ネバーランド (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 10468
レビュー : 1185
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475777

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の時に読んでいたらまた違った感想だったんだろうなと思います。大人になってから読んだからこそ感じるほろ苦さやノスタルジーなんだろうな…と…。自分の寮生活時代に思いを馳せました。この作品ほど綺麗ではなかったけれど、やっぱり楽しかったなあと…
    4人の少年のなんとも言えないバランスが素敵です。冬にまた読み返したい…

  • 好き!彼らのやり取りをずっと読んでいたかった。
    一人ずつ順番にスポットライトがあたる小説がわりと好きなので、この小説は良かったです。
    ところで恩田陸さんて小説で学生にお酒飲ませるのが好きなのかな…?笑

  • 恥ずかしながら初恩田陸作品読了
    映画スタンドバイミーを思い出しました。

  • 全国有数の進学校に通う4人の少年たちの物語です。舞台は、「松籟館」という古い寮。親元離れて寮生活を送る彼らは、敢えて冬休みに実家に帰らず寮に残ることを選択しました。

    彼らは、寮に4人しかいないという非日常生活の中で、それぞれの秘密を話し共有し、自らを考えて、各人が成長していく様を描いています。

    この小説では、高校生の何をしでかすかわからない、不気味さがよく描かれています。そんな先の読めない展開が読者を物語に引き込んでいきます。


    また、我々は経験を通して人格形成は行われていきます。彼らも同様に、彼らの秘密の経験が、彼らを影のある大人っぽい性格に作り上げていることがわかってきます。

    読者である私自身、彼らと秘密を共有したような錯覚を感じて、4人に引き込まれいきました。自分の高校生時代を思い出さずにはいられない素敵な物語でした。

    心の洗われる小説です。

    是非、読んで見てください

  • 胸にほろ苦く突き刺さる青春。ネバーランドっていうタイトルが読後にすとんと落ち着く。

  • 冬休みの学生寮に残った高校生四人組のおはなし。各々がする告白の内容は物凄く重いのに、描かれる四人の冬休み数日間の暮らしぶりが、関係性が、さわやかで、すがすがしくて、うらやましくなる。高校生っていいなぁ、男子っていいなぁ、男子校っていいなぁ、年の瀬っていいなぁ、儚いなぁ。

  • 男子校の寮である松籟館で冬休みを過ごす4人の高校生。
    ゲームで負けた者が「告白」という名の秘密を語るという罰ゲームを行う事で物語は進展を見せる。

    俺はこの「告白」を非常にリアルな事柄に感じた。
    誰しもが抱えている秘密にしたい事を告白する事で、彼らが背負っているモノに触れる事が出来る。

    しかし陰鬱感は無く、事の軽重はあるものの誰しもが抱く事なのだと思う。
    暖かく、そして何処かノスタルジーを感じる事が出来る素晴らしい作品だ。

  • 必然の一気読み。面白かった。気持ちいい。
    高校生の彼らが見る景色、朝の明るさ、夜の暗さまで鮮明に思い浮かぶ。
    ミステリアスでいて爽やかな四人の距離感がなんともこそばゆい。

  • 伝統ある男子校の寮「松らい館」。冬休み、それぞれの事情を抱え寮に居残った4人がおりなす忘れられない鮮やかな7日間。ネバーランドでの出来事。


    寮で暮らす今が人生の中において、偽りの自由・一瞬の自由であることを理解しながら、もその自由が今を生きている彼らのすべてなのだ……そう思うと4人の少年のなんと愛おしいことか!!

    巻末にある吉田さんの解説を読みながら、すべての内容に同意すべく顎を上下する私が居ました。
    「ネバーランド」という題名の意味、恩田陸作品に漂うノスタルジー、統という存在、そして物語が進むにつれてかたく結ばれてゆく少年達の絆。
    これだから恩田作品はやめられません。

    また必ず読み返す時が来る、そう確信した作品でした。

  • 恩田陸を好きになったきっかけの作品。本当に何気なく図書館で借りた本だったけれど、読み始めてからはぐいぐい引き込まれて一気に読破してしまいました。
    一人ひとり背負っているものは重い、暗いものだったりするけど、それ以上に彼らの絆が徐々に深まっていく様が素敵。読み終わったあとに凄くすっきりした良い気持ちになれました。

著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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