天切り松 闇がたり 1 闇の花道 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
4.01
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本棚登録 : 1996
レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474527

作品紹介・あらすじ

夜更けの留置場に現れた、その不思議な老人は六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、遙かな昔を物語り始めた-。時は大正ロマン華やかなりし頃、帝都に名を馳せた義賊「目細の安吉」一家。盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には救いの手をさしのべる。義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く傑作悪漢小説シリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 泣いて泣いて泣いた。
    自分が住んでいる場所が舞台になっているので、勝手にワクワクしていた。
    下町生まれの私の教科書である。

  • 始まりからワクワクする。
    粋とはなにか分かるし、
    それぞれのキャラクターが最高。
    これがシリーズであと5倍楽しめるなんて。
    俺の浅田次郎好きになったキッカケ本

  • 浅田次郎モノ
    すなわち風俗描写
    つまり時代小説

  • 泣ける…!
    特に黄不動の栄治と根岸の棟梁のやりとりとか、最後の松蔵と白縫花魁の場面とか…、
    この時代の苦しさはあるけれど、でもこの時代までにしかない人情があって、
    目細の安吉親分一家の心意気があたたかくて、かっこよかった…!

  • 浅田次郎のエンタメ炸裂! 中国史大河小説からバカエンタメまでなんでもこなす器用な作家だが、このくらいの笑いあり涙ありのエンタメが一番好きだ。

    ときは大正、江戸の香りを色濃く湛える東京に、所狭しと大活躍した義賊達を、一味の小僧だった男が老いてのちに物語る、五夜四編の物語。シェハラザードも腹を抱えて笑い出す、天切り松の闇がたりシリーズの巻一。続きも読む。

  • 又やってしまった。
    いつもそう、読む前にかってに
    「あー、これ任侠とかので、よく解んなさそうだから。」と。
    読まないでいて、ついに読んで後悔するやつ。
    何でもっと先に読まなかったんだよー、めちゃくちゃ好きなやつだー。と。

    面白い。凄く。
    浅田次郎さんなのに…なんで読もうとしなかったんだ。ごめんなさい。

    一冊目読んだら(薄いから…もっと厚い感じで出して下さい。)すぐ
    続編探しに本屋に行った。まとめて買わなかった自分を叱責しながら。

    出て来る人達、時代、全てカッコいいー。
    続きは出ないのでしょうか…ライフワークにしてずっと書いてほしい。

    やくざ映画とかも見た方が良いのかと検討中。
    泥棒もやくざも嫌いなんだけどな…困ったな。

    • todo23さん
      「プリズンホテル」もおすすめです
      「プリズンホテル」もおすすめです
      2018/02/05
  • 良いですね。格好いい。
    出てくる泥棒たちは、貧者には手を出さない義賊たち。どこか粋で人情があって、矜持を持っている。
    盗みに当たっては殺しや脅迫も無く、鮮やかな技術のみを頼りに、周りの鼻を明かす。現実の世界ではそんなことは無いでしょうが、物語だもの、良いじゃないですか。
    ピカレスクロマンの王道を行く作品です。

  • 多分2度目だが、人情厚くかっこいいお話。

  • 年季の入った盗人、松蔵が、留置場は雑居房の中で夜な夜な語る昔話。時は大正時代、盗賊一家にもらわれた9歳の松蔵は、親方や兄弟子たちと深い絆で結ばれ…。
    著者ならではの、心に染み入るような人情話の数々でした。

  • 連作短編。

    【闇の花道】
    プロローグといったところか。松の語り口の小気味の良さ。カリスマ抜群らしい親分さんと、キャラの立った子分たち・・・・。物語に、ぐんと引き込まれた。

    【槍の小輔】
    まさかの展開、超年の差大恋愛(?)。「おこん」姐さんが、とても魅力的。
    別邸からの別れの場面が、ほんの少しデ・ジャ・ヴュな気がするのは気のせいか??

    【百万石の甍】
    目細の安、格好良し。
    前読の「シューシャインボーイ」もそうだったし、(原作は未読だが映画を視聴)「地下鉄に乗って」でもそう……。浅田さんの描く“父子”の話は、泣かせるねぇ。

    【白縫花魁】
    ・・・「続きを聞きてえか。」
    ………『はい、とても。』(笑)。

    白縫花魁……きっと、哀しい最期を遂げるのだろう予感が。


    【衣紋坂から】
    ・・・やはり、やっぱり、哀しい最期。
    やりきれないけれど……想像していた“悲しさ”とはならなかったのが、せめてもの救いか。


    ★4つ、9ポイント。
    2016.11.11.古。

    シリーズものだとのこと。
    当然、続刊も読むべし。

    昔……漫画雑誌にこのタイトルの作品が連載されていた。ヤングジャンプか?ビジネスジャンプか?

    当時は特に興味も牽かれず読みもしなかったけれど、タイトルにはありありと覚えがある。機会があれば、読み比べたいものだ。

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著者プロフィール

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京都出身。
1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木三十五賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞を、2010年『終わらざる夏』で毎日出版文化賞、2016年『帰郷』で第43回大佛次郎賞それぞれ受賞。2015年には紫綬褒章も授与されている。
2018年現在、日本ペンクラブ会長、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞の選考委員を務める。2018年12月15日、『輪違屋糸里』が藤野涼子、溝端淳平、松井玲奈らの出演で映画化。

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