ネバーランド (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 10478
レビュー : 1185
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475777

感想・レビュー・書評

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  • 4人の高校生の友情が深まっていくことを、爽やかに描いている作品。年末の4人だけの寮生活で、密度の濃い時間が流れていく。
    SNSなどにより、友人関係が希薄化している現代だが、胸襟を開いて、自分のことを告白し、対話していくことで、友情が深まることを実感できる。
    4人とも告白の内容が衝撃的すぎるのと、個性豊かな4人が良いバランスで物語が進んでいくので、どんどん読み進めてしまう。
    寮生活の中で、起こる謎は意外とあっけない感じだったが、爽やかな感じでこの作品とは合っているのかなと思った

    • chie0305さん
      katsuyaさん、ありがとうございます。
      お言葉に甘えて。
      ソフトウェアエンジニアになるには、何学部の何学科だと近いのでしょうか。
      ...
      katsuyaさん、ありがとうございます。
      お言葉に甘えて。
      ソフトウェアエンジニアになるには、何学部の何学科だと近いのでしょうか。
      どこの大学だと就職に強いとかありますか?
      自宅が横浜なので、できれば自宅通学でと考えています。毎回、模試の度に適当に書いていて…、もしそこが目標になったら、頑張るような気がします。
      いつかお暇なときに教えて下さい。地方出身で(大阪です)理系の人がうちにはいないので…。全然本とは関係のない話になってしまいました(汗)すみません。
      2017/10/30
    • katsuya729さん
      chieさん

      返信おそくなりました。。
      子供が風邪をひき、僕も体調が悪くなり。。。
      今は、だいぶ良くなりました♪

      さて、コメ...
      chieさん

      返信おそくなりました。。
      子供が風邪をひき、僕も体調が悪くなり。。。
      今は、だいぶ良くなりました♪

      さて、コメントの返信させていただきます。

      ソフトウェアエンジニアといっても、幅が広いんです。
      僕のような、組み込みエンジニアと言われる、家電とかロボットを作るのか、
      Webシステム(ブクログのようなシステム)を作るのか、
      スマホのアプリを作るのか。。
      どのあたりに興味を持っているかを突き詰めて考えると良いと思います。

      大学よりも、研究内容や雰囲気が大事だと思います。やっぱり大学でやっていたことと、仕事が近いと採用する側も働くイメージがしやすく、内定率はあがると思います。
      それに、働き始めてから思っていたのと違った、、というのは避けられますので。

      横浜だと、横浜国立大学あたりでしょうか。
      東工大だと素晴らしいですが。。
      (偏差値基準ですが、研究室もみてくださいね)

      ちなみに、「パブー」っていうサイトは、ブクログと連携しているみたいで、メッセージのやりとりができるみたいですね
      2017/11/05
    • chie0305さん
      katsuyaさん、お返事ありがとうございます。お体、お大事になさって下さいね。高校では早くもインフルエンザが出てます。(休むと授業ついてい...
      katsuyaさん、お返事ありがとうございます。お体、お大事になさって下さいね。高校では早くもインフルエンザが出てます。(休むと授業ついていけないので来てるそうです)現役のエンジニアの方にアドバイスして頂けるなんて、なんて有難い事でしょう。今日、夕方から塾で面談なんです。
      先生は偏差値の事しか言わないと思うので。
      そうそう、本の話。最近続けて読んだ本が面白く無くはないけれど、どっと疲労感の残るもので、(ピエールルメートルの本です)何だか気分を引きずってました。
      元気がでるような本を、探して来ます。
      では!
      2017/11/05
  • 4人それぞれが抱える心の傷や闇は深く重いものだけど、それに対して本はどんどん読み進めることができ、読了後も爽やかな余韻があった。

