ジハード〈6〉主よ一握りの憐れみを

著者 :
  • 集英社
3.50
  • (4)
  • (10)
  • (22)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 88
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476675

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 予想以上にドロドロした展開。
    大決戦!スペクタクルみたいな展開にはなるかと思ったけど、まったく違う展開になって面食らった。

    サラディンとリチャードの邂逅とか名場面も多いけど、やっぱりラストシーンは最高の名場面。いろいろあったけど、これはこれで大団円。

    おそらくジャンプノベル版に比べると、かなりの加筆修正が入ってる筈。この文庫版に入ってないロビンが主役の外伝も含めて、ジャンプノベル版も読んでみたい。

  • 幾つもの別れが描かれ、物語を彩っていた彼らの運命の交点は次々に離れていく。智将と呼ばれたヴァレリーは一度として戦闘に勝利することなく、最後の戦いののち人々はそれぞれの道を歩き始める。〈公正〉と呼ばれたヴァレリーはかつての友に斬られ踏み躙られ、僅かな理解者らとも別れて東方へ赴くが、そこに現れるのはやはり〈彼女〉なのだった……。より一般向けの装いをもって集英社文庫版に再録され、更にまたラノベ風の表紙で星海社文庫に再々録された事実が示す通り、この物語はいつの時代にも読まれ愛される不朽の名作なのである。

  • 作者は、最終巻の後書きでこんなことを書いています。
    「読み終わったあと、定価分をいくらか超えるほどには楽しく、温かな気持ちになり、またそうしたものが、そこそこに長く読んだ人の心に留まってくれれば、それだけでも十分だとも思う。」なかなか謙虚で好感が持てました。<BR>
    またこれとは別に、少々ネタバレ的な記述もあって、そのあたりを手掛かりに、ちょっと調べると、ようやく時代背景的なものが少々わかってきたのですが、逆にそれを最初からわかって読んでいたらどうだったんでしょうね?
    <BR>2004-12-15

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

作家。1971年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1991年、『ジハード』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に入選し、デビュー。本作は、11年の長期にわたって多くの読者に愛される大人気シリーズとなった。他の作品に『姫神』『四方世界の王』などがある。

「2014年 『ジハード 6 主よ一握りの憐れみを』 で使われていた紹介文から引用しています。」

定金伸治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×