海を抱く―BAD KIDS (集英社文庫)

著者 : 村山由佳
制作 : 花村 萬月  音部 訓子 
  • 集英社 (2003年9月19日発売)
3.51
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  • 本棚登録 :2470
  • レビュー :264
  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476132

海を抱く―BAD KIDS (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 青春時代に抱える、自分自身への不安、周りの人間とのつながりのはかなさ、性へのモヤモヤ、爆発しそうなのにそれすらできない迷いが詰まっている。
    共感はしないが、理解はできる。

    ベッドシーンが秀逸。ドギマギした。

    BAD KIDSのスピンオフだが、こっちの方が好き。なぜか秋口に読み返したくなる。

  • ただの恋愛小説ではないという印象。

    売春、同性愛、ドラッグなど過激な描写が多いけど、
    誰かに自分の悪い部分を知った上で好きでいてもらうことの大切さがわかる。

    主人公の二人の関係性が理想的。

  • 実家とアパートに1冊ずつ持ってる。
    何回読み直したことか…不器用ながらもお互いの大切さに気付いていく恵理と光秀の関係がすてき。
    性描写が多いけど、生きていくことの象徴としてのセックスなのかなー、と。
    光秀と父親の名前の間の伏線?に気付いた時はハッとしたなあ。
    個人的には都のような女の子がとてもすき。

  • 「お前、海の味がする」
    海のそばにいくたびに読みたくなる一冊。
    光秀や光秀の父親にとっての海、生きていくうえでの指標みたいなもの。自分にもあればいいのになあ。

    自分だけでは抱えきれないものを持つふたり。
    ぶつけあうみたいに交差して 、
    反発しながらあらがえなくて、
    いつの間にか溶け合ってく。

    アンバランスな関係がどうしようもなく魅力的で、読むたびに強烈な憧れに溺れそう。
    だって、自分にはきっと一生訪れない。

    一方で、光秀の両親の関係はめちゃくちゃかっこいい。
    だけど、寂しい。
    光秀が両親をみて学んだことは「寂しさの伴わない自由なんてない」
    その寂しさを遠ざけたくて、不自由になって、ぬるま湯のなかで苦しんでる。
    もしかして、かっこいいって孤独ってことなんだろうか?

  • 2009/01/21読了

    なんかすごいものを見てしまった。村山さんにはいつも違う衝撃を与えられてばかりだ。
    切なかったし色っぽい。性描写も半端無いけれど、生活のちょっとした音もしっかりと拾われている。18とは思えなかったな。藤沢の気持ちも少し分かっちゃうかも。
    まあそこまでハードではないけれどね。
    山本光秀の性格がまた優しいんだ。サディスティックな気持ちと、弱い心をどうにか押さえ込めて生きてきたはずなのに。藤沢にはどうしても…。
    まあ双方、不器用すぎて、十代の危うさってところだね。
    もう少し丸くなれよ…
    セックス描写がうまい。けれどいやらしさは感じない。「行為」を綺麗に、少し残酷さを残してる。うまいです
    あとマリファナを吸うシーンは、混乱の描写がやばい。あの表現の仕方はすごいな。画期的だ。けど、誰も思いつかないし、やろうと思っても勇気がいる。

  • 世界の捉え方が独特。
    綺麗な部分も醜い部分も、
    全てを青春という括りでまとめてしまうところがすごく好き。

  • 最初から最後まで面白かったー(;_;)(;_;)夏みかん海に投げるエンディング美しすぎた… 官能的だし背徳的だし泣けるし良い青春恋愛小説でした 

  • 男と女の境界線は曖昧なものかもしれない。それでも超えるべき壁は男と女で全く別々。二人の主人公が自分の現実を淡々と過ごす過程で生まれる傷を体の関係で修復していく。
    悲しみ不安を爆発させなければ、自分が分からなくなってしまう経験がこれからの自分を襲うのだろうか?

  • 村山由佳っぽいストーリー。

  • 久しぶりに再読。
    もう一冊のBAD KIDSと合わせて読みたかった。
    この頃の村山作品は人物の描写が色濃くてちょっと面白くなってしまうんだけど、展開のドラマチックさが好き。
    好きの前に関係が来る作品の中では結構好き。

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