本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784087476453
作品紹介・あらすじ
江戸の広告代理店「広目屋」に集う、剣の達人・完四郎、戯作者・仮名垣魯文、そして若き日の坂本龍馬。一行は、尊皇攘夷に揺れる京都を目指して旅立った。傑作時代推理小説。(解説・細谷正充)
みんなの感想まとめ
歴史ミステリーとしての魅力が詰まった作品であり、実在の人物や史実を巧みに織り交ぜながら、江戸時代の広告代理店「広目屋」の面々が繰り広げる物語が展開されます。特に、坂本龍馬や河鍋暁斎といった著名な人物が...
感想・レビュー・書評
-
完四郎広目帳シリーズ2作目。完四郎と魯文の東海道道中における怪奇事件を描く。作者らしい怪談・伝承たっぷりであるが、似たような話が多いのが若干興ざめ。1作目の安政の大地震のような山場もなく、短編の積み重ねという感じ。一方で坂本龍馬や長州藩との因縁といった幕末~明治の動乱への布石が多く打たれ、3作目以降が期待される。化物が姿を消していく明治期にかけて本作がどのように進んでいくのかは非常に興味深い。
※現在放映中の朝ドラ『ばけばけ』でも明治期の知識層は怪談に対する嫌悪が強いことが描かれており、現代とはまた違った価値観を知ることができそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前にも書いたけれど、高橋克彦さんの作品では、陸奥3部作のような大長編の重厚なものばっかり読んで来た。しかし、このシリーズのような短編集も良い。短編集と言っても、高橋克彦さんらしい、芯の通った作品だから読み応えがある。
-
実在の人物や史実とフィクションを織り交ぜながら展開する歴史ミステリー的作風は高橋氏が得意とするところ。
本書はその特徴が如何なく発揮されていて面白い。
坂本龍馬と河鍋暁斎をこんな端役で使うとは贅沢な。 -
今回は幕末の動乱前の京都の動向を探るため完四郎と魯文が京都へ。
道中の相方として坂本龍馬も登場。
前作ではほとんど見せなかった剣の技も見せる辺りが少し変化のあるところ。
各地の怪談話や伝説に見せかけた謎を解明する冴え渡る完四郎が良い。 -
ミステリーに入るのかな さっくり読めてキャラも好き
-
幕末を舞台にした謎解き物。「完四郎広目手控」シリーズで、12話が入っています。単行本としては2冊目か3冊目?高橋さん作品の場合、順番は気にならない(笑)
江戸が舞台ではなく東海道五十三次で往復し、予知能力のある娘の言葉に適応した事件にぶつかります。化け物はいないけど、超能力はあるってことですね(笑)まぁ、気楽に読めますし、1話が短くどぎつさはありません。坂本龍馬を同行者にしたのは、単なる洒落でしょう。
旅物になってますから、地名とか当時の情景を楽しめます。時代考証が確かかどうかは知りません(爆)
-
広目屋、完四郎シリーズ第2弾。
時は幕末。
完四郎は荒れる世情を見聞すべく、京都に向けて旅立つ。
旅の道連れは戯作者の仮名垣魯文、女医のお杳、
道案内にはなんと坂本龍馬!
(しかしながら、ほとんどまったく活躍せず…)
なんとなく消化不良の一冊でした。
各話で謎解きをしつつ、長州藩だの井伊大老だのに
盾突く姿勢を強調したかったのでしょうかね。
【収録作品】
第1話 日本大曲り
第2話 鬼の面
第3話 はぐれ独楽
第4話 お岩怪談
第5話 斬魔剣
第6話 広芥屋異助
第7話 白魔王
第8話 竜の穴
第9話 首化粧
第10話 冥途案内
第11話 天狗殺し
第12話 白雪火事
<解説>細谷正充 -
幕末の江戸で広目屋(新聞屋兼広告宣伝業)の居候が話題の怪事件を解決するシリーズ2作目。
今回、広目屋完四郎たちは京都へ向かい旅をする。土佐の坂本竜馬を道連れに、東海道を行くにつれて先々で不思議な事件が起こる。
一見不思議な怪談かと思う事件を論理的に解決していく痛快道中記になっている。
うっかりもいれば綺麗どころもいて、益々時代劇っぽくなってきた。TVシリーズ化しないかなこれ。
-
幕末を舞臺にしたミステリー。<BR>
<BR>
主人公は劍の達人でありながら武士を捨てた香冶完四郎。<BR>
現代で云ふところの廣告代理店をなりはひとしてゐる「廣目屋」の居候である。<BR>
<BR>
シリーズ第2作の本書では、江戸から京都への旅をするのだが、道案内に付き添ふのはなんと坂本龍馬である。<BR>
怪事件の數々を鮮やかに解決して行く快感を味はへる。<BR>
實在の人物・假名垣魯文がワトソン役を勤めてゐる。<BR>
時代設定が面白いので、これから事件には事缺かないだらう。<BR>
<BR>
2003年12月30日讀了
著者プロフィール
高橋克彦の作品
本棚登録 :
感想 :
