僕が日本を選んだ理由 世界青春放浪記 2 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475005

感想・レビュー・書評

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  • 僕は今でも無神論者ではあるが、それでもイスラエル行きは心踊る旅となった。2000年ほども前の事とは言え、自分の祖先がこの地に住んでいたことを思うと、初めて来たのに不思議な郷愁の念が沸いた
    人生を振り返ると、何かをして後悔した事はほとんどなく、しなかったことを後悔することがほとんどだ
    変えるのが可能な事は、どんどん意見を言って改良すればいい。しかし変えれないことについて文句を言ってもしょうがない

  • ユダヤ系ハンガリー人がどうして日本を選ぶまでの軌跡がなかなか興味深かったです。

  • 人に歴史あり。天才数学者のピーター・フランクル。彼は、自分の好きなものを悉く職にしている羨ましい人だけど、その影にはもちろんいろんな努力がある。でも、彼にとってはその努力も楽しくて仕方ないんだろうな。やっぱり羨ましい。彼はただ好きなものをがむしゃらに選んでいるわけではなく、好きでも自分に天分がないとわかれば、人生から取り除く。そんなことやってのけられるからこそ、残ったいくつかの分野で成功を収められたんだろうな。興味があった上での脅威的な集中力。これですよこれ。
    少なくとも、まだ今の僕には、自分にテニスの天分がないから時間が惜しいと、きっぱりテニスを止めてしまうこともできないし、新聞も、まったく読まずに自分の興味の対象を絞り芸当はできないなあ。
    限りないメリットを得ようとしたら、それだけあきらめなければならないもも多くなる。その覚悟というのもが持てるというのも、やっぱり一つの才能なんだろうなあ。
    ところで、社会主義の国では、無職でいることは罪になるらしいね〜。

  • 数学者にして大道芸人のピーター・フランクルのエッセイ。とりあえず日本語がうまい。俺の知らん慣用句が一個出てきてショック。彼の良さは醜悪な自己顕示欲がないことだと思う。エンターテインがもとにあるから安心して読める。ところでユダヤについて学ぶ現代小説といったらなんだろう?

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著者プロフィール

1953年ハンガリー生まれの数学者。国際数学オリンピック金メダリスト。世界各国で暮らした後1988年より日本に定住。算数オリンピック委員会理事、ハンガリー学士院メンバー、日本ジャグリング協会名誉顧問。

「2019年 『ピーターキューブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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