薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
3.34
  • (240)
  • (440)
  • (1363)
  • (115)
  • (26)
本棚登録 : 4979
レビュー : 420
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475852

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 登場人物がとても多い作品なのに、ひとりひとりの強さと弱さが丁寧に描かれていて、すき。


    生きる中で人が、これがだいじ、と思うことの
    違いが見えて面白かった。

  • 2003/06

  • 現実世界ではサトラレでもない限り、周りの人の本当の感情は分からない。自分で想像するしかない。けれどこの小説は身の回りにいそうな、いなさそうな、そんな人々の本音を覗き見ることができる。そんなところが好き。
    江國香織さんの本は冷静と情熱のあいだ、以外読んだことがなくて、ほぼ初めてだったけど、
    女性のリアルな葛藤や本音が、引き出されていて
    分かるわぁーって頷きながら読んだ。笑
    他の作品も読んでみたい!

  • 登場人物が多く、視点もすぐに変わる。視点が変わるときのほとんどは段落替えになっているけれど、ちょうどページの切れ目で段落替えされることが多い。そのため、段落替えに気づかず視点が飛ぶといった形になり読みにくい。また読点とダッシュが多く、一文が長い。「そうでなければ先週も歯医者のあの狭い待合室で近藤に会っていただろうし、この前の日曜日にたまたまいきなり草子が訪ねてきて、道子に訪ねた帰りだというのにもおどろいたが、それ以上に草子がめずらしく昔みたいにーー昔、というのは陶子が水沼と結婚する前、姉妹が四六時中一緒に遊んでいた頃という意味だったがーー、陶子に対して自分のことを喋ったのにおどろき、ついいそいそと早めに夕食の準備をし、休日出勤していた水沼を待たずに草子と二人でそれを食べたりして、結局クロの散歩は夜になってから、帰っていく草子を送りがてらということになったのだが、それでもこれほどーーたかが犬の散歩にいくのにーー気おくれはしなかっただろうと思うのだ。」これで一文。これを自然に読める読者が凄いと思う。
    子供特有の支離滅裂な話はとても上手い。

  • 9人の女たちの話。登場人物が多く最初は「相関図がほしい…!」と思いましたが、読み進めていくうちにそれぞれの女性とその関係者が少しずつつながっていく感じがなんともおもしろい。
    浮気する者、される者、家庭を持つ者、持たない者、さまざまな日常が描かれる。
    土屋さんのたらしっぷりはとてもツボ。

  • 久々の江國作品も、相変わらず言葉がほんとうにうつくしくて、うつくしくて。
    解説が唯川さんだったのも嬉しかったなあ。

    登場人物達に、自分自身の考えや経験を重ねたり、重ねなかったり。
    衿のこのあとだけが気になるなあ。

    文章自体はやや長く感じるかなあ。テンポよくするすると読めるお話ではない。
    2015.12.22

  • なんとなくタイトルに惹かれて、どんなテーマの本なのかもよくわからず読み始めました。結局テーマは恋愛なんですかね。登場人物が多く半分くらいまでは誰が何でどんな関係になっているのかよくわららず、段々掴めて来たからおもそりく、先が楽しみになってきました。短いシーンが多数集まってできたような本なので合間の時間にちょろちょろ読むと楽しい。でもそれだけか。暇つぶしには良い本だと思います。

  • どの女にも、女ならうなずける何かがある。
    わかっていてもやってしまうこと。
    わかっていてもできないことたち。

  • 本で読んだのは初めての江國さんの本でした。
    読み終わった直後は自由すぎる恵まれた女性のワガママにちょっとイラっとしたのですが、なんだかじわじわと心に残ってて実は好きだったんだなと気付きました。
    自由の中の欠点や責任を自覚してそうな衿が一番好きです。楽しそう。
    相関図が欲しいくらい関係性が把握しきれなかったのですが、ちょっとリッチなマダムの町です。
    誰にも深く共感できずにいましたが、こんな女もいるんだろうなっていうのが観察してるようで面白かったです。

  • 読むと落ち着く。好きな本

全420件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 (集英社文庫)のその他の作品

江國香織の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
矢沢 あい
吉本 ばなな
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする