うわさの神仏 其ノ二 あやし紀行 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087474817

感想・レビュー・書評

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  • 大好評に応え第2弾! 今回は東北から沖縄、台北まで、オカルト命の著者があやしいスポットを踏破。突撃精神はさらにパワーアップ、怖くて、笑えて、なごむ類まれな紀行エッセイ。(アマゾン紹介文)

    しっかりとした体験や話を聞こうと思えば仕方ないのだけれど、取材を前面にしたお話よりも単独行の方が個人的には面白かった。
    個人の感想がもろに出ているのは良いところ。ただし、繰り返しは必要ないかな。

  • 令和2年秋の瑞宝重光章を受章された日本文化研究センター前所長・名誉教授 小松 和彦先生が解説をしているのだが、

    その言葉が実にまとを得て的確!

    ミーハーのオカルトオタク加門七海がその情熱に支えられて得た神仏に関する豊富な知識、霊感(直感)に依存した思い込み、そして生まれ育った環境から身につけた都市的な合理的感性、ドジな性格、軽妙な文章をかける才能、これらがミックスされれば、珍道中記になるのは目に見えている。

    加門七海の独特のキャラクターに対する興味を持った編集者が「こんな変わったキャラのオタクがいるよ」と加門七海さん自身に告白させるために彼女が行きたくてたまらない聖地を訪問させたのである。

    と。

    それが、心地いい文章と、時にぞくり、時にクスリと笑いを誘ういい塩梅のシリーズなのである。

  • 神仏のことをこれほどまでにテンション高く語れるのって、加門さんくらいじゃないのかな。失礼ながら、変人スレスレかと・・・。
    でも、情熱、というか愛情はすごく感じました。本当に好きなんですね、そういう世界が。

    そんな加門さんが訪問するいくつかの「聖地」。
    どこも印象深かったですが、個人的に一番面白く思ったのは台湾のお話。そうか、前世を知りたいなら台湾で占ってもらえばいいのか(明かされなかったけど、加門さんの前世が特殊だったから何人もの占い師に言われただけかも?)。
    前世以外のことも怖いくらい当たるそうで。人生に迷った時は、台湾の占い師を訪ねてみるといいかもしれません!?

  • オカルト大好きな著者が、神社とか史跡とか御柱祭とか台湾で占い巡りとかするエッセイ。併せてオカルト体験もばっちりで、某誌「#ー」よりよほど信憑性を感じられました(笑)。

    鉱山史跡は「へたなお化け屋敷より怖い」とのこと。確かに、へたな心霊体験話より怖かったです!

  • しかし、いろんな人がいる。

  • 著者の変人っぷりは驚嘆すべきだけど、個人的な趣向が強すぎて楽しめるかどうかはすごく人を選ぶと思う。其の一とは違って全部紀行エッセイになってるので情報量も少なく、だらっと続いてる感じが否めない。コアな旅が好きな人は共感できるところもあったりして、あるいは楽しめるかもしれない。

  • 実は再読中なのだ。全く覚えていないのが情けない。こんなに面白いのに。
    このシリーズ売ってしまったのが惜しまれる。
    歩くのが好きなのにめっちゃくちゃ方向音痴な著者に親近感を覚える。

  • 前作よりはやや落ち着いた感じがして読みやすかった。

    見える人の神社仏閣霊地巡りって大変そう。
    見えなくて良かったなぁ、と思う。

    台湾の占いツアーは凄かった。そのうち行ってみたいとか思ってしまう。

  • 好きジャンルなので面白かった!

  • これは面白い!
    まず、表紙がイケてる(笑)。

    うわさの神仏シリーズの中で一番オカルト度高いのも宜しい。

    沖縄編は何度も読んでしまいました。
    リゾート地でも無く、太平洋戦争の犠牲地でも無く、ラテン南国でも無い、知らない沖縄がありました。
    沖縄には今も現役シャーマンがいるなんて!

    あらためて、沖縄の気に触れに行きたいデス。

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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