    それはやはりこの本に、一般的に理想とされるような爽やかな青春を生きる学生が描かれているからだと思う。
    そうはいっても、普段の自分(キャラ)を役割を意識して演じ人間関係の均衡を保とうとしたり、
    些細なことから人間関係が歪んだかと思えば元に戻ったり、
    その頃の人間関係や心理描写はリアル。
    読んでいてとても夢中になった。

  • 恩田陸はネバーランドと夜のピクニックしか読んだことないですがこの高校生独特の雰囲気が伝わる文章、ほんと最高。垢抜けすぎてないというか、キラキラしすぎてない感じ。でもそういうキラキラしすぎてない高校生の日常が大人になると輝いて見える感じ。
    光浩が「冬の味がする」って言ったシーンが好きです。分かる!ってなって(笑)カセットテープのウォークマンが出てきたのも懐かしくなって良かった。
    平日の1日で読めたので人にも気軽に勧められそうです。

  • 伝統ある男子校の寮に冬休みの間残ることになった三人の男子生徒と、彼らの同級生の男子、合せて4人。
    「告白」ゲームをきっかけとして、4人のひみつが暴かれていく。

    恩田さんは「トーマの心臓」を目指してこの話を書いたそうです。あらすじを見た限りではダークなイメージかなと思ったんだけど予想外に爽やかで、恩田さんが書くとこうなるのか…と思った。
    男子高校生って一人で私服で建っていると本当に大人と見分けがつかないんだけど、交じると少年になる。4人がかかわることで、大人でもない子供でもない、微妙なバランスを醸し出せるような気がします。
    4人の中で一番大きな…というか、重い秘密を抱えていたのは、継母に強姦されていた光浩かなと。誰か一人派このレベルだろうなと思って読んでましたが。
    大人になりきれてないから、親の庇護が必要だから、どこにも逃げられなくて苦しい感じがこの年代につきものなんだけど、まさにそれがよく描かれてるなと思いました。

  • 胸にほろ苦く突き刺さる青春。ネバーランドっていうタイトルが読後にすとんと落ち着く。

  • ああ…青春っていいな、って思える作品。その時だったからこそありえた友情みたいな、一瞬のキラメキのような、青春ってそうゆうものだな…と。

  • 「青春」という言葉が苦手な私だが、「ああこれがそれなんだな」と思える作品でした。それぞれが持つ影(暗い)の部分、あるいは朗らかなシーンなど、色彩豊かな恩田先生の筆は読んでいて飽きません。また、他の小説家さんには見られない独特の筆具合が感じられ、テンポ良く読めた気がします。
    私も進路が少し違ったら、強く共感していたかも知れません。私の「青春」は、私の「ネバーランド」は、どこにあるのだろう?と思う作品でした。

  • 4人の男子高校生とトラウマの話。

    恩田さんの小説は個人と向き合うという描写が素晴らしい。
    主人公が走ることについて語る場面では、夜のピクニックを読んだときに感じた、そうそうこれ‼︎という感覚を思い出した。

    解説でも語られているが、物語における空気感のドライさが魅力を引き出している。

  • 冬休みの学生寮に残った高校生四人組のおはなし。各々がする告白の内容は物凄く重いのに、描かれる四人の冬休み数日間の暮らしぶりが、関係性が、さわやかで、すがすがしくて、うらやましくなる。高校生っていいなぁ、男子っていいなぁ、男子校っていいなぁ、年の瀬っていいなぁ、儚いなぁ。

  • 男子校の寮である松籟館で冬休みを過ごす4人の高校生。
    ゲームで負けた者が「告白」という名の秘密を語るという罰ゲームを行う事で物語は進展を見せる。

    俺はこの「告白」を非常にリアルな事柄に感じた。
    誰しもが抱えている秘密にしたい事を告白する事で、彼らが背負っているモノに触れる事が出来る。

    しかし陰鬱感は無く、事の軽重はあるものの誰しもが抱く事なのだと思う。
    暖かく、そして何処かノスタルジーを感じる事が出来る素晴らしい作品だ。

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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