- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087475005
感想・レビュー・書評
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ユダヤ系ハンガリー人がどうして日本を選ぶまでの軌跡がなかなか興味深かったです。
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人に歴史あり。天才数学者のピーター・フランクル。彼は、自分の好きなものを悉く職にしている羨ましい人だけど、その影にはもちろんいろんな努力がある。でも、彼にとってはその努力も楽しくて仕方ないんだろうな。やっぱり羨ましい。彼はただ好きなものをがむしゃらに選んでいるわけではなく、好きでも自分に天分がないとわかれば、人生から取り除く。そんなことやってのけられるからこそ、残ったいくつかの分野で成功を収められたんだろうな。興味があった上での脅威的な集中力。これですよこれ。
少なくとも、まだ今の僕には、自分にテニスの天分がないから時間が惜しいと、きっぱりテニスを止めてしまうこともできないし、新聞も、まったく読まずに自分の興味の対象を絞り芸当はできないなあ。
限りないメリットを得ようとしたら、それだけあきらめなければならないもも多くなる。その覚悟というのもが持てるというのも、やっぱり一つの才能なんだろうなあ。
ところで、社会主義の国では、無職でいることは罪になるらしいね〜。 -
数学者にして大道芸人のピーター・フランクルのエッセイ。とりあえず日本語がうまい。俺の知らん慣用句が一個出てきてショック。彼の良さは醜悪な自己顕示欲がないことだと思う。エンターテインがもとにあるから安心して読める。ところでユダヤについて学ぶ現代小説といったらなんだろう?