- 集英社 (2004年5月20日発売)
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感想 : 25件
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784087476972
作品紹介・あらすじ
地中海が舞台の、女性のリアルな冒険小説!
夫も子供もいるキャリアウーマンの響子は、仕事でフリーカメラマンの檜山と地中海キプロス島を取材することに。ところが現地の紛争に巻き込まれて…!? 女性の恋と冒険の物語。(解説・岸本葉子)
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
“究極のハイクラス・リゾート東地中海の真珠キプロス島”女性誌の編集部員響子の海外取材は、このキャッチコピーのようにいくはずだった。だが実際は限られた予算と日程をやりくりする、カメラマンとの二人旅。そして風光明媚で文化遺産に恵まれた島は、民族と文化が複雑に交錯する紛争の地でもあった。39歳、夫も子供もいる女に訪れた、束の間の恋。圧倒的なリアリティをもって迫る長編小説。
27年12月9日~17日 -
立て続けに、戦争の本を読んでいたから、あーまた…と思ったところもある。
民族間、宗教間の問題は、他国のましてや単一民族で仏教徒(というか、無宗教)の日本人には理解できないから、首を突っ込むべきではないと思っていたけれど。
正義と人道を振りかざして首を突っ込むべき問題ではない。だけれども、何が煽動しているのかを見極めれば、あるいは…
結局、何かわからない実態の見えないもの、プロパガンダ的な、ものに煽動され踊らされ、傷つくのは一般市民であり利益をえるのは…
とりあえず、タイトルと帯からは想定できない話。 -
地中海に浮かぶ島、キプロスは愛と美の女神、アフロディーテの生まれた島といわれ、美しい自然や文化遺産、優雅な5つ星ホテルもある「究極のハイクラス・リゾート」。夫も子どももいる女性誌の編集者とカメラマンが取材でキプロスを訪れることになります。物語の導入部では、ワーキングマザーが読むとリアルに実感できる毎日の忙しさや不条理さが綴られていて、つい身につまされたりするのですが、キプロスに着いてから物語の色がどんどん変わっていきます。
リゾートのイメージとはうらはらに、実はキプロスはギリシャ系の南キプロス、トルコ系の北キプロスと政治的に分断された複雑な状況にあり、編集者とカメラマンは、思わぬ間違いがもとで、民族間の暴動に巻き込まれてしまいます。緊迫した状況の中、ふたりの間につかの間の恋が生まれます。素晴らしい風景の背後に潜む、現代の悲劇。ラブストーリーであり、冒険小説でもあり、ワーキングマザー小説でもある、欲張りな1冊です。 -
「6日間の極上の恋」「それぞれの人生をかけた男と女の哀切なせめぎ合い」とはよくいったものだ。まったく「冒険小説」とはいえず、集英社の本帯を書いた人の文才のなさには本当にあきれた。でも半分くだらない恋愛話を想像してたら、逆の意味で裏切られた本だった。キプロスの歴史や、風景の描写は素敵だし、なによりも作者の紛争とか平和における考えとか、すごく共感できる部分があってとてもよかった。ただ、なにがおきているか、という会話についてはすごく会話が不自然なように感じた。もう少しうまく伏線はれればいいと思う。
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会社でも家庭でも本音を出すことの出来ない、雑誌出版社に勤めるキャリアOLが主人公。
そんな彼女が取材で、ギリシャ、トルコ、キプロスそしてロシア連邦と複雑な国際・民族関係がひしめく、小さな島キプロスへ。
そこで紛争に巻き込まれて…ってお話。
イマイチ話の主題がなんなのか分かんなかった。
篠田さんは2冊目。社会派のお話を書く人なんですかね。 -
いろんな分野の本が集結して、刺激的でした!人に勧められると読みたくなりますね。読書分野が広がりそうで、楽しみです。
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あらすじを読むに恋愛要素が強く、タイトルも平和でぼんやりした印象があり読み始めたが、全然違った…
読み終わってみると、紛争に巻き込まれていく展開と、二人の距離感が不自然なく感じられた。普段の私なら、もっとドラマティックなラストを望みそうなのに、妙にしっくりきているのはなんでだろう。
結局、私はこの作者の描く女性臭さにいつも妙に共感できるので、個人的には好きな作品。思った以上に余韻の残る満足さだ。 -
背表紙には、「39歳の女に訪れた、束の間の恋」なーんて書いてあるから、てっきり色恋沙汰中心だと思って読んだわ。騙された。
確かにロマンスも若干あったけど、決してメインじゃない気がした。
なんかね、あんな感じ。よく洋画のアクションや冒険もので、あれよあれよと事件に巻き込まれた男女がちょっと一線超えちゃったけど、事件解決、また二人個人の日常に戻っていくって感じ。
映画見てるときは、「ロマンスまじ関係ないだろーー!!男と女が出たら、それしか考えられんのかよ!原始人!」って思ってたけど、実際ロマンスメインで見ると、「・・・足りなくね?」ってなった。
檜山は朴訥で素直で口下手すぎて可愛いんだけどなー。ロマンス小説としてはなんか満たされない。いや、多分裏のあらすじに「束の間の恋」なんて書いてあるから、恋を期待し過ぎたんだろう。
で、「こ~いっこ~いっ!」って読んでたから、キプロスとかギリシャトルコとか地名とか完全飛ばして読んで、後でアワワ状態。失敗。
いやいや、そもそも主人公、人生と仕事に疲れた四十路だもの。ちょっと私には早いわ。あと15年後に読んだら、超同感!ってなるのかしら。
全く別話だけど、ギリシャとトルコさん、仲悪いのね、フフフ。なんて思ってたけど、現実はそんなに甘くないよね。ゴメンナサイ。
5/28/2011 -
民族や宗教対立という現代の問題をキプロスを舞台に提示。
女性誌の旅行ガイド取材が目的である主人公に、戦争カメラマンが絡む。
対立の最前線で展開されるジャーナリズムやNGOなどの活動と国などの思惑、それぞれがリアリティをもっているのは確固とした取材のもとに書かれているからだろう。 -
前半は面白かった。
恋愛ものじゃなければよかったな。
結末があんまりじゃない? -
ジャーナリズム精神とか、プロの編集者、カメラマンっていうのを思い知らされた気がした。
美しい島の内戦というテーマも考えさせられた。
きれいな観光地ってのは、きっとそれだけじゃないんだよね。
このタイトルの意味が最後にわかった。
感動しました。
(2005.11) -
出版社に勤める女性の響子。
最初に彼女のプロフィールが細かく紹介されるが,
それが後に続く非日常的状況と激しくギャップがあるような気がして
余計強く後半を際立たせる。 -
タイトルからは想像ができなかった内容。すっごく面白かった〜。キプロスなんて国まったく知らなかった。いまでもきっとこういう内紛のある世界がまだまだたくさんあるんだよね。。。
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この題名からこの内容はとても想像できなかった。面白いです。民族とは、幸せとは。
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壮大なスケールで描かれた作品。恋愛の中に歴史も盛り込んであるすごい作品。
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途中で展開が読めてしまいました…。純愛モノが好きな方はいいんじゃないでしょうか。
著者プロフィール
篠田節子の作品
