平面いぬ。 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 8221
レビュー : 725
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087475906

感想・レビュー・書評

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  • ポッキー、かわいい!
    わたしは刺青なんて入れられないし、やっぱり入れる人の気持ちもあんまりわからないけれど、ポッキーならいてもいいかしらという気持ちになりました。
    「はじめ」は小畑さんがコミカライズしていらっしゃるんですね・・・。紙媒体で今はないみたいですが、いつか全部読みたい!
    「石ノ目」は好みでした。こういう切ない妖怪系には弱いのです。しかし何よりクリーンヒットしたのは「BLUE」の騎士! 父いわく「あんまり好きじゃない」とのことですが、いや騎士はイケメンですよ。確かに保身を第一としていて潔くはないかもしれないけど、最後はきちんと行動を起こす。要領のいいタイプですね(笑)
    全編ともどこかに苦しみがあります。でもそれを乗り越えて新しい場所へ踏み出そうとする力を感じました。やっぱり乙一好き!

  • 切ない。一つひとつの作品にどうしようもない切なさがある。
    久しぶりに読んだので、世界観についていくのに、最初は抵抗があったが、すぐにその切なさにやられてしまった。

  • 4との物語の短編集
     
    伝奇物とミステリィを上手く絡めた『石ノ目』
    奇妙で切ない青春ストーリー『はじめ』
    意思を持った人形を題材としたファンタジィ『BLUE』
    家族愛を面白く煮詰めた表題作『平面いぬ。』
     
    どれも方向性が違うのですが、
    すべてが綺麗に切なさのある味わい深い作品です
      
    個人的には『はじめ』が大好きですね
    ストーリーもキャラクターもとても好みです
    ラストシーンは心に響く物がありました
     

  • 2011 7/12読了。WonderGooで購入。
    乙一の読んでいない本を読もう、という思い立ちの一貫で読んだ本。
    短編4本収録、すべて白乙一。「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」はなんか全部涙ぐみながら読んでた。
    「平面いぬ。」はいい話、ってだけなくて色々要素もあって、うん、短編集の表題が差し替えられたのも納得。

  • 乙一さんの四編の短編集。
    収録されている順番がお気に入り順です(笑)。
    どんどん切なくなって、やるせない気持ちになるんです。
    ホラーでありつつ、ファンタジーでもある。
    さすが、乙一さん♪

    【石ノ目】
    見つめると石化しちゃう妖怪のお話。
    日本版メデューサですね。
    でも、切ない。
    見るなって言われたら、どうなるかな。
    ダメって言われると見ちゃう気がするな。
    いや、ほんと切ない。


    【はじめ】
    2人の空想の中にだけ存在するはじめちゃん。
    2人の中では、ほんとに共有できている存在。
    この話の構成が好きです。
    話の展開の仕方に続きが気になって、
    どんどんのめりこんでいくカンジ。

    【blue】
    世の中、大事なのは、見た目ではないって話。
    キッチンドランカー?の人形作家が、骨董品屋で買った
    不思議な不思議な生地から作り出した五体のお人形の話。
    性格の悪い王子様、優しそうで裏があるお姫様、
    口やかましく人を小バカにする馬、無口だけど最終的に、、、な騎士。
    そして、青い残り物で作られた青い少女。
    骨董品屋で、娘の誕生日プレゼントとして、
    四体+無料のオマケを買って帰る。
    至って普通に子供なりの残酷さを持つお姉ちゃん。
    すごくすごく変わった乱暴者の弟くん。
    ブルーとこの少年のとても、心暖まるお話。


    【平面いぬ。】
    彫り師見習いの友達に薦められて、
    彫り師となって登場した(と思ってますが)
    ブルーを売ってた骨董品屋のお姉さんに
    犬の入れ墨を二の腕にいれてもらう。
    けれど、次の日からあるべきところに入れ墨は
    なくなり、体表面を自由自在に移動していることが判明。
    この犬との共同生活が始まる。
    ある事情から家族と不和があったけれど、
    犬との生活が家族との関係すら変えていく。
    餌の入れ墨を書いちゃうと目を離した隙に食べちゃう、とか
    他に食べちゃったもの、とか
    最後のオチも含めてこの話が一番、好きです。


