっけと確認しながら読んだ。記憶力改善の練習になったかもしれない。-
コメント失礼します。
もしお時間とご興味があるならですが、、、
山田孝之と綾瀬はるかが共演している白夜行のドラマを是非一度観てみて下さい!...コメント失礼します。
もしお時間とご興味があるならですが、、、
山田孝之と綾瀬はるかが共演している白夜行のドラマを是非一度観てみて下さい!(^^)
この作品は、小説とドラマの両方を観て、ようやく完成される名作だと個人的に思います!
ご興味があれば、是非(^^)2020/07/14 -
きのPさん、コメントありがとうございます。
映像作品の存在は知っていましたが、まだ見たことが無かったので今度見てみます!
ありがとうございま...きのPさん、コメントありがとうございます。
映像作品の存在は知っていましたが、まだ見たことが無かったので今度見てみます!
ありがとうございます^_^2020/07/14
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全てはあの時から始まった。雪穂と亮司の物語が交互に描かれ、やがて成長していく。共生。
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もし自分の人生が、すべて彼らによって仕組まれていたと知ったら驚愕どころの騒ぎでは済まないだろう。
高宮誠が雪穂と結婚しよう決意する場面や、結婚後の暮らし、ゴルフ教室の説明会に参加する日の出来事などは、特に怖さを感じました。
分厚い本なので「読んだなぁ~」という達成感はありますが、傑作というほどでもなかった。
各社の新聞縮刷版を横に置いて、東野さんがこの作品を書いていたのではないかと勝手な想像をしてしまいます。