暗黒童話 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 10545
感想 : 859
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087476958

感想・レビュー・書評

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  • 自分の好みドンピシャの作品でした!!

    グロ要素はあるけど、痛みを感じている描写がないので、気分が悪くなることはなかったです!

    ミステリー?サスペンス?要素も強く、ハラハラ感がとてもよかったです!伏線もしっかりと回収され、オチも素晴らしかったです!

    グロ部分は難しいけど、映画化されてもいいぐらい良い作品でした!

  • 読むの止められない
    一気読みしちゃった

    鴉だーーーいすき

    終わり方も良かった。
    潮崎が…悲しい…

  • 本当に面白かった。以前に乙一さんの『夏と花火と私の死体』という作品を読んだことがあり、今回が乙一作品2作目。正直購入したことを忘れていたが、いざ読んでみると、ページをめくる手が止まらず、最後まで読んでしまった。まず、ストーリー全体としての完成度が非常に高く、叙述ミステリーの代表作といっても過言ではないほどだった。最後に怒涛の勢いで犯人が分かっていくが、私はその部分を読むまで、作者の手の上で転がされ、「あっ、あの人が犯人か!」とまんまと騙されていた。(単に私の知能が足りていないだけかもしれないが)更に私がこの作品を好む理由が、人間を解体し、新たに作り出すシーンの書き方だ。実際ではありえないことでも、読んでいて実際にその光景が目の前で繰り広げられているかのようなグロテスクな感じを受ける。それでも比較的自分の中ではあまりグロいという分野には入らない方なので、非常に楽しく読むことができた。

  • 主人公の成長していく姿が素晴らしい。乙一で一番好きな一冊。僕はこの本を「白乙一」だと思っています。

  • 書店で手にした時は震えた。セルフマグニチュード

  • 何度読んでも、先がわかっていても面白い。
    死には痛みや恐怖を伴わないのだろうか、と私に思わせた最初の作品。

    2020/08/13

  • 黒乙一か白乙一かでいったら完全黒です。ただ、黒く暗黒で残酷でグロいけど、その中に人間の強さ、弱さ、温かさを備えてるのが乙一のすごいところ。ラストの一行には思わず涙。乙一の中でベスト3に入るお気に入りの一冊です。

  •  独特の不気味な世界感が味わい深い作品です
     本格的なミステリィですが、ファンタジィな味付けもあり、
     非常に楽しく読めます
     
     記憶をなくし、何事にも臆病になってしまった「私」が、
     頼りない自分を叱咤し懸命に進もうとする様は、
     とても胸が熱くなりました
     
     ミステリィとしてもファンタジィとしても、
     人間ドラマとしても、とても面白い作品だと思います

  • 【ネタバレ注意】

    目をはめると前の持ち主の記憶が見える。

    両目を失った少女に記憶の宿った目玉を運ぶ鴉のお話「暗黒童話」と
    左目の移植手術を受けて左目の記憶を見るようになった少女が左目の持ち主が成し遂げられなかった事を成し遂げる。
    そんなお話。

    終わりはもっと酷いかと思ったけどハッピーエンドだね!
    酷くて良かったんだけど…(ボソッ

    死んでも効果が残るんですね…
    花はどうやれば死ぬんでしょうか…?

  • いやもうほんとに最高です乙一さん!!

著者プロフィール

1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。2002年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。他著に『失はれる物語』など。

「2022年 『さよならに反する現象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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