娼年 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 8882
レビュー : 1112
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476941

感想・レビュー・書評

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  • いろんなセックス描写があり、ほほう、とおもしろ半分で読み進めていったけど、読み終わったあとなんとなく清々しい気分になった。自分に素直に生きるっていいなと思う。

  • 整頓された状況説明と台詞の独特のリズムに
    調子が狂いそうになった。
    ありそうで、ないような、そんな話。
    性というテーマが特徴的だったけれど
    なんというか雨のような鬱陶しさはなくサラリと読めた文章と話だった。
    嫌と思わせない言葉遣いが余計にその「サラリ」を印象付けた。

    淡々と進んでゆくストーリーは
    日常や人生というものを想起させる。
    成長過程を描いていくような話なのかと思ったけれど
    ただそれだけではなかったように思える。

  • 主人公を通して、女性の性の複雑さやバラエティを実感。
    心の奥に溜めた・秘めた言葉にならない何か、というものへの静かな優しさ、気遣いを感じる一冊でした。

  • 娼婦業に足を踏み入れた少年のお話。

    まぁ確かに官能的なシーンは多いんですが、
    それよりも内面や人間の本能・本質が描かれていておもしろい。

    ノーマルな人間なんてこれっぽっちしかいないんだ。

  • こんなに美しい小説を読んだことがない。というくらい、美しい。

    エッチな表現もあるけど、どろっとしていなくて綺麗。

    23歳のとき読んだら、「なんだかエッチな話」という印象しかなかった(ごめん;)のに、30歳になって読んだら、えらく感動した。
    友達にもおすすめした。

    色んな欲望があって、それを解消できるなら、その手段を使っていいと思う。

  • 主人校が年齢とか嗜癖とかの変数に囚われずに、ひとりひとりの女性たちと向き合っていくさまが、素敵だなって思った。

  • すごくぶっ飛んだ世界のように思えましたが、読んでみると、身近なのかもしれないという錯覚が起きるほどでした。

    性的なつながりだけではない何かを見つけていく主人公の日々が、とても綺麗にさえ思えます。

  • とても惹かれた。どんな女性に対しても、受容し、魅力を見い出す。本来なら汚らわしい事でも、そうは感じさせない。読み終わった時には、何とも言えない感情になった。とても魅力的な作品。石田衣良さんの作品は今回が初めてですが、他の作品を読むのがとても楽しみになりました。

  • 男性の娼夫のお話。
    すごく刺激的な内容なのに読みやすく、
    読後感がこんなに清々しいのは
    石田さんの全ての女性に対する優しい目線からくるのかもしれない。

    それにしても人間の欲望の多様さには驚かされた。

  • 石田衣良さんの本は久しぶりに読んだ。池袋ウェストゲートパークとか書いてた人だよね。タイトルからして「そーゆー内容なんだろうなぁ」と思ったけど、まぁその通り。当方は女ですが、これだけ様々な女性の欲を、主人公の目を通して覗かせてもらった心地です。読みやすいし、わかりやすい。

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著者プロフィール

石田 衣良(いしだ いら)
1960年東京生まれの小説家。フリーター、広告代理店でのコピーライターを経て、36歳のときに一発祈念して執筆活動を開始。
1997年、『池袋ウエストゲートパーク』で第36回オール讀物推理小説新人賞、2003年『4TEEN フォーティーン』で第129回直木賞、2006年『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞、2013年『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。
多くの作品がドラマ・映画化されている。代表作に、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「下北サンデーズ」、映画「アキハバラ@DEEP」、「娼年」。
2015年にウェブ個人誌『小説家と過ごす日曜日』を創刊するなど、メディアをまたにかけて活躍を続けている。

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