スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙 (集英社文庫)

  • 集英社 (2002年11月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (744ページ) / ISBN・EAN: 9784087475142

作品紹介・あらすじ

ソウルから日本へ、北朝鮮工作員・チョンが潜入した。その任務とは? 同じ頃、平壌から一組の母娘が中朝国境を目指していた……。第3回大藪春彦賞受賞の傑作。文庫書き下ろし特別短編も収録。

みんなの感想まとめ

家族や人間関係の複雑さをテーマに、緊張感あふれるストーリーが展開される作品で、読者は登場人物たちの心理描写や駆け引きの深さに引き込まれます。特に、エディのユーモラスな行動や葉山の成長が印象的で、彼らの...

感想・レビュー・書評

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  • 五條作品はまだ数冊しか読んでませんが、ハズレがない! 本当におもしろくて、ノンストップで読めます。しかし、私は本編の動きよりもエディの行動のほうが気になる……。葉山くんにちょっかい出しまくるエディの大人げなさににやにやしまくりです。

    ……これ、「やおい」文学としては正しい読み方。当然ながら、本来の読み方はぜんっぜんちがいます。ちゃんと本編も味わってます、大丈夫です(?)。心理描写と駆け引きの深さを堪能してください。

  • 今までのわたしの経験では、漫画家でも小説家でも「初単行本(および受賞作)」がすごく評価された人って、その後の作品が最初の作品に気圧されてしまって結局「一番最初のが一番おもしろかったなー」ってなるんですけど、これは例外ですね。
    ストーリーは「プラチナ・ビーズ」よりもおもしろいと思います。
    「プラチナ・ビーズ」のような新鮮な驚きとか隠された言葉の意味とか、そういうのを解明する楽しみはないんですけど、すごく堅実で読みやすかったです。
    いろんな人がおっしゃってますが、最後の合い言葉に号泣です。
    次は「パーフェクト・クォーツ」ですが、まだ出る気配がない……
    気長に待ちますんで、このまま自然消滅だけはやめてください、五條先生……!!

    今までやられてばっかりだった葉山がちゃんと成長してます。
    大好きな洪がほとんど出てなくて寂しいなあ。でも葉山がかわいいから許す(爆

  • 緻密。現実的。もどかしくて先を急ぎたくなるけどじっくり読みたい。この厚さなのに全く苦じゃない。

  • とても長い。
    長いことを忘れてしまうくらい一気に読んでしまいました。
    後半のたたみかけが凄い。ラストは没入が止まりませんでした。
    長いからこそのストーリーの深み。たまらないなぁ。。

  • (2016.4.12)
    (737P)

  • 図書館から借りて読み、面白かったので手元に置いておきたくて、購入。
    書下ろし短編付

  • 登場人物は共通なのに、それ以外に繋がりはないという、あまり類を見ない一連の作品の中の一冊です。
    力作が多い本シリーズ?の中でも間違いなく最高レベルの充実した内容でした。少し成長した葉山とエディの関係、相変わらずの坂下など、継続して読んでいるファンならではの楽しみ方もあれは、チョンの想いを中心としたハードボイルドとして、またスパイ小説としてのプロットも確かであり、さまざまな読み方で楽しめると思います。

  • 図書館で借りたんだけど。
    100ページくらいは読んだんだけど。

    もうムリと思ったので返却しました

  • 後半のチョン探しがハラハラした!政治的駆け引きも面白いけど、個人的には人間関係に注目してます。
    葉山さん可愛い♡書き下ろしでニヤニヤw
    革命シリーズから逆走して鉱物シリーズに入ったけど、こちらも面白い!
    他にもシリーズたくさん出てるのでウッホウホ♡

  • はやまさんがどんどん強かに生きるようになっていってる…
    日本の閉塞感とを一身にうけたような話だった。もう一度読もうと思います。

  • 好物シリーズ第二弾。勢いに乗って一気に二冊目まで読んでしまいました・・・

    今回は、プラチナ・ビーズの船の場面のような派手なシーンは少なかったですが、代わりに家族愛がとても素敵でした!

    チョンの家族への思いがとても強くて、それだけに苦しんでしまうところが見ているこちらとしても辛かったです・・・

    母娘の亡命のシーンで母が娘を逃がそうと自らを犠牲にするところも泣きそうでした。あんな愛情ってすごく素敵だと思います。

    そして、最後の三つの瑪瑙の意味。
    すごかったです・・・
    これだけ本で感動できることはめったにないので、読んで大正解でした!

    あ、葉山さんと坂下、エディの会話のシーンも好きです。
    読んでいて面白くて(笑)
    個人的に「そこまでだ、ボーイズ」というセリフには笑いました・・・・

    勇気くんとの会話も微笑ましくていいですよね。

    早く続きが読みたいシリーズです。

  • テーマは家族。
    北朝鮮の家族、日本の家族。チョンの2つの家族。
    そして葉山の家族。
    政情に左右される中で家族を守るということ。
    家族を信じるということ。

    身近に感じる状況ではないが、考えさせられる。
    日本人はこんなに家族を大事にできているかな。

    拉致問題が表面化する以前に発表。
    当時は北朝鮮についてもっと情報がなかった。

  • 石に託された家族の絆が切ない。
    五條瑛さん作品の中では本当に名作。

  • アジアの今の微妙な政治的な駆け引きを題材にしたような本です。
    国家間の諜報戦というのは、一般市民の生活のまさにすぐ裏側で行われてるのだろうなと考えさせられます。
    ただ、アクションシーンは少ない感じです。

  • 五條さんの一人の人間を描き切る力はすごいと思う。

    祖国にも家族、日本にも家族を持っている一人の工作員、要素だけ抜きとると不誠実な男なんだけど、読んでいけば分かる。そうならざるえなかった男の寂しさや切なさが、ひしひしと伝わってくる。
    三つの瑪瑙に込められた思いが全てを物語っていて、最後は涙なしでは読めなかった。
    久しぶりに面白い小説を読んだって思いました。

  • 鉱物シリーズの2作目。
    『プラチナ・ビーズ』よりは楽しめた。
    3作目はいつ書籍化するのだろう。
    3作目に期待。

  • プラチナ・ビーズが良かったので、続いて一気に読んでしまった作品。鉱物シリーズの2作目。
    「家族」をテーマにした思い作品だと思います。
    それなのに、罪深いワタクシは……。ああ、キャラが素敵すぎます。萌える。

  • 前作もそうだったけど、残り三分の一で一気に話が収束していくのがすごい。
    坂下はNISC所属だと思ってたけど、NISC兼<会社>なんだね。
    そして書き下ろしに萌え。頭くしゃくしゃしたり耳元で囁いたり肩に手置いたり、女性向けサービスがたっぷりで大変美味しくいただきました。

  •  やっぱりキャラがいいし、話も面白い。真面目な話なんだけど、笑えるところもたくさんある。いい人ばかりではないけれど、みんな魅力的。

  • 2009/10/05
    誰かのためでも自分のためでも、何かを成し遂げようとする人間は強い。ただじっと耐えて待つ人間も強い。
    良し悪しは簡単に語れるものではないと、あらためて思いました。
    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=236/

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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