    どの話も色々考えさせられる内容になってます。
    ホラーとゆーか、人間の怖さを知るとゆーか、
    そんなお話たちです。

  • 石ノ目 
    話の流れがわかりやすすぎてつまらなかった

    はじめ
    このお話はわりと好き。はじめちゃん良い子

    BLUE
    人形が動き出す、なんてほんとにおとぎ話かよとか呪いの人形だよホラーだよとか思ったけどいい話だった。

    平面いぬ
    刺青が動き出す。これまた人形に続いて刺青って・・・。内容は微妙。皆死ぬってのになんだこの冷静さは。

  • 「私は腕に犬を飼っている」

    (石ノ女/はじめ/BLUE/平面いぬ。)

  • やっぱり無駄がないなあという感じ。

    でも途中からオチが想像できてしまったので少し残念

  • 私が切なさを学んだ作品。
    やるせなさとも焦燥感とも違う感情をもらいました。

  • 短編集。一話一話文体が全く違うにも拘わらず、乙一氏のスタイルが確立されていて面白かった。ただ『GOTH』や『ZOO』の様な作品を期待していたので、いささか不満。

  • 乙一さんの本はジャンルが混沌として大好き。とくに『はじめ』が一番。平面犬は皆に好かれそうな内容だけど、ちょっと妄想気味な私には、はじめが一番ぐっと来る。心のトモダチ、私にもいる。妄想力少なくて、はじめみたいに遊べないけど遊べたらいいな。でも永遠に別れるのは嫌だ。妄想力弱いのに少しだけ感謝する。

  • 「はじめ」と「石ノ目」のために買う価値は十分あると思う。「BLUE」「平面いぬ」も話の展開が良く、特にオチが読めないのがすごい!数年置いて再読しても楽しめる。まさに時の洗礼を今後受けても廃ることのない本ではないか。

  •  この作家の小説は初読。ジャンルはホラーと聞いていたのだが、予想していた内容と印象が違った。話にもよるが、ファンタジーという感じがする。頭の中だけにいる少女、動き出す人形、最後には刺青まで動き出す。どの話にもほろっとする結末が用意されている。最初の日本版メデューサだけ怖い話という感じがして少し異色な感じがしたが、どれも楽しめた。

  • 乙一のおどろおどろしさがもう少しほしいかな。でも、ブルーとかめっちゃ感動した…人形が意思をもってるって小さい頃から思ってたから。

  • 天涯孤独…平凡な私では想像もつかない状況の言葉ですが、
    乙一さんのリアリティある文章に胸が苦しくなりました。

  • 氏の作品は初めて読んだ。短編集。
    どれも少し不思議でちょっと怖くて、切ない雰囲気を持った内容。
    どことなく夏の香りを感じたりした。

    収録作品では「BLUE」と「平面いぬ。」が好き。
    「BLUE」は割と先が読める展開なのに、ブルーのいじらしさに胸が痛む。
    「平面いぬ。」は切ない。あるのが当然だと思ってると、それがどんなに大切な、特別なものか気付かない。それでも、ほのかな希望の光が見える終り方で読了感は清々しさがあった。

  • 石ノ目、はじめ、BLUE、平面いぬを収録した作品。どれも乙一の特徴の1つのファンタジー要素が多少なりとも含まれ、そこが味を出している。はじめが一番好き。

  • 短編小説集。
    なかでも“BLUE”という作品は面白かった!

  • 3話目のBLUEがお気に入り!すごい切なくて好きでした。

  • 4つの物語が収録された中編集

    昔話っぽかったり
    童話っぽかったり
    ジャンルばらばらだけど
    どれもほんのり切なさが漂ってます
    らしいなぁというかんじ

    表題の平面いぬ。が
    一番微妙だったなー
    ちょっと中途半端なかんじがして

    石ノ目

    が一番面白かったです

    BLUE
    はじめ

    もなかなか良かった

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著者プロフィール

乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。山白朝子(やましろ あさこ)、中田永一(なかた えいいち)の別名義で執筆する小説や、安達寛高(あだち ひろたか)という本名名義で脚本を記すこともある。
1996年に『夏と花火と私の死体』で、第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。
2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。2012年、『くちびるに歌を』(中田永一名義)で第61回小学館児童出版文化賞。
代表作として、映画化もされた本屋大賞ノミネート作『くちびるに歌を』のほか、『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない CALLING YOU』『失はれる物語』などがある。作品の多くが漫画化、映画化された。

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