- 集英社 (2004年1月20日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784087476590
作品紹介・あらすじ
30代、恋に揺らぎ、愛に迷い、それでも必死にけなげに生きてゆく女たち。月の満ち欠けに似た女の心と体の変容をエロティックに紡いだ短編、全6編を収録。(解説・谷村志穂)
みんなの感想まとめ
恋に揺れ動く女性たちの姿を描いた短編集は、愛の深さや苦しさをエロティックに表現しています。登場する女性たちは、恋に「溺れる」ような感情を抱きながらも、時には一人で生きる力強さも持ち合わせています。各短...
感想・レビュー・書評
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恋に「溺れる」という表現がしっくりくる。
今なら肉食系というのだろうか。バブリーでイケイケ。
ただ一直線に男を愛し、求める女性たち。
「あなたがいないともう生きていけない」けれど、
案外あっさり一人で生きてみたりする。
女心と秋の空、というか。満ちては欠ける月だ。
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うまくまとまっている。小道具もさりざなくいいセンスだ。『海月』は銀座線で田園都市線への乗り換えは渋谷とあるが、表参道で乗り換えるのが当たり前だ。ここに書くつもりでもあった解説でもまるごと引用された女の体液は月の滴、ムーン・リキッドというのは腑に落ちない。女の体液はもっと動物的なものである。最後の『蜜月』はやはり思った通りの夢落ち。もったいないところもあるが女の物語は及第ではあるのは事実だ。
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不倫が多いですが、この人の恋愛観っていうのはやはり好き。
とろける恋愛って、頭で考えるものじゃなくて、相手に「はまった」っていう状態だと思う。この短編集、男がどいつもこいつも、なんであんな男にっていうのばかりで、それを主人公も作者もわかってる。でもはまっちゃってるから抜け出せない。
いいなあ、というのとは違うけど(むしろ、こういう恋愛しなくてよかったと思わせる)、そこまでのめりこめるなんて、うらやましくもある感じ。
そういう恋愛短編集。 -
月にちなんだタイトルの6つの物語。
生々しくて痛々しい女の描写は上手だと思う。
女には月経というものがあるわけで、
だから月に操られているのかもしれない。
女が月なのではなくて、
月を孕んでいるのだと感じた。 -
タイトルに「月」がついた短編集。
月の満ち欠けと性、生命が描かれています。 -
2006/08
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07.3.29全体的に稚拙な印象。最後の2つ、特に最後のが結構好きだったが、これが無かったらただの全部シチュエーションが似てる、願望の篭ったエロ本ですませるところだった。
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官能的でした。
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平たく言えばエロ小説。
なんちゅーか、主人公が出逢ってすぐセックスする小説って中身の薄いものが多い。
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「オンナ」と「月」とは切っても切れない関係。
「オトコ」と「オンナ」の関係は、「月」のように満ちては欠ける。
『……知ってるか、翔子。女は、月なんだぜ。だからこれは、月の滴なんだ』(Moon Liquid より)
著者プロフィール
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