めまい (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 1233
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474541

作品紹介・あらすじ

「私、きれいになりたいの」ある夜、美容外科クリニックを開業した庸子のもとを訪れたのは、高校時代に苛めぬいた吉江だった(「きれい」)。恋人の話を楽しげにする章吾。ずっと愛してきたのに、彼は私を親しい友人としか見てくれない(「誰にも渡さない」)。女が男を心から愛したとき、行き着く果てはどこなのか。愛と背中合わせの狂気、その恐怖と哀しみを描く10人の女たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 短編だから読みやすいよ。内容は基本的にえぐい怖い憎い死ねばいいのに。笑顔の下に隠された女の心の闇をしることになるでしょう覚悟。今手元にないからもっかいよみたいなー。個人的に餌になっちゃうやつが好き。

  • 恋愛小説のイメージが強い唯川恵さんだったが、今回はゾッとするような話が多かった。
    どの話もちょうどいい長さで、読みやすかった。ところどころグロテスクな部分があって、ダメな人はダメだろうなと思った。
    「降りやまぬ」が1番好きな話だった。梅雨のジメジメした静かな環境と不穏な雰囲気がずっと漂っていて、読んでいて心がザワザワした。カオルが10年もの月日をかけて澤子に復讐しにきたと言うのは驚くが、カオルは澤子の夫に恋愛感情を抱いたために奪ったのか、それともただ復讐のためだけに夫を奪ったのか気になった。

  • 怖かったけど、面白かったです!
    個人的にとても好きな本でした。

  • これはホラーだと思う。
    たぶん、Japanese 特有だと思う。
    恐くて気持ち悪いけど上手いと思う。

  • 女って怖いって思ってしまった。自分も女だけど…。痛々しくて苦手な作品。リアルなホラーが好きな人には良いかも。

  • 女性による女性のためのって感じだけど面白かった

  • ホラ〜!!です!!

    全く知らず読んだ私は、もうびっくり!この人こういうのも書くんだ〜
    本当、百聞は一見にしかずとかなんだか分からないけど悟ってしまいました。
    でも現実離れしているホラーではないのよね。
    なんか、こう、人の心に住む悪魔的な部分とか、勿論普通、実行にはしない殺意とか。。
    そういう小さなスイッチみたいな切り替え。
    スイッチを入れてしまうとこうなる。。みたいな。。


    怖かったです!電車で読んでたのですが、
    私の顔はきっと真っ青だっただろうな〜
    もしかして、私の顔の方が怖かった??????

  • こわいこわいこわい

    「きれい」のラストが素敵。

  • 怖かった。

  • 唯川恵さんの短篇集。

    今回は『世にも奇妙な物語』みたいな
    ホラーが入ってるようなストーリーばかりでした。

    主人公は全て女性たちになっていて、
    女性の持つ影の部分が奇妙な感じで描かれていました。

    短篇集なんだけど、ストーリーにもきちんと重み(?)が
    あって個人的には好きな一冊となりました。

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