娼年 (集英社文庫)

著者 : 石田衣良
  • 集英社 (2004年5月20日発売)
3.43
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  • 本棚登録 :8252
  • レビュー :1055
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476941

作品紹介・あらすじ

恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく…。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

娼年 (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 石田衣良さんの中で一番好きな本。

    ちょっと描写がすごいけど
    切なくて優しい!

  • 気がつけば読み終わっていた感じです。
    とても細やかで美しい表現が散りばめられていて、ひとつひとつのシーンや登場人物を想像しながら大切に読みました。
    性の描写はたくさん出てきますが、とてもさらっとしていて自由な感じがしました。
    全体的にやさしい雰囲気の漂う物語で、わたしは好きです。

  • 「記憶のようにむこう側が歪んで見える氷のブロック」という表現が好きです。なるほど、と納得しました。

  • 石田衣良の文章ってすごいなぁ、と思った本でした。
    なぜかものすごく印象深かったのが、はじめの方でリョウが氷をペティナイフで削っているシーンの描写。
    室温のバターという表現がなんだかすごく好きでした。
    やさしくて繊細で、意識しなくても光景が脳裏に滑り込んでくるような文章で、こんな文が書ける人ってほんとに少ないとおもいます。
    大学生のリョウが、娼夫として働くうち、女性の欲望の深さや多様さ、魅力を知り、成長して行く話。
    でも、安易に綺麗な話としてまとめるんじゃないところが好きでした。
    そうはいっても身体を売る仕事は、こんなふうにお話にできるほど綺麗なものではないんだろうけど、フィクションとしてこれはこれでありだな、と。
    とにかく文章の心地良さに浸れた一冊でした。

  • 内容は過激だけど、決してそこだけ悪目立ちすることなく、面白く読みました。

    人が持つ、様々な欲望…マイノリティと思っていることでも、実は多くの人が内面に抱えているのかもしれないなあと思ったり。
    欲望に対して貪欲に、素直にいられるのなら、歳をとるのも悪くないなあなんて思う。

    主人公のリョウ、素敵な男の子でした。

  • ひとりの男の子(といっても20前後だけど)が、いろんな女性との出会いの中で、女性の神秘について真摯に、探ってい行こうとする、その透明なまなざしがすごく新鮮でした。

    セックスについての考察が多いのに、ちっともいやらしくないというか。

    その人の趣味や嗜好や生き方を、「そういう考え方もあるね。そうだね」と自然に寄り添って、否定しないやり方というか。

    石田さんはそういう考え方ができる人なんだな、って他の作品を観てても思う。

    • ハムテルさん
      感想を拝見して、図書館に予約しました。
      2012/09/05
    • pommeblancさん
      >ハムテルさん
      イイネありがとうございます。
      読んで良かったら、続編の「逝年」もありますので是非。
      2012/09/12
  • 言葉使い!
    言葉の選び方!

    なんだろ、難しい言葉ってより
    身近で簡単な言葉のはずなのに
    耳障りがよく、綺麗に聞こえる

    すっごく「エロい」ところも
    石田さんの描写だと
    なんか違った形で引き込まれる

    あっという間に読んでしまったんだけど
    なんかすっごい引き込まれて
    違う世界のように感じているけど
    でもなんか、自分について考える
    そんなきっかけになった気がする

    なんだろ

    もう一回読みたいって
    久しぶりに思った

  • 2018.4.14-
    石田衣良さん、お初本。
    母親の面影とは、時に執拗なくらい追い求めてしまうものなのかもしれない。
    どんな形でも、正しくなくても。

  • 映画化されるということで。

    解説がちょっと楽しくて姫野カオルコさんの本も読んでみたい気持ちになりました(笑)

    映像はどうなるのだろう?
    結構濃厚なのかもしれませんね。
    ただ、小説だからこそできる心の中も踏まえたような表現がどうなるのか。

    ラブシーンはあるし、そこそこ濃厚だけれどなんだかやさしい感じがしました。

    映画、見に行ってみようかなー

  • 「娼年」
    公開日:2018年4月6日
    大学生活に退屈し、バイトに明け暮れる毎日のリョウ。恋愛や女性に興味がないリョウだが、紹介を通じて「娼夫」の仕事を引き受ける。女性たちと接していく中で、最初気乗りしなかったリョウは、次第に仕事に目覚めていく。
    キャスト:松坂桃李、 真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ
    監督:三浦大輔
    http://shonen-movie.com/
    Twitter https://twitter.com/shonen_movie

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