エンジェル (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 2826
レビュー : 272
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474763

感想・レビュー・書評

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  • 幽霊になった純一が過去をたどる。過去を見る。
    石田衣良作品の中で、ミステリー小説といえる作品で、犯人探しの旅に引き込まれていきました。
    本当のことろは、単純な犯人探しではなく、人は孤独ではない。愛があるのだというところだと思います。
    ジワリと伝わる思い。
    幽霊目線はリアルの世界ではないけど、どこかに現実を感ずる心情が描かれていて飽きのこないすらすらと読める作品。

  • 【読了】
    見知らぬ山中に自分が埋められていくのを空中から眺めているシーンから始まる。
    霊体となった主人公は自分がなぜ殺されたのかがわからない。
    その謎を解き明かす物語。

    物語は大きく2つに分けられていて、
    簡単に言うと、殺人事件の『前』と『後』。
    『前』の部分は、誕生から殺害される2年前までの人生の要所を霊体となって再体験する、変えられない過去の話。
    『後』の部分は、霊体となった身体と能力で、空白の2年間の謎を解き明かそうとしている現在の話。

    思ってたよりもファンタジックな軽さは控えめで、
    なかなか重さのある作品で読み応えがありました。
    幽霊の存在のあり方が、今までの幽霊の常識を覆す斬新なものでした。
    石田衣良っぽくて面白かったな。
    例えば、
    『怨念を持った幽霊が目の前に現れる』
    って現象があるじゃないですか?
    アレは実は、
    『幽霊だけど一目惚れしちゃった女性に彼氏がいそうな事実を知って、八つ当たりで人を脅かすことにした。』
    みたいな感じ。
    ある意味、怨念ではありますが(笑)幽霊も生きてる人間も中身は変わらないように描かれてます。
    僕、幽霊とか恐いの嫌いなんすけど、
    この作品を読んだ今、
    ちょっと親近感すら覚えてます。笑。
    なんせ僕は好きな感じの物語でした♪
    #石田衣良 #エンジェル #ANGEL

  • シリーズ化して欲しいくらい面白い

  • 映画「ゴースト」を思わせるような、SF小説。

  • あれ?表紙が違いますぞ~!・・・まぁよい。

    ちなみに今回は二度読み目(intentional)なんです。
    一度目は懐かしのシトラス生時代、潤子に借りた本集の中の一冊でした。
    (ちなみにその時にラブ・アンド・ポップ、暗いところで待ち合わせ、吉田修一の水泳部の話などに出会う。衝撃的x3くらい、超ビッグバーン)
    その時のショックはすさまじかった。すさまじかった。
    ちなみに自分は(大人になったら治ると信じていたにもかかわらず)物心ついた時から超幽霊恐怖症。残念ながら今でも。
    それで自分の異常すぎる幽霊恐怖症をかなりの勢いで取り払ってくれた、その時は聖書のように思えた本がこれ。
    本編よりも、いわゆる幽霊定説にのっとって、(例えば幽霊に足がない理由とか、夜、鏡の中等お決まりの場所に現れる理由とか)、しかもコミカルに幽霊解釈は正に救いでした(一人Pomonaへ向かう途中とか、特に!)

    で、「幽霊とか未だに想像すると怖いけど、一応奴らも結構努力してるっぽいし、そこまで悪い奴じゃないらしいから、無意味に怖がる必要ないのかも。Phew」なんて印象しか残ってなかったのに気づいたのが、今回、二度目に読んだ時。
    「内容把握しまくりだぜ」なんて思ってたら、全然覚えてなかった(笑)
    読んでる途中で「え?こんなん?」「もっと幽霊主体じゃないの?」「あれ?主人公、もっと具現化してよ」って違和感ありまくり。いや、純粋に記憶違いしてた自分が悪いんだけど・・・

    けどけど、最後のツイストは、きちんと理解できるものだったし、思ったほどミステリー食強くなかったけど、それでもシトラス時代からずっと思い続けられるだけのインパクトを与えてくれた小説と言うことで、満足。

  • しんでもはっぴーえんど

  • 死後本当にこのようになるのだろうか?
    もしもこれが本当なら、僕は何の力を手に入れたいだろうか?
    電気、火、風…。

    話の展開は最後のところで、主人公のとった行動に男気を感じた。

    そして、やっぱり石田衣良の作品は好きだ。

  • 幽霊も悪くないな。

  • ”ぼく”は何故死んだのか?
    記憶を失い、魂となってしまった自分。
    殺されてしまった、その真実を突き止めるため、幽霊となった彼が、復讐心とともに追いかけていく真相。
    すぐそこにあるのに。触れられない世界。
    すべてを知った彼が、最後にとる道とは…

    読書にはまるきっかけとなった作品。
    RADWIMPSの「バイ・マイ・サイ」がぴったり合うと個人的には思ってます☆

  • 幽霊が失った殺された記憶を
    つないでいく。

    そんな設定なのに、普通に入りこめる。
    かなりせつない恋愛話も。

著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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